和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
ハロ/ハワユ
君の名前は?
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[シナモンの香り]
暖かい………。
トクトクと、誰かの鼓動と
微かに感じるシナモンの香りが
少しずつ眠っていた脳を目覚めさせようとしている。
まだ眠っていたいのに………。
鼻先に当たる温もりに顔を埋めようと手探りで抱きしめた。
「……………?」
不思議な感覚。
自分のベッドにしては柔らかいし、匂いが違う気がする。
まだ全く覚醒してくれない脳をゆっくり動かして、目を開ける。
やっぱり。
何か違いすぎる。
部屋は遮光カーテンで薄暗く、体に掛かってる毛布は自分の部屋の物じゃない。
なにより…………
目の前に
見覚えの無いタトゥーだらけの胸板がある。
(…………だれ……?)
たぶん、今自分は知らない人の腕に抱きしめられいてる状態。
顔を上げると、
やはりその人は見たことも無い人で。
少し長い髪が顔にかかってるけど、キレイな顔立ちの人。
(なんか、すごくキレイな人。
…………でも、タトゥーだらけだよね……?)
胸板も抱き締めてる腕も色んな柄のタトゥーが入っていて、一瞬にしてまともな人じゃないのはわかった。
「………んっ………」
私が動いたことにより、その人は少し反応してくれて、抱き締めていた片手で顔を擦っていた。
寝ぼけながらゆっくりと、その人は目を開けて。
ぼーっとしながらも私に視線を向けると、少しだけ顔が綻んだ。
「…………おはよ………。」
まるで何か大切な物を扱うように。
その人は私の頭を優しく撫でてくれる。
「あ………おはょぅございます………。」
挨拶をされれば、さすがに返してしまう。
でも………
誰かわからない。
「体………大丈夫?」
言葉を繋げないでいる私をよそに、その人は抱き締めてる片手で背中を撫でる。
「!?!?」
撫でられたのは、素肌。
びっくりして、自分の体を見れば。
服、着ていない。
下着すら…………。
「ひやぁっっっ!!」
状況が飲み込めず、恥ずかしくて思わず毛布に隠れる。
(なんで?
ここは、どこ!?
なんで私、服着てないの!?)
何もかもわからなかった。
昨日は、確か大きな企画の仕事を同期の男に取られて。
女というだけで区別されることが悔しくて。
だけど、それを文句として言えなくて。
知らないバーで呑んだ。
そこまでは覚えてる。
でも。
なぜ私は今裸で、全く知らない危なそうなタトゥーだらけの人も裸でベッドに眠っていたの?
色んなことが理解できない。
なのに。
横に寝てたこの人は、まったく構わずベッドサイドにあるマグカップを取って何か飲んでいる。
「とりあえず、落ち着いて?
これ、飲む?」
相手は全く慌てもせず、飲んでいたマグカップを向けてくる。
どうにかこの状況になった理由を考えたくて。
ゆっくりと毛布で体を包んでマグカップを受け取ると、中にはうっすら色のついたハーブティーのような物が入っていて、目覚めに感じたシナモンの香りはこれだった。
「とりあえず、話しよっか………?」
その人は、嬉しそうに。
ベッドに肘をついて、私を見上げていた………。
暖かい………。
トクトクと、誰かの鼓動と
微かに感じるシナモンの香りが
少しずつ眠っていた脳を目覚めさせようとしている。
まだ眠っていたいのに………。
鼻先に当たる温もりに顔を埋めようと手探りで抱きしめた。
「……………?」
不思議な感覚。
自分のベッドにしては柔らかいし、匂いが違う気がする。
まだ全く覚醒してくれない脳をゆっくり動かして、目を開ける。
やっぱり。
何か違いすぎる。
部屋は遮光カーテンで薄暗く、体に掛かってる毛布は自分の部屋の物じゃない。
なにより…………
目の前に
見覚えの無いタトゥーだらけの胸板がある。
(…………だれ……?)
たぶん、今自分は知らない人の腕に抱きしめられいてる状態。
顔を上げると、
やはりその人は見たことも無い人で。
少し長い髪が顔にかかってるけど、キレイな顔立ちの人。
(なんか、すごくキレイな人。
…………でも、タトゥーだらけだよね……?)
胸板も抱き締めてる腕も色んな柄のタトゥーが入っていて、一瞬にしてまともな人じゃないのはわかった。
「………んっ………」
私が動いたことにより、その人は少し反応してくれて、抱き締めていた片手で顔を擦っていた。
寝ぼけながらゆっくりと、その人は目を開けて。
ぼーっとしながらも私に視線を向けると、少しだけ顔が綻んだ。
「…………おはよ………。」
まるで何か大切な物を扱うように。
その人は私の頭を優しく撫でてくれる。
「あ………おはょぅございます………。」
挨拶をされれば、さすがに返してしまう。
でも………
誰かわからない。
「体………大丈夫?」
言葉を繋げないでいる私をよそに、その人は抱き締めてる片手で背中を撫でる。
「!?!?」
撫でられたのは、素肌。
びっくりして、自分の体を見れば。
服、着ていない。
下着すら…………。
「ひやぁっっっ!!」
状況が飲み込めず、恥ずかしくて思わず毛布に隠れる。
(なんで?
ここは、どこ!?
なんで私、服着てないの!?)
何もかもわからなかった。
昨日は、確か大きな企画の仕事を同期の男に取られて。
女というだけで区別されることが悔しくて。
だけど、それを文句として言えなくて。
知らないバーで呑んだ。
そこまでは覚えてる。
でも。
なぜ私は今裸で、全く知らない危なそうなタトゥーだらけの人も裸でベッドに眠っていたの?
色んなことが理解できない。
なのに。
横に寝てたこの人は、まったく構わずベッドサイドにあるマグカップを取って何か飲んでいる。
「とりあえず、落ち着いて?
これ、飲む?」
相手は全く慌てもせず、飲んでいたマグカップを向けてくる。
どうにかこの状況になった理由を考えたくて。
ゆっくりと毛布で体を包んでマグカップを受け取ると、中にはうっすら色のついたハーブティーのような物が入っていて、目覚めに感じたシナモンの香りはこれだった。
「とりあえず、話しよっか………?」
その人は、嬉しそうに。
ベッドに肘をついて、私を見上げていた………。