和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
ハロ/ハワユ
君の名前は?
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[束の間の別れ]
撮影は順調に進み、夕方には終わることができた。
(どうにか終わった………)
ホッとするのも束の間、着替えを終えて帰るメンバーさんを見送りに行く。
「浅葱さーん!!お疲れ様~♪」
真っ先に着替えを終えて私服で飛び出してきたゆう子さんに抱きつかれる。
「お疲れ様です!本日は、ありがとうございました♪」
少しだけ仲良くなれて、嬉しくなり、笑顔を向けると。
ぞろぞろと帰り支度を済ませたメンバーが出てきては挨拶してくれる。
「東京帰ったら連絡するからご飯行こうね!!」
そうですね♪
と、話してると、「お疲れ~」と、手を上げて帰っていくメンバーの中には、眞の姿もあり。
一瞬目があって笑ってくれたけど、そのまま帰っていく。
メンバーはけっこう立ち止まってくれたのに、眞は忙しいのかな。
残念だけど、しかたない。
見送りを終えて、スタッフさんにも挨拶をすると、やっとスタジオから出られた。
タクシーを止めて行き先を告げるとゆっくりと発進する車。
少しだけため息をついて、ポケットから携帯を取り出す。
新幹線の最終を確認したかったのもあるけど。
そういえば、1日確認してなかった。
仕事に関しては急ぎはないから電話がかかってくることはないと思うし、そこまで気にしていなかった。
画面を見ると、『新着メッセージ有り』の表示。
(後輩かなぁ?)
シートに身を委ねてメッセージを開いて、思わず目を見開いた。
送り主は、眞。
『………浅葱に、触れたい………』
ただ、それだけ。
時間を見れば、たぶんスタジオで会った後くらいだけど。
どんな気持ちでこのメッセージを送ったのかはわからないけど。
考えてみれば、今日1日でけっこう触れられていた気がする。
そう考えると。
嬉しく思う反面、
このメッセージにもっと早く気付いていたら、少しは話せる時間があったのかもしれなくて。
タイミングの悪い自分を呪いたくなる。
「…………はぁ………」
会いたかった。
話したかった。
気持ちが聞きたかったのに…………
『少しで良いから、話したかった………』
そっと、自分の本音を込めたメッセージを送り、画面を消す。
きっと忙しい眞はすぐには見ないだろう。
携帯を握りしめたまま、外を流れる景色を眺める。
あんなに近くに居たのに。
(もう、きっと会えないだろうな………)
同じ東京に居たって会えないのに、会えるわけがない。
タクシーが、指定された料亭に到着して、支払いを済ませ、中に入ろうとした時。
携帯がメッセージの受信を知らせた。
何だろうと思い確認すると、それはまた眞で。
『また、すぐに会えるよ。』
メッセージの言葉に驚いた。
すぐとは言っても。
仕事なんて、あったっけな?
そんなことを思いながら、仲居さんに案内されて部長達の居る部屋に向かう。
あぁ、まだ足は痛いのに。
これから部長の小言に笑顔で対応しなくちゃいけない。
あと、何時間かな………。
早く帰りたい。
「失礼します、お連れ様がお見えです。」
色んな嫌なことを振り払いながら、笑顔を作り、襖が開けられると。
そこには、部長達と、今回の企業のお偉い方。
そして。
眞が、談笑していた…………。
撮影は順調に進み、夕方には終わることができた。
(どうにか終わった………)
ホッとするのも束の間、着替えを終えて帰るメンバーさんを見送りに行く。
「浅葱さーん!!お疲れ様~♪」
真っ先に着替えを終えて私服で飛び出してきたゆう子さんに抱きつかれる。
「お疲れ様です!本日は、ありがとうございました♪」
少しだけ仲良くなれて、嬉しくなり、笑顔を向けると。
ぞろぞろと帰り支度を済ませたメンバーが出てきては挨拶してくれる。
「東京帰ったら連絡するからご飯行こうね!!」
そうですね♪
と、話してると、「お疲れ~」と、手を上げて帰っていくメンバーの中には、眞の姿もあり。
一瞬目があって笑ってくれたけど、そのまま帰っていく。
メンバーはけっこう立ち止まってくれたのに、眞は忙しいのかな。
残念だけど、しかたない。
見送りを終えて、スタッフさんにも挨拶をすると、やっとスタジオから出られた。
タクシーを止めて行き先を告げるとゆっくりと発進する車。
少しだけため息をついて、ポケットから携帯を取り出す。
新幹線の最終を確認したかったのもあるけど。
そういえば、1日確認してなかった。
仕事に関しては急ぎはないから電話がかかってくることはないと思うし、そこまで気にしていなかった。
画面を見ると、『新着メッセージ有り』の表示。
(後輩かなぁ?)
シートに身を委ねてメッセージを開いて、思わず目を見開いた。
送り主は、眞。
『………浅葱に、触れたい………』
ただ、それだけ。
時間を見れば、たぶんスタジオで会った後くらいだけど。
どんな気持ちでこのメッセージを送ったのかはわからないけど。
考えてみれば、今日1日でけっこう触れられていた気がする。
そう考えると。
嬉しく思う反面、
このメッセージにもっと早く気付いていたら、少しは話せる時間があったのかもしれなくて。
タイミングの悪い自分を呪いたくなる。
「…………はぁ………」
会いたかった。
話したかった。
気持ちが聞きたかったのに…………
『少しで良いから、話したかった………』
そっと、自分の本音を込めたメッセージを送り、画面を消す。
きっと忙しい眞はすぐには見ないだろう。
携帯を握りしめたまま、外を流れる景色を眺める。
あんなに近くに居たのに。
(もう、きっと会えないだろうな………)
同じ東京に居たって会えないのに、会えるわけがない。
タクシーが、指定された料亭に到着して、支払いを済ませ、中に入ろうとした時。
携帯がメッセージの受信を知らせた。
何だろうと思い確認すると、それはまた眞で。
『また、すぐに会えるよ。』
メッセージの言葉に驚いた。
すぐとは言っても。
仕事なんて、あったっけな?
そんなことを思いながら、仲居さんに案内されて部長達の居る部屋に向かう。
あぁ、まだ足は痛いのに。
これから部長の小言に笑顔で対応しなくちゃいけない。
あと、何時間かな………。
早く帰りたい。
「失礼します、お連れ様がお見えです。」
色んな嫌なことを振り払いながら、笑顔を作り、襖が開けられると。
そこには、部長達と、今回の企業のお偉い方。
そして。
眞が、談笑していた…………。