和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
Strong Fate
君の名前は?
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【忍び寄る言霊(貴方様side)】
「どうせ休みなら、一緒に行けたら良かったのに。午後、待ってるから。」
今日は、仕事がお休みだった。
眞はライブに向けてリハーサルがあったから朝から出かけるけど、午後、衣装の打ち合わせで有伽さんが会場に来ることになっていて、私が今回参加した話を聞いて「会ってみたい!」と言われていた。
私自身、あの手紙を見つけた後は極力和楽器バンドに関わらないようにしてたけど、どうしてもゆう子さん達においでって言われると断りにくい。
今回も断りたかったけど、有伽さんに会いたい気持ちもあったし。
でも、現場で動き回りたくないから、用事を理由に有伽さんが来る午後に行くことにした。
「ごめんね。
今日中に報告書作りたかったし。
終わったらちゃんと行くから、眞も気をつけてね♪」
諦めてくれたのか、キスをくれると
「行ってきます♪」
と、手を振って出掛けていった。
玄関が閉まるのを見届けると、鍵を閉めてため息をつく。
誰がバックに入れたかすらわからない手紙が怖くて。
でも、捨てられずにバックに入ったままになってる。
(考えると、どんどんマイナスなことしか浮かばないから、やめよ!)
「よし、とりあえずお仕事片付けちゃお♪」
考えても良いことなんてないから。
今は極力控えめに行動して、目立たないように。
コーヒーを一口飲んで、ニュースを見ながらパソコンを立ち上げた。
どうにか報告書を作り終えて、掃除と洗濯をすると、すでに時計はお昼近くを指していた。
(あ、そろそろ向かわなきゃ。)
バックに携帯を入れると鏡で変なところがないか確認して玄関に向かう。
シューズボックスから低めのヒールを出した時、玄関のドアの下に何か挟まってるのに気付いた。
「…………うそ………」
それは、明らかに。
あの日見たのと同じ、白い封筒。
眞が出掛けた時は無かった。
私しか居ないのを狙って置いていったんだ………。
恐怖はあった。
でも、見ないわけにもいかず、震える手で封筒を掴むと、ドアの下から取り出す。
見たくない………。
少しだけ悩んだけど。
諦めて封を開けた。
そこには。
新聞の文字を切り取ったものが貼られてる。
【コレ以上町屋ノ横二居ルナラタダデ済ムト思ウナヨ
誰カ二相談シテモ無駄
町屋二話セバ町屋ガ血ヲミル】
前回以上の手紙にまた手が震える。
(眞に話したら血を見るって………。
眞を傷つけようとしてるの………?)
考えれば考える程怖くなり、そっと手紙を閉じる。
ふと見れば、封筒の中からもう一つ紙が見えた。
取り出して見て唖然とした。
それは
白い桔梗の押し花が血まみれになっていた。
「なんでコレが………」
よく見れば、それは私が眞にあげた物ではなかったし、血も血糊だったけど。
私が眞にあげた物までわかってる事が恐怖で。
封筒を置いて顔を覆った。
これは眞に言えない………。
言ったら眞が危険になる。
でも、どうしたらいい………?
このままにしておくこともできない。
震える手を押さえ考えてると、不意に携帯が鳴った。
着信画面は、【眞】と表示してる。
深呼吸をして通話ボタンを押して耳に当てる。
「………はい。」
「あ、浅葱?まだ家?」
何だろうと思い、時計を見るとまだ出かけるには少し早い。
「うん、これから家出るとこだよ?
どうしたの?」
電話をしながら、封筒をまとめてバックの底にしまう。
「良かった。
ゆう子がちょっとやりたいことあるから龍笛持ってきてって言ってたよ?」
「そ、そっか!大丈夫、バックにいつも入れてるから!!
近くなったらまた連絡するね?」
じゃあ、といってすぐに通話を終了させる。
震える声に気づかれたくなかったから。
家まで知ってるからには、何があってもおかしくない。
怖いけど。
和楽器バンドに迷惑かけたくない。
「よし!」
気合いを入れると立ち上がり部屋を出た。
今日だけ。
今日だけ行ったらしばらくは仕事を忙しいことを理由になるべく眞の仕事場には顔出さない。
そう決めると、部屋を出て鍵を閉めた。
「どうせ休みなら、一緒に行けたら良かったのに。午後、待ってるから。」
今日は、仕事がお休みだった。
眞はライブに向けてリハーサルがあったから朝から出かけるけど、午後、衣装の打ち合わせで有伽さんが会場に来ることになっていて、私が今回参加した話を聞いて「会ってみたい!」と言われていた。
私自身、あの手紙を見つけた後は極力和楽器バンドに関わらないようにしてたけど、どうしてもゆう子さん達においでって言われると断りにくい。
今回も断りたかったけど、有伽さんに会いたい気持ちもあったし。
でも、現場で動き回りたくないから、用事を理由に有伽さんが来る午後に行くことにした。
「ごめんね。
今日中に報告書作りたかったし。
終わったらちゃんと行くから、眞も気をつけてね♪」
諦めてくれたのか、キスをくれると
「行ってきます♪」
と、手を振って出掛けていった。
玄関が閉まるのを見届けると、鍵を閉めてため息をつく。
誰がバックに入れたかすらわからない手紙が怖くて。
でも、捨てられずにバックに入ったままになってる。
(考えると、どんどんマイナスなことしか浮かばないから、やめよ!)
「よし、とりあえずお仕事片付けちゃお♪」
考えても良いことなんてないから。
今は極力控えめに行動して、目立たないように。
コーヒーを一口飲んで、ニュースを見ながらパソコンを立ち上げた。
どうにか報告書を作り終えて、掃除と洗濯をすると、すでに時計はお昼近くを指していた。
(あ、そろそろ向かわなきゃ。)
バックに携帯を入れると鏡で変なところがないか確認して玄関に向かう。
シューズボックスから低めのヒールを出した時、玄関のドアの下に何か挟まってるのに気付いた。
「…………うそ………」
それは、明らかに。
あの日見たのと同じ、白い封筒。
眞が出掛けた時は無かった。
私しか居ないのを狙って置いていったんだ………。
恐怖はあった。
でも、見ないわけにもいかず、震える手で封筒を掴むと、ドアの下から取り出す。
見たくない………。
少しだけ悩んだけど。
諦めて封を開けた。
そこには。
新聞の文字を切り取ったものが貼られてる。
【コレ以上町屋ノ横二居ルナラタダデ済ムト思ウナヨ
誰カ二相談シテモ無駄
町屋二話セバ町屋ガ血ヲミル】
前回以上の手紙にまた手が震える。
(眞に話したら血を見るって………。
眞を傷つけようとしてるの………?)
考えれば考える程怖くなり、そっと手紙を閉じる。
ふと見れば、封筒の中からもう一つ紙が見えた。
取り出して見て唖然とした。
それは
白い桔梗の押し花が血まみれになっていた。
「なんでコレが………」
よく見れば、それは私が眞にあげた物ではなかったし、血も血糊だったけど。
私が眞にあげた物までわかってる事が恐怖で。
封筒を置いて顔を覆った。
これは眞に言えない………。
言ったら眞が危険になる。
でも、どうしたらいい………?
このままにしておくこともできない。
震える手を押さえ考えてると、不意に携帯が鳴った。
着信画面は、【眞】と表示してる。
深呼吸をして通話ボタンを押して耳に当てる。
「………はい。」
「あ、浅葱?まだ家?」
何だろうと思い、時計を見るとまだ出かけるには少し早い。
「うん、これから家出るとこだよ?
どうしたの?」
電話をしながら、封筒をまとめてバックの底にしまう。
「良かった。
ゆう子がちょっとやりたいことあるから龍笛持ってきてって言ってたよ?」
「そ、そっか!大丈夫、バックにいつも入れてるから!!
近くなったらまた連絡するね?」
じゃあ、といってすぐに通話を終了させる。
震える声に気づかれたくなかったから。
家まで知ってるからには、何があってもおかしくない。
怖いけど。
和楽器バンドに迷惑かけたくない。
「よし!」
気合いを入れると立ち上がり部屋を出た。
今日だけ。
今日だけ行ったらしばらくは仕事を忙しいことを理由になるべく眞の仕事場には顔出さない。
そう決めると、部屋を出て鍵を閉めた。