和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
Strong Fate
君の名前は?
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【破滅の渦(貴方様side)】
残されたメンバーは控え室に戻ることになった。
「浅葱ちゃん、行こう?」
パニックになってるゆう子さん達はいぶくろさんが連れていってくれて、黒流さんが声をかけてくれる。
「すみません……。ステージに龍笛置いてきちゃって。取りに行ってから戻ります。」
そう言って歩きだすと、そっと後ろからついてきてくれた。
さっきまであんなに楽しかったステージが、今は騒然としてる。
ステージの端に置いてある龍笛を拾い、ふと、神永さんか落ちた辺りに目を向けると、何か光る物があった。
「………?」
なんだろうと思い、近寄ると、それは液体みたいな物で。
「なんだこれ………」
一緒に来てくれた黒流さんも気付いた。
黒流さんが触ると、そっと液体の匂いを嗅いだ。
「黒流さん、それ、何ですか………?」
聞くのが怖かった。
もしかしてとは思ってたけど。
また何か起こってしまったと思った。
「わからないけど、たぶん何かのオイルかな………?」
ヌルヌルする、と言って、スタッフさんを呼んできた。
「悪いんだけど、これ、何か調べて。」
スタッフさんに指示をすると、そっと私の所に戻ってきた。
「浅葱ちゃん、戻ろう。」
そっと、背中を支えられてステージを後にした。
もう、私の中には不安しか無かった。
控え室に戻ると、私は奥の部屋で休んでて良いと言われて通された。
眞から何か連絡あるかもしれないから携帯を取り出そうとバックに手を入れて固まった。
また、白い封筒…………
「……イヤッ!!」
予想していたとうり。
また封筒が入ってた。
もう見るのも怖くてバックを手放し、両手で顔を覆うと、隣の部屋に居た黒流さんがノックをして入ってきた。
「浅葱ちゃん、どうした!?」
黒流さんは、ガタガタと震えながら両手で顔を覆う姿を見て、慌てて入ってきた。
「…………ごめんなさい。ごめんなさい。」
ボロボロと涙がこぼれ、体の震えが止まらない。
(私のせいだ………。)
「ごめんなさい!私のせいなんです…………。」
溢れる涙が止められず、ずっと謝り続けてると、そっと黒流さんが抱き締めてくれる。
「…………!?」
突然の出来事に驚くと、少しだけため息をついた。
「まっちじゃなくてごめんね………。とりあえず、落ち着いて…………。」
そう言うと、背中をゆっくりと撫でてくれて、震えが止まるのを待ってくれた。
どれくらいの時間がたっただろう。
少しだけ落ち着いて、黒流さんから体を離した。
「すみません、もう、大丈夫です……。」
涙を拭いて、渡された水を一口飲むと、黒流さんは、座った私の視線に高さを合わせて話始める。
「浅葱ちゃん、何か知ってるの?ごめんなさいって、何?」
あれだけ取り乱して、もう隠すのも、ごまかすのも無理だろう。
私は、そっとバックの中から封筒を出した。
「最近、これが届くようになって………。」
見たくないけど。
3個目の手紙も封をあけて見た。
【モウ手遅レ
オ前の周リノ幸セヲ壊シテアゲル】
黒流さんは、一つ一つ手紙を読んで、ため息をついた。
「これ、まっちに言ったの………?」
私は震える両手を握りしめ、フルフルと首を振った。
「そりゃそうか。」
「すみません、私のせいで………。」
また思い出して涙が出てくる。
私が居なかったら、こんなことにならなかったのに…………。
黒流さんは少しだけ考え込むとうつ向く私の頭を撫でた。
「浅葱ちゃんが何かしたわけじゃないだろ?浅葱ちゃんのせいではないよ。」
「でも………。」
「これが事故じゃないってことはわかった。よく、一人で頑張ったな。」
よしよし、と撫でられ、また涙が止まらなくなる。
「眞には…………言わないでください。これ知ったらきっと怒る………。ツアー近いから、心配かけたくないんです。私が皆さんに近寄らなければ、危害は加えられないと思うので………」
一生懸命、止まらない涙で話すと、黒流さんはまたため息をついた。
「…………わかった。そのかわり、何かあったらすぐ話して。」
この手紙は預かっておくから。と言ってくれた。
「はい………。すみません…………。」
まだ止まらない涙にタオルで顔を押さえてると、優しく大きな手で頭をゆっくり撫でてくれる。
しばらくして、部屋の外が騒がしくなり、部屋がノックされた。
「黒さん、入るよ?」
声の主は眞で。
ドアを開けると、涙する私を撫でる黒流さんを見て驚いた。
「浅葱!どうした?」
慌てて入ってくる眞を見て、黒流さんは手を離した。
「ちょっとパニックになっちゃって、なだめてたよ。」
黒流さんが上手く言い訳してくれるから、助かった。
「ごめんな、大さんは捻挫しただけだから大丈夫だから。帰ろ?」
詳しいことはマネージャーから聞いて、と、黒流さんに言うと、私の肩を抱いて歩き出した。
「あ、黒流さん、ありがとうございました。」
慌ててペコリと挨拶すると笑って手を振ってくれた。
駐車場で眞の車に乗り込むと、シートを倒して強く抱き締められる。
「落ち着いた………?」
泣きすぎて目が赤くなってしまったことを心配しながら、瞼にキスを落としてくれる。
「………うん。神永さんが捻挫だけでよかった………。」
抱き締めてくれる腕をそっと掴むと、辿るように手を繋いでくれて。
眞の暖かさにホッとする。
「最近スタッフもメンバーも怪我増えてきたから、気を付けなきゃな。」
そう言って、そっとシートを戻してくれた。
「帰ってゆっくりしよ。」
車は走り出し、眞はそっと手を繋いだままでいてくれる。
ずっとこのまま居れたらいいのに………。
【炎ノ周リヲ羽バタク羽虫ハ己ガ身ヲ焼キツクス
邪魔ナ羽虫ハ排除シナキャ………。】
残されたメンバーは控え室に戻ることになった。
「浅葱ちゃん、行こう?」
パニックになってるゆう子さん達はいぶくろさんが連れていってくれて、黒流さんが声をかけてくれる。
「すみません……。ステージに龍笛置いてきちゃって。取りに行ってから戻ります。」
そう言って歩きだすと、そっと後ろからついてきてくれた。
さっきまであんなに楽しかったステージが、今は騒然としてる。
ステージの端に置いてある龍笛を拾い、ふと、神永さんか落ちた辺りに目を向けると、何か光る物があった。
「………?」
なんだろうと思い、近寄ると、それは液体みたいな物で。
「なんだこれ………」
一緒に来てくれた黒流さんも気付いた。
黒流さんが触ると、そっと液体の匂いを嗅いだ。
「黒流さん、それ、何ですか………?」
聞くのが怖かった。
もしかしてとは思ってたけど。
また何か起こってしまったと思った。
「わからないけど、たぶん何かのオイルかな………?」
ヌルヌルする、と言って、スタッフさんを呼んできた。
「悪いんだけど、これ、何か調べて。」
スタッフさんに指示をすると、そっと私の所に戻ってきた。
「浅葱ちゃん、戻ろう。」
そっと、背中を支えられてステージを後にした。
もう、私の中には不安しか無かった。
控え室に戻ると、私は奥の部屋で休んでて良いと言われて通された。
眞から何か連絡あるかもしれないから携帯を取り出そうとバックに手を入れて固まった。
また、白い封筒…………
「……イヤッ!!」
予想していたとうり。
また封筒が入ってた。
もう見るのも怖くてバックを手放し、両手で顔を覆うと、隣の部屋に居た黒流さんがノックをして入ってきた。
「浅葱ちゃん、どうした!?」
黒流さんは、ガタガタと震えながら両手で顔を覆う姿を見て、慌てて入ってきた。
「…………ごめんなさい。ごめんなさい。」
ボロボロと涙がこぼれ、体の震えが止まらない。
(私のせいだ………。)
「ごめんなさい!私のせいなんです…………。」
溢れる涙が止められず、ずっと謝り続けてると、そっと黒流さんが抱き締めてくれる。
「…………!?」
突然の出来事に驚くと、少しだけため息をついた。
「まっちじゃなくてごめんね………。とりあえず、落ち着いて…………。」
そう言うと、背中をゆっくりと撫でてくれて、震えが止まるのを待ってくれた。
どれくらいの時間がたっただろう。
少しだけ落ち着いて、黒流さんから体を離した。
「すみません、もう、大丈夫です……。」
涙を拭いて、渡された水を一口飲むと、黒流さんは、座った私の視線に高さを合わせて話始める。
「浅葱ちゃん、何か知ってるの?ごめんなさいって、何?」
あれだけ取り乱して、もう隠すのも、ごまかすのも無理だろう。
私は、そっとバックの中から封筒を出した。
「最近、これが届くようになって………。」
見たくないけど。
3個目の手紙も封をあけて見た。
【モウ手遅レ
オ前の周リノ幸セヲ壊シテアゲル】
黒流さんは、一つ一つ手紙を読んで、ため息をついた。
「これ、まっちに言ったの………?」
私は震える両手を握りしめ、フルフルと首を振った。
「そりゃそうか。」
「すみません、私のせいで………。」
また思い出して涙が出てくる。
私が居なかったら、こんなことにならなかったのに…………。
黒流さんは少しだけ考え込むとうつ向く私の頭を撫でた。
「浅葱ちゃんが何かしたわけじゃないだろ?浅葱ちゃんのせいではないよ。」
「でも………。」
「これが事故じゃないってことはわかった。よく、一人で頑張ったな。」
よしよし、と撫でられ、また涙が止まらなくなる。
「眞には…………言わないでください。これ知ったらきっと怒る………。ツアー近いから、心配かけたくないんです。私が皆さんに近寄らなければ、危害は加えられないと思うので………」
一生懸命、止まらない涙で話すと、黒流さんはまたため息をついた。
「…………わかった。そのかわり、何かあったらすぐ話して。」
この手紙は預かっておくから。と言ってくれた。
「はい………。すみません…………。」
まだ止まらない涙にタオルで顔を押さえてると、優しく大きな手で頭をゆっくり撫でてくれる。
しばらくして、部屋の外が騒がしくなり、部屋がノックされた。
「黒さん、入るよ?」
声の主は眞で。
ドアを開けると、涙する私を撫でる黒流さんを見て驚いた。
「浅葱!どうした?」
慌てて入ってくる眞を見て、黒流さんは手を離した。
「ちょっとパニックになっちゃって、なだめてたよ。」
黒流さんが上手く言い訳してくれるから、助かった。
「ごめんな、大さんは捻挫しただけだから大丈夫だから。帰ろ?」
詳しいことはマネージャーから聞いて、と、黒流さんに言うと、私の肩を抱いて歩き出した。
「あ、黒流さん、ありがとうございました。」
慌ててペコリと挨拶すると笑って手を振ってくれた。
駐車場で眞の車に乗り込むと、シートを倒して強く抱き締められる。
「落ち着いた………?」
泣きすぎて目が赤くなってしまったことを心配しながら、瞼にキスを落としてくれる。
「………うん。神永さんが捻挫だけでよかった………。」
抱き締めてくれる腕をそっと掴むと、辿るように手を繋いでくれて。
眞の暖かさにホッとする。
「最近スタッフもメンバーも怪我増えてきたから、気を付けなきゃな。」
そう言って、そっとシートを戻してくれた。
「帰ってゆっくりしよ。」
車は走り出し、眞はそっと手を繋いだままでいてくれる。
ずっとこのまま居れたらいいのに………。
【炎ノ周リヲ羽バタク羽虫ハ己ガ身ヲ焼キツクス
邪魔ナ羽虫ハ排除シナキャ………。】