和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
短編集(細雪続編)
君の名前は?
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それから一晩寝ても、熱は下がらず。
昼間に病院にも行ったけど、原因はわからずで。
知恵熱か、疲労だろうと言うことで、しばらく家でゆっくりすることになった。
会議とか、打ち合わせとか、家で出来ることをメインでやり、ラジオのゲストなどは極力避けてもらうことにした。
「………。」
どれくらい眠っただろう?
まだ、外は明るくないから、たぶん夜中かな?
いつもとちがう、薄明かりが気になって周りを見渡すと、ベッドの横でパソコンを叩く浅葱の姿が見えた。
アメリカから戻った浅葱は、病理ケアの勉強を沢山して、最近資格を取った。
まだ始めたばかりだけど、たまに報告書などを家でやることもある。
子犬のように楽しそうに笑う浅葱も可愛いくていいけど、パソコンとにらめっこしてる浅葱は、またキレイで。
ぼんやりした頭で見つめてしまう。
しばらく見ていると、不意に浅葱はベッドサイドにある洗面器に浸してあるタオルを絞ると、オレと目が合った。
「………っびっくりした~!!起きてたの?」
起きてると思ってないだろうからね。
布団から顔だけ出してじっと見られてたら驚くだろうと思い、少しだけ面白かった。
「今、少しだけ目が覚めたとこ。
浅葱は、仕事してたの?」
体を起こして水をもらうと、浅葱はクローゼットから新しいTシャツを持ってきてくれる。
「少しだけね。
体、拭くから脱げる?」
ちょうど着替えたかったからありがたい。
Tシャツを脱ぐと、首からゆっくり背中に向けて拭いてくれる。
少しくすぐったいけど、気持ちいい。
「仕事、忙しいのに休んで大丈夫なの?」
俺が体調を崩してから、浅葱は看病の為に休みを取ってる。
熱が出たときも、マネージャーに連絡して仕事を調整してくれたのは浅葱で。
本人より仕事にしっかりしていて、思わず色々任せてしまうけど、浅葱も仕事があるはず。
「大丈夫だよ?
報告書は作ってメールでやり取りしてるし、簡単な仕事は家でもできるしね♪
それに、眞、私が家に居なかったらお仕事しちゃうでしょ(笑)?」
確かに。
浅葱が居なかったらきっとスタジオにこもって作曲したりすると思う。
それを考えると、やっぱり浅葱には、助けられてる。
背中を拭き終えて、前を拭いてくれようとした。
ちょっとだけイタズラがしたくて。
一生懸命体を拭いてくれる浅葱を抱えて寝転んだ。
「わっ……!!もー!体拭けないよ~!」
抱えた腕から逃げ出そうとしたけど、そんなことさせない。
「帰ってきてからずっと触ってないから、いい加減限界………。」
首筋やタオルを持ってる浅葱の手にゆっくりとキスをした。
ずっと、触りたかったし、俺にも触れてほしかった。
「………んっ………こらっ、………」
「俺にも触って………?」
甘えるようにゆっくりと、唇を重ねるけど、口では怒るのに、あまり抵抗はしない。
しばらくは求めるままにキスしてたけど、浅葱のパジャマのボタンに手をかけた瞬間、手を止められた。
「………浅葱?」
長いキスに虚ろな瞳だったけど、浅葱はそれ以上を許してはくれない。
「いつまでも裸でいたら、また熱上がっちゃうから。ダメ。」
無理矢理でもこのまま進めても良かったんだけど、確かに体がダルいのはあって。
本当にこの熱を恨みたくなる。
Tシャツを着せてもらうと、またおとなしく布団に戻される。
浅葱はタオルと脱いだ物を片付けてまたパソコンに向かう。
「浅葱、触りたい………。」
ぽそっと、呟くと、浅葱は振り返って微かに笑った。
「熱があるときの眞は可愛いね。」
そう言うと、パソコンを閉じて布団に潜ってきた。
頭を胸に抱えてまるで包み込むみたいに抱き締めてくれる。
【初めて浅葱に拾われた日もこの体勢で眠ってたっけ………。】
柔らかくて、暖かくて。
何もしていないのに、心が満たされていく。
「きっと、神様が頑張りすぎな眞を休ませようとしてるのかな?
熱で弱ってる時の眞も好きだけど、元気な時の眞も好きだから、早く良くなると良いね。」
そう言うと、手を繋いで頬にキスをくれる。
まだ熱に浮かされてるけど、それでも横に君の温度を感じられるなら、辛さも少しだけ軽くなる。
明日、目が覚めたときに少しでも熱が下がりますように。
明日こそ、君を沢山抱き締めたいから…………。
昼間に病院にも行ったけど、原因はわからずで。
知恵熱か、疲労だろうと言うことで、しばらく家でゆっくりすることになった。
会議とか、打ち合わせとか、家で出来ることをメインでやり、ラジオのゲストなどは極力避けてもらうことにした。
「………。」
どれくらい眠っただろう?
まだ、外は明るくないから、たぶん夜中かな?
いつもとちがう、薄明かりが気になって周りを見渡すと、ベッドの横でパソコンを叩く浅葱の姿が見えた。
アメリカから戻った浅葱は、病理ケアの勉強を沢山して、最近資格を取った。
まだ始めたばかりだけど、たまに報告書などを家でやることもある。
子犬のように楽しそうに笑う浅葱も可愛いくていいけど、パソコンとにらめっこしてる浅葱は、またキレイで。
ぼんやりした頭で見つめてしまう。
しばらく見ていると、不意に浅葱はベッドサイドにある洗面器に浸してあるタオルを絞ると、オレと目が合った。
「………っびっくりした~!!起きてたの?」
起きてると思ってないだろうからね。
布団から顔だけ出してじっと見られてたら驚くだろうと思い、少しだけ面白かった。
「今、少しだけ目が覚めたとこ。
浅葱は、仕事してたの?」
体を起こして水をもらうと、浅葱はクローゼットから新しいTシャツを持ってきてくれる。
「少しだけね。
体、拭くから脱げる?」
ちょうど着替えたかったからありがたい。
Tシャツを脱ぐと、首からゆっくり背中に向けて拭いてくれる。
少しくすぐったいけど、気持ちいい。
「仕事、忙しいのに休んで大丈夫なの?」
俺が体調を崩してから、浅葱は看病の為に休みを取ってる。
熱が出たときも、マネージャーに連絡して仕事を調整してくれたのは浅葱で。
本人より仕事にしっかりしていて、思わず色々任せてしまうけど、浅葱も仕事があるはず。
「大丈夫だよ?
報告書は作ってメールでやり取りしてるし、簡単な仕事は家でもできるしね♪
それに、眞、私が家に居なかったらお仕事しちゃうでしょ(笑)?」
確かに。
浅葱が居なかったらきっとスタジオにこもって作曲したりすると思う。
それを考えると、やっぱり浅葱には、助けられてる。
背中を拭き終えて、前を拭いてくれようとした。
ちょっとだけイタズラがしたくて。
一生懸命体を拭いてくれる浅葱を抱えて寝転んだ。
「わっ……!!もー!体拭けないよ~!」
抱えた腕から逃げ出そうとしたけど、そんなことさせない。
「帰ってきてからずっと触ってないから、いい加減限界………。」
首筋やタオルを持ってる浅葱の手にゆっくりとキスをした。
ずっと、触りたかったし、俺にも触れてほしかった。
「………んっ………こらっ、………」
「俺にも触って………?」
甘えるようにゆっくりと、唇を重ねるけど、口では怒るのに、あまり抵抗はしない。
しばらくは求めるままにキスしてたけど、浅葱のパジャマのボタンに手をかけた瞬間、手を止められた。
「………浅葱?」
長いキスに虚ろな瞳だったけど、浅葱はそれ以上を許してはくれない。
「いつまでも裸でいたら、また熱上がっちゃうから。ダメ。」
無理矢理でもこのまま進めても良かったんだけど、確かに体がダルいのはあって。
本当にこの熱を恨みたくなる。
Tシャツを着せてもらうと、またおとなしく布団に戻される。
浅葱はタオルと脱いだ物を片付けてまたパソコンに向かう。
「浅葱、触りたい………。」
ぽそっと、呟くと、浅葱は振り返って微かに笑った。
「熱があるときの眞は可愛いね。」
そう言うと、パソコンを閉じて布団に潜ってきた。
頭を胸に抱えてまるで包み込むみたいに抱き締めてくれる。
【初めて浅葱に拾われた日もこの体勢で眠ってたっけ………。】
柔らかくて、暖かくて。
何もしていないのに、心が満たされていく。
「きっと、神様が頑張りすぎな眞を休ませようとしてるのかな?
熱で弱ってる時の眞も好きだけど、元気な時の眞も好きだから、早く良くなると良いね。」
そう言うと、手を繋いで頬にキスをくれる。
まだ熱に浮かされてるけど、それでも横に君の温度を感じられるなら、辛さも少しだけ軽くなる。
明日、目が覚めたときに少しでも熱が下がりますように。
明日こそ、君を沢山抱き締めたいから…………。