和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
死にたがりの君に捧ぐ華
君の名前は?
お前、名は?
夢主は刀剣女士となります。
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それからというもの。
自分は刀剣として牢ではない部屋を与えてもらった。
でも、一番日当たりの悪い部屋を頂いた。
主はずいぶんと気にしていたが、そもそも日の光が苦手なこともあり、そこで構わないと告げていた。
そして、手には相変わらずの手枷。
両手が使えるように鎖で両手が繋がれた手枷。
主は嫌がったが、自分はこうしていることに少しの安心感が得られるから。
周りの刀剣達には良く思わない者もいる。
だから、なるべく部屋から動かずいることにした。
「紅蓮丸、入るぜよ。」
皆の部屋より離れたこの部屋に近付く者はほぼ居ない。
食事、もしくは主が呼んでいるときだけ。
「はい………。」
読書をしていた本を閉じ、開いた襖に顔を向けると、そこには睦奥守が覗き込んでいた。
「忙しくしてたがやか?」
相変わらずの少し大きめの声。
睦奥守は唯一自分を明らかに嫌っていないのがわかる人の一人だった。
「いえ、ただ、文字を追っていただけですから。」
そう。
読書といっても人の歴史を書いた書物。
刀剣である自分にはあまり関係ない。
「そうか!さっき、主から命での、お主と内番をしてくれって言われたがよ!」
内番なんてしたことない。
少し驚いていると睦奥守は豪快に笑った。
「なぁに、難しい事じゃなか!
今、夕げの仕度で燭台切が台所にいるき、畑の野菜を収穫して運ぶだけじゃ!」
「そうか。主の命なら。」
そう言うと、肩に掛けてあった羽織を軽く畳み置くと立ち上り睦奥守に付き外に出た。
まだ夏にはならぬものの、日差しは強く少し顔をしかめた。
「おんしゃは外に出んからの、たまには内番でもして外にでたほうがよか!」
子供のように元気いっぱいな睦奥に気後れしながらも、畑に着くと野菜がたくさん実っていた。
「………!!」
呆気に取られていると、睦奥がザルを渡してきた。
「これに、胡瓜と枝豆を取ってくれ!」
「取れと言われても………。」
そもそも野菜など収穫したことはない。
何が取って良いものかすらわからない。
「なに?おんしゃは野菜取ったことなかがか?」
戸惑う自分に、睦奥もポカンとした。
そりゃそうだろう。
大体の刀剣は内番なんて慣れている。
「そうじゃのう………自分で見て食べたいと思うものを取ったらええがじゃ!わかるか?」
「すまぬ、まったく。」
何を見ても美味しそうとか、食べたいと言う欲求はない。
「仕方ないの~……」
「あ、睦奥守さん、今日は畑番ですか?
紅蓮丸さんも!」
突然の声にびっくりして振り返ると、そこには子虎を連れて麦わら帽子を被る五虎退が立っていた。
「おーおー、五虎退じゃなかか!今日は水汲みじゃなかったがやか?」
「はい、先ほど終えたので畑番を手伝ってと言われました!」
自分に気が付いた虎がトテトテと走って近づいてくる。
足元にすり寄られ、そっと頭を撫でると嬉しそうにお腹を見せて転がる。
「なら、ちょうどいい!五虎退、悪いんじゃが、紅蓮丸に良い野菜の見分け方教えてくれんがか?
ワシはあっちで大根とゴボウを取ってくるき!」
「はい、わかりました!紅蓮丸さん、こっちですよ♪」
五虎退は嬉しそうに虎を連れて歩き出したので着いていくことにした 。
自分は刀剣として牢ではない部屋を与えてもらった。
でも、一番日当たりの悪い部屋を頂いた。
主はずいぶんと気にしていたが、そもそも日の光が苦手なこともあり、そこで構わないと告げていた。
そして、手には相変わらずの手枷。
両手が使えるように鎖で両手が繋がれた手枷。
主は嫌がったが、自分はこうしていることに少しの安心感が得られるから。
周りの刀剣達には良く思わない者もいる。
だから、なるべく部屋から動かずいることにした。
「紅蓮丸、入るぜよ。」
皆の部屋より離れたこの部屋に近付く者はほぼ居ない。
食事、もしくは主が呼んでいるときだけ。
「はい………。」
読書をしていた本を閉じ、開いた襖に顔を向けると、そこには睦奥守が覗き込んでいた。
「忙しくしてたがやか?」
相変わらずの少し大きめの声。
睦奥守は唯一自分を明らかに嫌っていないのがわかる人の一人だった。
「いえ、ただ、文字を追っていただけですから。」
そう。
読書といっても人の歴史を書いた書物。
刀剣である自分にはあまり関係ない。
「そうか!さっき、主から命での、お主と内番をしてくれって言われたがよ!」
内番なんてしたことない。
少し驚いていると睦奥守は豪快に笑った。
「なぁに、難しい事じゃなか!
今、夕げの仕度で燭台切が台所にいるき、畑の野菜を収穫して運ぶだけじゃ!」
「そうか。主の命なら。」
そう言うと、肩に掛けてあった羽織を軽く畳み置くと立ち上り睦奥守に付き外に出た。
まだ夏にはならぬものの、日差しは強く少し顔をしかめた。
「おんしゃは外に出んからの、たまには内番でもして外にでたほうがよか!」
子供のように元気いっぱいな睦奥に気後れしながらも、畑に着くと野菜がたくさん実っていた。
「………!!」
呆気に取られていると、睦奥がザルを渡してきた。
「これに、胡瓜と枝豆を取ってくれ!」
「取れと言われても………。」
そもそも野菜など収穫したことはない。
何が取って良いものかすらわからない。
「なに?おんしゃは野菜取ったことなかがか?」
戸惑う自分に、睦奥もポカンとした。
そりゃそうだろう。
大体の刀剣は内番なんて慣れている。
「そうじゃのう………自分で見て食べたいと思うものを取ったらええがじゃ!わかるか?」
「すまぬ、まったく。」
何を見ても美味しそうとか、食べたいと言う欲求はない。
「仕方ないの~……」
「あ、睦奥守さん、今日は畑番ですか?
紅蓮丸さんも!」
突然の声にびっくりして振り返ると、そこには子虎を連れて麦わら帽子を被る五虎退が立っていた。
「おーおー、五虎退じゃなかか!今日は水汲みじゃなかったがやか?」
「はい、先ほど終えたので畑番を手伝ってと言われました!」
自分に気が付いた虎がトテトテと走って近づいてくる。
足元にすり寄られ、そっと頭を撫でると嬉しそうにお腹を見せて転がる。
「なら、ちょうどいい!五虎退、悪いんじゃが、紅蓮丸に良い野菜の見分け方教えてくれんがか?
ワシはあっちで大根とゴボウを取ってくるき!」
「はい、わかりました!紅蓮丸さん、こっちですよ♪」
五虎退は嬉しそうに虎を連れて歩き出したので着いていくことにした 。