和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
死にたがりの君に捧ぐ華
君の名前は?
お前、名は?
夢主は刀剣女士となります。
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「紅蓮丸、こっちへおいで………。その綺麗な体を、ワシに見せておくれ………」
いやだ………
もう、いやだ……
気持ち悪いからやめてください………
主、もうやめて!!
「いやだぁ!!」
自分の声に驚き目を覚ます。
いつの間にか眠っていたことに気付いた。
思い出したくもない。
狂ってしまった主のことを………。
他の刀剣と違う自分を気に入り、自分の物にしたくていた主。
大嫌いだった………
体を触られることを嫌いになったのは、きっとあれ以来だろう………
「ガァウ……」
深呼吸をして落ち着いていると、暗闇の奥から獣の鳴き声と共に、白い子虎が姿をあらわした。
「虎………?」
珍しい毛色に思わず見入っていると、子虎は綺麗なガラス玉のような目をキラキラさせて、ゆっくりとこちらに歩いてきた。
ここに居るということは、誰か飼い主がいるんだろうけど………
様子を見ていると、子虎はスリっと座った足にすり寄ってきた。
恐る恐る手を伸ばすと頭を出して撫でることを要求されてるみたいだった。
手入れがちゃんとしてるだけあって、その子虎はフワフワで、思わず微笑んでしまう。
「君は、フワフワだねぇ。」
なんども頭を撫でていると、膝の上に乗ってきて喉を鳴らし始める。
暖かくて、柔らかい。
暗闇に差し込む月明かりにキラキラと白い毛並みが光ってるようだった。
「おぉーい………どこ行っちゃったんだよ……」
時間を忘れて撫でていたせいで、子虎の飼い主が探していることに気が回らなかった。
怯えながら地下牢に入ってきたその子は、きっと短刀だろう。
今にも泣きそうに探してるのはきっと子虎。
「こわいよぉ……」
無駄に脅かすわけにもいかない。
抱いていた子虎を牢から出した。
「さぁ、君の主のところに戻りなさい。ここは君の来るところじゃない。
もう主に心配かけちゃだめだよ?」
子虎のお尻をぽんと押すと、主を見つけた子虎は走って戻っていった。
「あ、居た!心配したんだよ?」
主の元に戻った子虎は嬉しそうにすり寄る。
そのせいで主は、牢に居る自分と目があった。
「あ………すみません、この子、悪いことしませんでしたか?」
怯えてるけど、悪い子ではないらしい、その子は子虎を抱き上げながら牢に近寄ってきた。
「………いや。ただ来ただけだよ。可愛いね。」
「よかった。あ、僕、五虎退って言います。」
「五虎退。自分は紅蓮丸だ。ここは君達が来るところじゃない。もう、お戻り?」
すこしでも、五虎退が怯えないように、ゆっくりと落ち着いた声で帰るように促した。
すると、五虎退はペコリと頭を下げて走って行った。
そう。
あんな子達は、ここに来ちゃいけない。
外で笑っていて………
いやだ………
もう、いやだ……
気持ち悪いからやめてください………
主、もうやめて!!
「いやだぁ!!」
自分の声に驚き目を覚ます。
いつの間にか眠っていたことに気付いた。
思い出したくもない。
狂ってしまった主のことを………。
他の刀剣と違う自分を気に入り、自分の物にしたくていた主。
大嫌いだった………
体を触られることを嫌いになったのは、きっとあれ以来だろう………
「ガァウ……」
深呼吸をして落ち着いていると、暗闇の奥から獣の鳴き声と共に、白い子虎が姿をあらわした。
「虎………?」
珍しい毛色に思わず見入っていると、子虎は綺麗なガラス玉のような目をキラキラさせて、ゆっくりとこちらに歩いてきた。
ここに居るということは、誰か飼い主がいるんだろうけど………
様子を見ていると、子虎はスリっと座った足にすり寄ってきた。
恐る恐る手を伸ばすと頭を出して撫でることを要求されてるみたいだった。
手入れがちゃんとしてるだけあって、その子虎はフワフワで、思わず微笑んでしまう。
「君は、フワフワだねぇ。」
なんども頭を撫でていると、膝の上に乗ってきて喉を鳴らし始める。
暖かくて、柔らかい。
暗闇に差し込む月明かりにキラキラと白い毛並みが光ってるようだった。
「おぉーい………どこ行っちゃったんだよ……」
時間を忘れて撫でていたせいで、子虎の飼い主が探していることに気が回らなかった。
怯えながら地下牢に入ってきたその子は、きっと短刀だろう。
今にも泣きそうに探してるのはきっと子虎。
「こわいよぉ……」
無駄に脅かすわけにもいかない。
抱いていた子虎を牢から出した。
「さぁ、君の主のところに戻りなさい。ここは君の来るところじゃない。
もう主に心配かけちゃだめだよ?」
子虎のお尻をぽんと押すと、主を見つけた子虎は走って戻っていった。
「あ、居た!心配したんだよ?」
主の元に戻った子虎は嬉しそうにすり寄る。
そのせいで主は、牢に居る自分と目があった。
「あ………すみません、この子、悪いことしませんでしたか?」
怯えてるけど、悪い子ではないらしい、その子は子虎を抱き上げながら牢に近寄ってきた。
「………いや。ただ来ただけだよ。可愛いね。」
「よかった。あ、僕、五虎退って言います。」
「五虎退。自分は紅蓮丸だ。ここは君達が来るところじゃない。もう、お戻り?」
すこしでも、五虎退が怯えないように、ゆっくりと落ち着いた声で帰るように促した。
すると、五虎退はペコリと頭を下げて走って行った。
そう。
あんな子達は、ここに来ちゃいけない。
外で笑っていて………