和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
死にたがりの君に捧ぐ華
君の名前は?
お前、名は?
夢主は刀剣女士となります。
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恐る恐る見上げた日本号の表情はことのほか不機嫌をさらけ出していた。
「何で逃げるんだ?」
本当に怒ってるわけではないだろうけど、不機嫌で。
抱えられている状態なのが少し恥ずかしくて、思わず目を反らしてしまう。
「いや………重いだろうと思って……。」
上手い言い訳が浮かばず、うつ向くと、日本号は大きなため息をついた。
「三月ものまず食わずで眠ってた体が重いわけねぇだろ。
それに、お前を抱えられないほど俺は弱くねぇよ。」
確かに。
日本号の筋力なら重いとかは感じないだろうけど。
「紅蓮丸は、俺に抱かれているのが嫌か?」
私を抱えてる日本号の腕は温かく、布団をかけ直してくれる。
「嫌では………ない。ちょっと、恥ずかしくて………。」
弱々しく答えれば、クスリと笑いながらまた私の頭を撫で始める。
「俺とお前しかいねぇだろ。」
そうだね………。
ぽそりと言って、腕から抜けるのを諦めて、日本号の胸に体を預けた。
日本号は、そっと障子を開けると、外は月はなく少しだけ明るくなりはじめていた。
「暁闇の時間………?」
月が沈み、太陽が昇るまでの時間。
もうすぐ朝になる庭には、咲きかけの桜が見えて思わず見とれる。
「すごい………。」
日本号は傍らに置いていたお酒を飲むと、
「だろ?」
と、嬉しそうに言った。
「お前も飲むか?」
そう言うと、酒瓶を見せてくれた。
「日本号は、朝から元気だね(笑)起き抜けにはちょっとキツいかな。」
酒豪っぷりに笑っていると、日本号はまた一口飲み、不意に私の後頭部を押さえて口付けた。
「!?」
不意の出来事に抵抗できず、そのまま口の中に入ってくる液体が喉を焼く。
「んっ………ふっ………」
もがくけど、頭を押さえたまま離してはもらえず、おもわず日本号の胸元を掴んでしまう。
日本号は、まるで唇の形を確かめるように、ゆっくりと唇を噛んだり、舌を絡めたり。
思考がついていかず、されるがままになって。
心臓が壊れてしまいそうなほど早鐘を打っている。
どれくらいだろう……。
日本号がゆっくりと唇を離した時には、軽い酸欠になり、涙目のまま日本号を見つめる自分がいた………。
「………なんで………?」
回らない思考のまま紡いだ言葉に、日本号は笑いながら答えた。
「久々の酒は旨いだろ?目覚めたお前を見てたらどうしても触れたくなった。
嫌だったか………?」
強引に口付けたのに、何故嫌だったか聞くのか。
わからなかったけど。
「惚れた女に触れたいと思うのは本能だろ。
まして、俺は2度もお前を殺さなきゃいけない選択肢があった。お前が発狂したら、俺が殺すって約束だったからな。
でも、心底惚れた女を殺す選択ができるほど、俺は冷酷じゃないからな。」
「惚れた………?日本号が………?私に………?」
話の節々に出てくる惚れたという言葉に疑問を持つと、日本号はそっと頬に触れた。
「そうみたいだな。いつの間にかお前を誰にも渡したくねぇって思ってた。
お前が眠ってた間も、お前が目覚めるなら何でもしたいって思った。
誰かをこんなに想ったのは初めてだ………」
そう言うと、照れくさそうにまた一口お酒を飲む。
「そうか………。」
たった一口のお酒で酔いが回ったのか、少し熱くなる唇と頬。
答えを求める視線を寄越す日本号の頬をそっと両手で触れる。
「残念ながら、私は人を好きになったことがなくてな………。
以前、主に好きな人の話をされた。
一緒に居たい人も、失いたくない人も本丸には沢山いる。
でも、きっと、主が言ってた人を好きになる気持ちと言うのは、この気持ちのことだったんだろうな………。」
失いたくない。
一緒に居たい。
そして、触れられて嬉しいと。
日本号に対して思っていた。
まるで髭で遊ぶように頬を撫でていると、日本号はそっと頭と背中を抱えて冷えた敷き布団にゆっくりと私を寝かせた。
そして、日本号も横に寝ると、丁寧に布団をかけてくれた。
そのまま眠るのかと思えば、日本号はゆっくりとおでこや頬、唇に口付けを落としてくれる。
くすぐったくて首をすくめれば、意地悪そうにニヤリと笑う日本号と目があう。
「わりぃけど、口付けするのは初めてじゃないんだ。」
なんのことかわからずキョトンとすると、以前部屋に泊まりに来たときにしていたと言われた。
知らなかったとは言えあまりにも恥ずかしくて、布団に隠れると、許してくれず両手を押さえられる。
目の前には、熱を帯びた視線。
「朝が来たらきっと皆お前に会いに来るから、その前にもう少しだけお前を味わせてくれ。」
そう言うと、また唇を奪われ、返事を聞くまもなく、色んな所に口付けをされる。
繋いだ手は痺れるくらい強くて、しばらく私は日本号の熱に浮かされることになった…………。
「何で逃げるんだ?」
本当に怒ってるわけではないだろうけど、不機嫌で。
抱えられている状態なのが少し恥ずかしくて、思わず目を反らしてしまう。
「いや………重いだろうと思って……。」
上手い言い訳が浮かばず、うつ向くと、日本号は大きなため息をついた。
「三月ものまず食わずで眠ってた体が重いわけねぇだろ。
それに、お前を抱えられないほど俺は弱くねぇよ。」
確かに。
日本号の筋力なら重いとかは感じないだろうけど。
「紅蓮丸は、俺に抱かれているのが嫌か?」
私を抱えてる日本号の腕は温かく、布団をかけ直してくれる。
「嫌では………ない。ちょっと、恥ずかしくて………。」
弱々しく答えれば、クスリと笑いながらまた私の頭を撫で始める。
「俺とお前しかいねぇだろ。」
そうだね………。
ぽそりと言って、腕から抜けるのを諦めて、日本号の胸に体を預けた。
日本号は、そっと障子を開けると、外は月はなく少しだけ明るくなりはじめていた。
「暁闇の時間………?」
月が沈み、太陽が昇るまでの時間。
もうすぐ朝になる庭には、咲きかけの桜が見えて思わず見とれる。
「すごい………。」
日本号は傍らに置いていたお酒を飲むと、
「だろ?」
と、嬉しそうに言った。
「お前も飲むか?」
そう言うと、酒瓶を見せてくれた。
「日本号は、朝から元気だね(笑)起き抜けにはちょっとキツいかな。」
酒豪っぷりに笑っていると、日本号はまた一口飲み、不意に私の後頭部を押さえて口付けた。
「!?」
不意の出来事に抵抗できず、そのまま口の中に入ってくる液体が喉を焼く。
「んっ………ふっ………」
もがくけど、頭を押さえたまま離してはもらえず、おもわず日本号の胸元を掴んでしまう。
日本号は、まるで唇の形を確かめるように、ゆっくりと唇を噛んだり、舌を絡めたり。
思考がついていかず、されるがままになって。
心臓が壊れてしまいそうなほど早鐘を打っている。
どれくらいだろう……。
日本号がゆっくりと唇を離した時には、軽い酸欠になり、涙目のまま日本号を見つめる自分がいた………。
「………なんで………?」
回らない思考のまま紡いだ言葉に、日本号は笑いながら答えた。
「久々の酒は旨いだろ?目覚めたお前を見てたらどうしても触れたくなった。
嫌だったか………?」
強引に口付けたのに、何故嫌だったか聞くのか。
わからなかったけど。
「惚れた女に触れたいと思うのは本能だろ。
まして、俺は2度もお前を殺さなきゃいけない選択肢があった。お前が発狂したら、俺が殺すって約束だったからな。
でも、心底惚れた女を殺す選択ができるほど、俺は冷酷じゃないからな。」
「惚れた………?日本号が………?私に………?」
話の節々に出てくる惚れたという言葉に疑問を持つと、日本号はそっと頬に触れた。
「そうみたいだな。いつの間にかお前を誰にも渡したくねぇって思ってた。
お前が眠ってた間も、お前が目覚めるなら何でもしたいって思った。
誰かをこんなに想ったのは初めてだ………」
そう言うと、照れくさそうにまた一口お酒を飲む。
「そうか………。」
たった一口のお酒で酔いが回ったのか、少し熱くなる唇と頬。
答えを求める視線を寄越す日本号の頬をそっと両手で触れる。
「残念ながら、私は人を好きになったことがなくてな………。
以前、主に好きな人の話をされた。
一緒に居たい人も、失いたくない人も本丸には沢山いる。
でも、きっと、主が言ってた人を好きになる気持ちと言うのは、この気持ちのことだったんだろうな………。」
失いたくない。
一緒に居たい。
そして、触れられて嬉しいと。
日本号に対して思っていた。
まるで髭で遊ぶように頬を撫でていると、日本号はそっと頭と背中を抱えて冷えた敷き布団にゆっくりと私を寝かせた。
そして、日本号も横に寝ると、丁寧に布団をかけてくれた。
そのまま眠るのかと思えば、日本号はゆっくりとおでこや頬、唇に口付けを落としてくれる。
くすぐったくて首をすくめれば、意地悪そうにニヤリと笑う日本号と目があう。
「わりぃけど、口付けするのは初めてじゃないんだ。」
なんのことかわからずキョトンとすると、以前部屋に泊まりに来たときにしていたと言われた。
知らなかったとは言えあまりにも恥ずかしくて、布団に隠れると、許してくれず両手を押さえられる。
目の前には、熱を帯びた視線。
「朝が来たらきっと皆お前に会いに来るから、その前にもう少しだけお前を味わせてくれ。」
そう言うと、また唇を奪われ、返事を聞くまもなく、色んな所に口付けをされる。
繋いだ手は痺れるくらい強くて、しばらく私は日本号の熱に浮かされることになった…………。