和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
死にたがりの君に捧ぐ華
君の名前は?
お前、名は?
夢主は刀剣女士となります。
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「嘘だろ………」
それは一瞬の出来事だった。
雨の中戦い、地盤の緩んだ崖が紅蓮丸に降り注いだ。
「紅蓮丸!!」
砂ぼこりに視界を遮られ、視界が開けたときには、目の前には崩れた岩が山になっていた。
「紅蓮丸!!!」
名を呼び、一歩踏み出すと、足に何か当たる感触を感じて視線を下げれば、そこには紅蓮丸が使っていた刀が力なく転がっていた。
「嘘だろ……。
おい、紅蓮丸!!返事しろ!!」
慌てて紅蓮丸を探すために岩山に近づくと、岩の隙間から見えたのは、花びらの跡を付けた腕だった………。
「紅蓮丸!!くそったれ!!」
岩の下敷きになってる紅蓮丸を助けだそうと岩を避け始めると、岩融も燭台切も手伝ってくれた。
その後、すぐに他の刀剣も集まり、紅蓮丸に乗っていた岩は取り除かれた。
でも、不思議なもので、崩れた岩はまるで紅蓮丸を避けるように積み重なり、その隙間で紅蓮丸は気を失っていた。
「紅蓮丸!!
おい、目を覚ませよ!!」
声をかけてもぴくりともしない。
必死に起こそうとしていると、三日月に止められた。
「日本号よ、今は無下に扱うな。早く本丸に戻り、一刻も早く治療させよう。」
焦りに我を忘れていたところで三日月の冷静さに助けられた。
紅蓮丸を抱えて本丸に戻る途中、ふと、ボロボロになった羽織の内側に何か挟まっていて、それを引っ張り出すと、それはお守りで。
役目を終えたのか、塵になり消えていった。
「主が入れたんだよ。きっとこの戦いで紅蓮丸はなりふり構わず戦ってしまうからって、お主達が用意をしに行った時に主が紅蓮丸の羽織にな。」
そうゆうことか。
最後、崖が崩れたとき、紅蓮丸は守られたんだとわかってほっとした。
しかし、本丸にもどってからも過酷で、何日も手入れに入ることになった。
その間に部隊長が集まり、今回のことについての話合いがもたれた。
「今回、紅蓮丸がついに発狂したと聞いたが。」
小狐丸は遠征から戻ったばかりで状況把握がまにあってなかった。
「大事ない。日本号ら隊の仲間には手を出しておらぬ。」
三日月は茶を飲みつつ、小狐丸が余計な事を言わないように丸め込んでくれたが、日本号は紅蓮丸が発狂したときは自分が殺すと言っていた分、何も言えずにいた。
「でも、本当にみんな無事で帰ってくれて良かった。」
主は泣きながらも隊の無事を喜んでくれた。
「しかし………紅蓮丸は倒れる前までは発狂していたなら、次目を覚ました時に正常に戻ってる可能性は低いんじゃないか?」
小狐丸の言葉に皆が返事を出せないでいた。
確かに。
紅蓮丸が目を覚ましてまた暴れたら、その時止められるヤツはいない。
「………目を覚ましても紅蓮丸が発狂したままなら、オレが始末する。あいつに頼まれたんだ。この話はそれでいいだろ?俺は少し休ませてもらうぜ。」
いつまでも下らない会議に出ていたくなかったから。
さっさと話をして主の部屋を後にした。
途中、手入れ部屋を覗くと、慌ただしく走り回る手入れ要員と、その中心で包帯やら巻かれ横たわる紅蓮丸の姿があった。
生きているハズなのに、傷以外の肌は真っ白で、痛々しかった。
暫くは面会謝絶と言われ、しぶしぶ自分の部屋に戻っていった……。
それは一瞬の出来事だった。
雨の中戦い、地盤の緩んだ崖が紅蓮丸に降り注いだ。
「紅蓮丸!!」
砂ぼこりに視界を遮られ、視界が開けたときには、目の前には崩れた岩が山になっていた。
「紅蓮丸!!!」
名を呼び、一歩踏み出すと、足に何か当たる感触を感じて視線を下げれば、そこには紅蓮丸が使っていた刀が力なく転がっていた。
「嘘だろ……。
おい、紅蓮丸!!返事しろ!!」
慌てて紅蓮丸を探すために岩山に近づくと、岩の隙間から見えたのは、花びらの跡を付けた腕だった………。
「紅蓮丸!!くそったれ!!」
岩の下敷きになってる紅蓮丸を助けだそうと岩を避け始めると、岩融も燭台切も手伝ってくれた。
その後、すぐに他の刀剣も集まり、紅蓮丸に乗っていた岩は取り除かれた。
でも、不思議なもので、崩れた岩はまるで紅蓮丸を避けるように積み重なり、その隙間で紅蓮丸は気を失っていた。
「紅蓮丸!!
おい、目を覚ませよ!!」
声をかけてもぴくりともしない。
必死に起こそうとしていると、三日月に止められた。
「日本号よ、今は無下に扱うな。早く本丸に戻り、一刻も早く治療させよう。」
焦りに我を忘れていたところで三日月の冷静さに助けられた。
紅蓮丸を抱えて本丸に戻る途中、ふと、ボロボロになった羽織の内側に何か挟まっていて、それを引っ張り出すと、それはお守りで。
役目を終えたのか、塵になり消えていった。
「主が入れたんだよ。きっとこの戦いで紅蓮丸はなりふり構わず戦ってしまうからって、お主達が用意をしに行った時に主が紅蓮丸の羽織にな。」
そうゆうことか。
最後、崖が崩れたとき、紅蓮丸は守られたんだとわかってほっとした。
しかし、本丸にもどってからも過酷で、何日も手入れに入ることになった。
その間に部隊長が集まり、今回のことについての話合いがもたれた。
「今回、紅蓮丸がついに発狂したと聞いたが。」
小狐丸は遠征から戻ったばかりで状況把握がまにあってなかった。
「大事ない。日本号ら隊の仲間には手を出しておらぬ。」
三日月は茶を飲みつつ、小狐丸が余計な事を言わないように丸め込んでくれたが、日本号は紅蓮丸が発狂したときは自分が殺すと言っていた分、何も言えずにいた。
「でも、本当にみんな無事で帰ってくれて良かった。」
主は泣きながらも隊の無事を喜んでくれた。
「しかし………紅蓮丸は倒れる前までは発狂していたなら、次目を覚ました時に正常に戻ってる可能性は低いんじゃないか?」
小狐丸の言葉に皆が返事を出せないでいた。
確かに。
紅蓮丸が目を覚ましてまた暴れたら、その時止められるヤツはいない。
「………目を覚ましても紅蓮丸が発狂したままなら、オレが始末する。あいつに頼まれたんだ。この話はそれでいいだろ?俺は少し休ませてもらうぜ。」
いつまでも下らない会議に出ていたくなかったから。
さっさと話をして主の部屋を後にした。
途中、手入れ部屋を覗くと、慌ただしく走り回る手入れ要員と、その中心で包帯やら巻かれ横たわる紅蓮丸の姿があった。
生きているハズなのに、傷以外の肌は真っ白で、痛々しかった。
暫くは面会謝絶と言われ、しぶしぶ自分の部屋に戻っていった……。