和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
死にたがりの君に捧ぐ華
君の名前は?
お前、名は?
夢主は刀剣女士となります。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「動かないで………。」
紅蓮丸が最後に言った言葉だった。
紅蓮丸は発狂して戦うことを選んだ。
確かに、三日月達がこちらに到着するまで全員が生存するのは難しい状況で。
自分も、笑ってはいたが、足も力が入らず、行ってしまう紅蓮丸を止めることすらできなかった。
「くそっ!!」
弱い自分に、心底腹が立つ。
紅蓮丸は、一度立ち止まったかと思うと、一気にさっきまでの紅蓮丸の雰囲気は無くなっていた。
腕に付いていた鎖は、簡単にちぎれた。
あれだけの大太刀をいとも容易く振り上げ、まるで木の枝でも振り回すかのように軽々走り出した。
「………嘘だろ………」
信じられなかった。
今、目の前で戦ってるのは誰だ………?
骨が折れ、傷だらけのハズなのに。
まるで舞ってるかのように軽やかに動いている。
そして、動く先々では、さっきまでてこずっていた敵がどんどん倒れていく。
(あれが、あいつの実力………)
「日本号………」
ふいに裏からの声に驚き振り返ると、そこには互いを支えて移動してきた岩融と燭台切で。
「何がおこってるんだ……?」
目の前に起こってる状況を理解できずにいた。
「紅蓮丸が、発狂した……。」
言葉にすると、燭台切は焦っていた。
「発狂したって……!!止めなきゃダメじゃないのか!?」
「紅蓮丸からの最後の伝言だ。何を見ても、絶対に動くな。動く物に反応して殺しちまうとさ………。今のあいつは、きっと誰にも止められない。全て終るまで、あいつは戦い続ける。」
「でも………」
「あいつが!!仲間を守りたいって、仲間を傷つけたくないって、自分で選んだんだよ。」
なおも戦う紅蓮丸は返り血を浴びながらも、口元はうっすらと笑みを携え、1撃食らうとそれ以上の力で敵を殲滅していった。
「俺たちには止められねぇよ。」
気迫と殺意をじっと見ていた岩融は、諦めたようにその場に倒れ込んだ。
「これが終わったら………。俺が、紅蓮丸を殺す………。」
笑いながら血の雨を降らせる紅蓮丸をじっと見つめることしかできなかった。
それから。
どれくらいの時間が経ったのだろうか……。
降りやまぬ雨の中、幾度も攻撃を受けながらも、紅蓮丸はついに検非違使を含む全ての敵を殲滅させた。
体は傷つき、腕は明らかに折れている。
まだ敵を探しているのか、ふらつきながらも、戦おうとしていた。
「紅蓮丸、もう終わったんだ!!もう、戦わなくていい!!」
紅蓮丸を正気に戻したくて叫ぶと、目が合った。
紅蓮丸は、視線を反らすとゆっくりと刀を持った腕を見つめていた。
「紅蓮丸………」
迎えに行こうと立ち上がった瞬間。
轟音と共に、紅蓮丸の後ろにそびえ立っていた崖が紅蓮丸の上に降り注いでいった。
「紅蓮丸!!!」
紅蓮丸が最後に言った言葉だった。
紅蓮丸は発狂して戦うことを選んだ。
確かに、三日月達がこちらに到着するまで全員が生存するのは難しい状況で。
自分も、笑ってはいたが、足も力が入らず、行ってしまう紅蓮丸を止めることすらできなかった。
「くそっ!!」
弱い自分に、心底腹が立つ。
紅蓮丸は、一度立ち止まったかと思うと、一気にさっきまでの紅蓮丸の雰囲気は無くなっていた。
腕に付いていた鎖は、簡単にちぎれた。
あれだけの大太刀をいとも容易く振り上げ、まるで木の枝でも振り回すかのように軽々走り出した。
「………嘘だろ………」
信じられなかった。
今、目の前で戦ってるのは誰だ………?
骨が折れ、傷だらけのハズなのに。
まるで舞ってるかのように軽やかに動いている。
そして、動く先々では、さっきまでてこずっていた敵がどんどん倒れていく。
(あれが、あいつの実力………)
「日本号………」
ふいに裏からの声に驚き振り返ると、そこには互いを支えて移動してきた岩融と燭台切で。
「何がおこってるんだ……?」
目の前に起こってる状況を理解できずにいた。
「紅蓮丸が、発狂した……。」
言葉にすると、燭台切は焦っていた。
「発狂したって……!!止めなきゃダメじゃないのか!?」
「紅蓮丸からの最後の伝言だ。何を見ても、絶対に動くな。動く物に反応して殺しちまうとさ………。今のあいつは、きっと誰にも止められない。全て終るまで、あいつは戦い続ける。」
「でも………」
「あいつが!!仲間を守りたいって、仲間を傷つけたくないって、自分で選んだんだよ。」
なおも戦う紅蓮丸は返り血を浴びながらも、口元はうっすらと笑みを携え、1撃食らうとそれ以上の力で敵を殲滅していった。
「俺たちには止められねぇよ。」
気迫と殺意をじっと見ていた岩融は、諦めたようにその場に倒れ込んだ。
「これが終わったら………。俺が、紅蓮丸を殺す………。」
笑いながら血の雨を降らせる紅蓮丸をじっと見つめることしかできなかった。
それから。
どれくらいの時間が経ったのだろうか……。
降りやまぬ雨の中、幾度も攻撃を受けながらも、紅蓮丸はついに検非違使を含む全ての敵を殲滅させた。
体は傷つき、腕は明らかに折れている。
まだ敵を探しているのか、ふらつきながらも、戦おうとしていた。
「紅蓮丸、もう終わったんだ!!もう、戦わなくていい!!」
紅蓮丸を正気に戻したくて叫ぶと、目が合った。
紅蓮丸は、視線を反らすとゆっくりと刀を持った腕を見つめていた。
「紅蓮丸………」
迎えに行こうと立ち上がった瞬間。
轟音と共に、紅蓮丸の後ろにそびえ立っていた崖が紅蓮丸の上に降り注いでいった。
「紅蓮丸!!!」