和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
死にたがりの君に捧ぐ華
君の名前は?
お前、名は?
夢主は刀剣女士となります。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
部屋に戻り、軽装から出陣用の着物に着替え髪を結う。
検非違使なんて戦ったことない。
さっきの敵だって、日本号たちにあれだけの傷を負わせたんだから、生易しいものじゃないくらいわかってる。
でも、今は引けない。
刀を手に見つめていると、障子の開く音がした。
「お前、本気か?」
障子を閉めて背中を預けながら、日本号は相当機嫌が悪そうにこちらに声をかけた。
「本気も何も、自分にできることをするまで。」
刀から日本号に視線を向けると、薄暗い部屋の中、日本号はゆっくりとこちらに歩み寄ってきた。
「俺は、お前に傷ついてほしくねぇ。」
きっと今からでもやめるって言わせたいんだろう。
目の前に立つ日本号には、怒りの他に不安が見えた。
「日本号………。自分なら大丈夫。弱くない。」
「そうだろうけど。もし、行った先でお前が狂ったらどうするんだ?」
言われて思い出した。
自分は、いつ狂ってもおかしくない存在だと。
「その時は………」
腕に架かった手枷に視線を移し、鎖を撫でて顔を上げた。
「日本号、その時は、あなたが自分を殺してください………。」
日本号に殺されるなら本望。
冗談じゃない本気の言葉に日本号は言葉を失い、自分の腕に付いた手枷を見て、そっと右腕を掴んだ。
「お前は、それでいいんだな?」
真剣な表情の日本号にしっかりと頷くと、日本号は少し考えてから自分の腕を日本号の口に持っていった。
「!?」
何が起きてるのか一瞬わからなかったけど、日本号は自分の腕に口付けして、強く吸った。
チクりとした痛みの後、日本号が口を外すと、自分の右腕には花びらのようなアザが出来ていた。
「日本号……??」
意味がわからず日本号を見つめると少しだけ諦めたように笑った。
「もし、お前が狂いそうになったら、この腕を見ろ。
俺はお前を殺めたくない。だから、狂わず、みんなで帰ってくる。わかったか?」
アザになった所を撫でると、日本号の唇の感触を思い出し、少しだけ心臓が跳ねた。
「………わかった。そうする………」
日本号はくしゃりと笑うと自分を撫でて背を向けた。
「よし。さっさと行って、帰ってこようぜ。」
日本号が動き出したので、自分も頷き刀を腰の裏側に斜めに携え部屋を後にした。
腕を袖で隠したけど花びらを落とされたところは少しだけ熱を帯びていた………。
検非違使なんて戦ったことない。
さっきの敵だって、日本号たちにあれだけの傷を負わせたんだから、生易しいものじゃないくらいわかってる。
でも、今は引けない。
刀を手に見つめていると、障子の開く音がした。
「お前、本気か?」
障子を閉めて背中を預けながら、日本号は相当機嫌が悪そうにこちらに声をかけた。
「本気も何も、自分にできることをするまで。」
刀から日本号に視線を向けると、薄暗い部屋の中、日本号はゆっくりとこちらに歩み寄ってきた。
「俺は、お前に傷ついてほしくねぇ。」
きっと今からでもやめるって言わせたいんだろう。
目の前に立つ日本号には、怒りの他に不安が見えた。
「日本号………。自分なら大丈夫。弱くない。」
「そうだろうけど。もし、行った先でお前が狂ったらどうするんだ?」
言われて思い出した。
自分は、いつ狂ってもおかしくない存在だと。
「その時は………」
腕に架かった手枷に視線を移し、鎖を撫でて顔を上げた。
「日本号、その時は、あなたが自分を殺してください………。」
日本号に殺されるなら本望。
冗談じゃない本気の言葉に日本号は言葉を失い、自分の腕に付いた手枷を見て、そっと右腕を掴んだ。
「お前は、それでいいんだな?」
真剣な表情の日本号にしっかりと頷くと、日本号は少し考えてから自分の腕を日本号の口に持っていった。
「!?」
何が起きてるのか一瞬わからなかったけど、日本号は自分の腕に口付けして、強く吸った。
チクりとした痛みの後、日本号が口を外すと、自分の右腕には花びらのようなアザが出来ていた。
「日本号……??」
意味がわからず日本号を見つめると少しだけ諦めたように笑った。
「もし、お前が狂いそうになったら、この腕を見ろ。
俺はお前を殺めたくない。だから、狂わず、みんなで帰ってくる。わかったか?」
アザになった所を撫でると、日本号の唇の感触を思い出し、少しだけ心臓が跳ねた。
「………わかった。そうする………」
日本号はくしゃりと笑うと自分を撫でて背を向けた。
「よし。さっさと行って、帰ってこようぜ。」
日本号が動き出したので、自分も頷き刀を腰の裏側に斜めに携え部屋を後にした。
腕を袖で隠したけど花びらを落とされたところは少しだけ熱を帯びていた………。