和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
死にたがりの君に捧ぐ華
君の名前は?
お前、名は?
夢主は刀剣女士となります。
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日本号の部隊は戦闘中に敵部隊の増加により負傷。
なんとか勝利はしたものの、みんな中傷以上で帰城になった。
3人を手入れ部屋に運ぶと、たちまち手入れ部屋はいっぱいになってしまい、みんなバタバタと動き回っていた。
みんなひどい怪我。
怖かったけど、みんなをお願いして、玄関に戻ることにした。
走って玄関に戻ると、そこには玄関の壁に寄りかかり、どうにか靴を脱いでる日本号の姿があった。
「日本号!!」
あわてて駆け寄ると、怪我してるのに、「よぉ。」
と、何食わぬ顔でこちらに手を上げた。
「ちょっとばかし油断しちまった。俺は大したことねぇがな。」
皮肉めいて話してはいるけど、明らかに軽い怪我ではない。
靴を脱がせて裾を捲ると、脛が切られ出血していた。
「今、水持ってきて傷流すから、少しだけ待ってて!」
走って井戸にむかったけど、体から熱が引いていくのがわかる。
恐怖で手が震えてしまう。
今は怯えてる時じゃない。
一刻も早く、日本号を手当てしなくちゃいけない。
水を汲みながら、震える手をぐっと握った。
急いで戻ると、痛そうなのに日本号は笑っていた。
「そんな慌てなくても大したことねぇよ。」
「刀で切られて大したこと無くはない!」
水で濡らした手拭いを傷に軽く当てると、痛みなのか、日本号の顔が歪んだ。
「ごめん。でも、泥落とさないと手当てできないから。」
震える手を誤魔化すように手拭いを動かし、傷に入った泥を落としていく。
みるみる血で染まる手拭いを見ているだけで痛い。
ある程度泥を落とすと、血がにじみ始めた。
手当てしたいけど、手入れ部屋はまだいっぱいだった。
「とりあえず自分の部屋に行こう。応急措置する。」
「しゃあねぇなぁ。」
痛みと疲れでぐったりしていたから、脇の下に体を入れて支えると、少しだけ驚いていた。
「おまぇ、服汚れるぞ。」
泥と血と雨で汚れた日本号の服は冷たくて、でも、それどころじゃない。
「そんなことどうでもいい。行こう。」
痛そうな足を引きずりながら、日本号を自分の部屋に連れていった。
部屋に連れていき、棚から厚手の手拭いとサラシを出してきた。
部屋に座らせると、日本号はそのまま横になった。
「ちょっと痛いけど、我慢してね。」
痛いのはわかってるから、なるべく早くおわしたくて。
痛みで顔を歪める日本号を見ないように手当を進めた。
傷に薬を塗り、サラシでキツく巻く。傷口を圧迫してるおかげか、血は先程より少なくなっていた。
「紅蓮丸、悪いな、手間かけさせて。」
「手間なんて思ってない。みんな、帰ってきてくれてよかった……」
足が終わり、腕等を見ながら、傷があるところには傷薬を塗っていく。
冷えきった手は今も震えてる。
気付かれたくないから、なるべく手早くやっていたけど。
不意に手を捕まれた。
「怖かったか………?」
まるで心を探るように、日本号は寝そべったまま手を掴んで放さない。
「大丈夫………。冷たい水触って冷えただけだ………」
思わず目をそらしてしまった。
心を読まれそうで。
「そぉか。なぁ、酒取ってくれ。疲れて帰ってきたんだ。飲まなきゃやってられねぇ。」
日本号は机の横に置いた自分の酒を取ろうとしたけど、思わず取り上げた。
「血が止まるまでまって!お茶、入れるから………」
さっきあんなに出血したんだ。
まだ血が止まったかもわからないのに酒を飲ませるわけにはいかなかった。
火鉢からお湯を取ると、湯飲みにお茶を注ぎ机に置いた。
「日本号、起きれる?」
体を支えて起こすと、だいぶ疲れきった顔をしていた。
抱えたまま湯飲みを渡すと、渋々飲んでいた。
「傷口、痛い?」
脇の下から抱える形で見上げると、日本号は目をそらしながら笑った。
「大した傷じゃねぇよ。心配しすぎだ。」
そう言うと、頭を撫でてくれた。
「心配かけたな。」
日本号の声が嬉しくて、おもわず首を振る。
「良かった。怪我してても、みんな帰ってきてくれた………。」
「そりゃ、俺の部隊だ。当たり前だろ?」
「そうだね………」
まだ不安が取りきれてない胸を押さえたまま、日本号がお茶を少しずつ飲むのをなんとなく見ていることにした………。
なんとか勝利はしたものの、みんな中傷以上で帰城になった。
3人を手入れ部屋に運ぶと、たちまち手入れ部屋はいっぱいになってしまい、みんなバタバタと動き回っていた。
みんなひどい怪我。
怖かったけど、みんなをお願いして、玄関に戻ることにした。
走って玄関に戻ると、そこには玄関の壁に寄りかかり、どうにか靴を脱いでる日本号の姿があった。
「日本号!!」
あわてて駆け寄ると、怪我してるのに、「よぉ。」
と、何食わぬ顔でこちらに手を上げた。
「ちょっとばかし油断しちまった。俺は大したことねぇがな。」
皮肉めいて話してはいるけど、明らかに軽い怪我ではない。
靴を脱がせて裾を捲ると、脛が切られ出血していた。
「今、水持ってきて傷流すから、少しだけ待ってて!」
走って井戸にむかったけど、体から熱が引いていくのがわかる。
恐怖で手が震えてしまう。
今は怯えてる時じゃない。
一刻も早く、日本号を手当てしなくちゃいけない。
水を汲みながら、震える手をぐっと握った。
急いで戻ると、痛そうなのに日本号は笑っていた。
「そんな慌てなくても大したことねぇよ。」
「刀で切られて大したこと無くはない!」
水で濡らした手拭いを傷に軽く当てると、痛みなのか、日本号の顔が歪んだ。
「ごめん。でも、泥落とさないと手当てできないから。」
震える手を誤魔化すように手拭いを動かし、傷に入った泥を落としていく。
みるみる血で染まる手拭いを見ているだけで痛い。
ある程度泥を落とすと、血がにじみ始めた。
手当てしたいけど、手入れ部屋はまだいっぱいだった。
「とりあえず自分の部屋に行こう。応急措置する。」
「しゃあねぇなぁ。」
痛みと疲れでぐったりしていたから、脇の下に体を入れて支えると、少しだけ驚いていた。
「おまぇ、服汚れるぞ。」
泥と血と雨で汚れた日本号の服は冷たくて、でも、それどころじゃない。
「そんなことどうでもいい。行こう。」
痛そうな足を引きずりながら、日本号を自分の部屋に連れていった。
部屋に連れていき、棚から厚手の手拭いとサラシを出してきた。
部屋に座らせると、日本号はそのまま横になった。
「ちょっと痛いけど、我慢してね。」
痛いのはわかってるから、なるべく早くおわしたくて。
痛みで顔を歪める日本号を見ないように手当を進めた。
傷に薬を塗り、サラシでキツく巻く。傷口を圧迫してるおかげか、血は先程より少なくなっていた。
「紅蓮丸、悪いな、手間かけさせて。」
「手間なんて思ってない。みんな、帰ってきてくれてよかった……」
足が終わり、腕等を見ながら、傷があるところには傷薬を塗っていく。
冷えきった手は今も震えてる。
気付かれたくないから、なるべく手早くやっていたけど。
不意に手を捕まれた。
「怖かったか………?」
まるで心を探るように、日本号は寝そべったまま手を掴んで放さない。
「大丈夫………。冷たい水触って冷えただけだ………」
思わず目をそらしてしまった。
心を読まれそうで。
「そぉか。なぁ、酒取ってくれ。疲れて帰ってきたんだ。飲まなきゃやってられねぇ。」
日本号は机の横に置いた自分の酒を取ろうとしたけど、思わず取り上げた。
「血が止まるまでまって!お茶、入れるから………」
さっきあんなに出血したんだ。
まだ血が止まったかもわからないのに酒を飲ませるわけにはいかなかった。
火鉢からお湯を取ると、湯飲みにお茶を注ぎ机に置いた。
「日本号、起きれる?」
体を支えて起こすと、だいぶ疲れきった顔をしていた。
抱えたまま湯飲みを渡すと、渋々飲んでいた。
「傷口、痛い?」
脇の下から抱える形で見上げると、日本号は目をそらしながら笑った。
「大した傷じゃねぇよ。心配しすぎだ。」
そう言うと、頭を撫でてくれた。
「心配かけたな。」
日本号の声が嬉しくて、おもわず首を振る。
「良かった。怪我してても、みんな帰ってきてくれた………。」
「そりゃ、俺の部隊だ。当たり前だろ?」
「そうだね………」
まだ不安が取りきれてない胸を押さえたまま、日本号がお茶を少しずつ飲むのをなんとなく見ていることにした………。