和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
死にたがりの君に捧ぐ華
君の名前は?
お前、名は?
夢主は刀剣女士となります。
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ある日のこと。
いつものように主の手伝いをして過ごしていた。
最近は書類の整理をしたり、主の部屋で過ごす事が多くなっていた。
おかげで、日本号が出陣していても、状況を知ることができる。
「紅蓮丸、この書類はあっちの棚にしまっておいて。」
主の机の上には片付けても片付けても次々書類がたまっていく。
たぶん、報告書類やら、部隊の戦績など。
大変そうだと思いながらも、日常の話などしながらやっていると、やはり時間はあっという間に過ぎていく。
「主、休憩してはいかがですか?お茶でも入れましょう。」
ある程度区切りを見つけ、主にお茶と茶菓子をだした。
「ありがと。」
少しだけため息をつき、書類の置いていない応接用の机にうつるとお茶を飲みはじめた。
「紅蓮丸は、誰かを好きになったことある?」
棚の整理を止めて一緒に休憩しようと言われて腰を掛けたが、唐突な質問に困った。
「好きな人ですか………。そういった感情が今一よくわからないです………。
主には、そういった方が居るんですか?」
正直、自分には仲間に対しての「好き」と、異性と付き合いなどをする好きの違いがわからない。
主は少しだけ躊躇った後、コクンと頷いた。
「本当は、きっと審神者として、刀剣に恋などしてはいけないのはわかってるんだけど………。
気付いたら好きになってた。」
少しだけ頬を染めて外を見つめる主を見ていて、主が慕っているのが刀剣なことも驚いたが、好きな気持ちがわかることが驚いた。
「気付いたらとは……?」
少しだけ詳しく知りたくて問いかけるとびっくりした顔をした。
「紅蓮丸は、誰か特別この人は失いたくないって思う人、居ないの?」
失いたくない人と聞かれて、自分の頭にはいろんな人が浮かんだ。
「主も、この本丸にいる仲間も、失いたくはありません。」
キョトンとして答えると、主は
「そうじゃなくてっ!」
と、慌てていた。
「自然に探しちゃったり、居ないと不安になったり、一緒に居るだけで嬉しい人。」
そう言われてすぐに思い付いた人は居たが、言うのを躊躇っていると、
「主、失礼するぞ?」
その声と共に三日月が入ってきた。
「おや、今日は紅蓮丸もそろって、恋バナか?」
三日月はさも当たり前のように主の横に正座をして、自分と主を見渡した。
「三日月………なんで自分が女だと………」
まさか、主が話したのかと思い、主に視線を向けると、三日月の軽快な笑い声が聞こえた。
「はっはっは。
主は何も私には伝えてないぞ?
私のようにこうも長く生きてるとな、稀に女の刀剣とも出会うことはある。
だから、初めて紅蓮丸がここに来た時点で気づいておったぞ。
珍しいとは思ったがな。」
そうゆうことか。
ホッとして主に顔を向け直すと
「主、疑ってすみませんでした。」
慌てて謝ると、主も慌てて手を振った。
「謝ることじゃないでしょ?
三日月も、せっかく私が紅蓮丸に恋の話を聞こうと思ってたのに!」
と、三日月を軽く嗜めた。
「これはこれは。紅蓮丸の想い人は日本号ではないのか?」
突然出てきた名前にびっくりすると、主も
「そうなの!?」
と食い入るように聞いてきた。
「そう………なのでしょうか?
私には想うことがわかりません。
確かに一緒にいることは楽しいですし、出陣て何日も居ないと心配にもなります。でも、それが恋なのかと聞かれれば、私にはわからなくて。」
そう言ってうつ向くと、三日月はそっと主の手を取り優しく語り掛けた。
「紅蓮丸、実は私にも恋と言うものはわからなかった。でもな、主と出会い、幾日も過ごすうちに、主従関係以外の心も生まれてしまってな。
他の刀剣と話していれば嫉妬もするし、小さなこの体を抱き締めたいとも思うようになった。
刀剣とて今は人と同じ心をもっておる。
人を好きになる事は悪い事ではない。
現に、日本号は紅蓮丸の事となると目の色を変えるからな(笑)
少なからず、日本号は紅蓮丸のことを思っておると思うぞ?」
と、主に注いだはずのお茶を飲みながら笑っていた。
「主の想い人と言うのは、三日月だったのてすね。」
主は恥ずかしそうで、でも、柔らかく、三日月と視線を交わすと笑っていた。
「紅蓮丸が、ゆっくりでいいから、心から安らげる人と出会えることを祈ってますよ。」
「そうですね………。」
そう言って外を見つめるが、自分の頭の中には日本号がいた………。
いつものように主の手伝いをして過ごしていた。
最近は書類の整理をしたり、主の部屋で過ごす事が多くなっていた。
おかげで、日本号が出陣していても、状況を知ることができる。
「紅蓮丸、この書類はあっちの棚にしまっておいて。」
主の机の上には片付けても片付けても次々書類がたまっていく。
たぶん、報告書類やら、部隊の戦績など。
大変そうだと思いながらも、日常の話などしながらやっていると、やはり時間はあっという間に過ぎていく。
「主、休憩してはいかがですか?お茶でも入れましょう。」
ある程度区切りを見つけ、主にお茶と茶菓子をだした。
「ありがと。」
少しだけため息をつき、書類の置いていない応接用の机にうつるとお茶を飲みはじめた。
「紅蓮丸は、誰かを好きになったことある?」
棚の整理を止めて一緒に休憩しようと言われて腰を掛けたが、唐突な質問に困った。
「好きな人ですか………。そういった感情が今一よくわからないです………。
主には、そういった方が居るんですか?」
正直、自分には仲間に対しての「好き」と、異性と付き合いなどをする好きの違いがわからない。
主は少しだけ躊躇った後、コクンと頷いた。
「本当は、きっと審神者として、刀剣に恋などしてはいけないのはわかってるんだけど………。
気付いたら好きになってた。」
少しだけ頬を染めて外を見つめる主を見ていて、主が慕っているのが刀剣なことも驚いたが、好きな気持ちがわかることが驚いた。
「気付いたらとは……?」
少しだけ詳しく知りたくて問いかけるとびっくりした顔をした。
「紅蓮丸は、誰か特別この人は失いたくないって思う人、居ないの?」
失いたくない人と聞かれて、自分の頭にはいろんな人が浮かんだ。
「主も、この本丸にいる仲間も、失いたくはありません。」
キョトンとして答えると、主は
「そうじゃなくてっ!」
と、慌てていた。
「自然に探しちゃったり、居ないと不安になったり、一緒に居るだけで嬉しい人。」
そう言われてすぐに思い付いた人は居たが、言うのを躊躇っていると、
「主、失礼するぞ?」
その声と共に三日月が入ってきた。
「おや、今日は紅蓮丸もそろって、恋バナか?」
三日月はさも当たり前のように主の横に正座をして、自分と主を見渡した。
「三日月………なんで自分が女だと………」
まさか、主が話したのかと思い、主に視線を向けると、三日月の軽快な笑い声が聞こえた。
「はっはっは。
主は何も私には伝えてないぞ?
私のようにこうも長く生きてるとな、稀に女の刀剣とも出会うことはある。
だから、初めて紅蓮丸がここに来た時点で気づいておったぞ。
珍しいとは思ったがな。」
そうゆうことか。
ホッとして主に顔を向け直すと
「主、疑ってすみませんでした。」
慌てて謝ると、主も慌てて手を振った。
「謝ることじゃないでしょ?
三日月も、せっかく私が紅蓮丸に恋の話を聞こうと思ってたのに!」
と、三日月を軽く嗜めた。
「これはこれは。紅蓮丸の想い人は日本号ではないのか?」
突然出てきた名前にびっくりすると、主も
「そうなの!?」
と食い入るように聞いてきた。
「そう………なのでしょうか?
私には想うことがわかりません。
確かに一緒にいることは楽しいですし、出陣て何日も居ないと心配にもなります。でも、それが恋なのかと聞かれれば、私にはわからなくて。」
そう言ってうつ向くと、三日月はそっと主の手を取り優しく語り掛けた。
「紅蓮丸、実は私にも恋と言うものはわからなかった。でもな、主と出会い、幾日も過ごすうちに、主従関係以外の心も生まれてしまってな。
他の刀剣と話していれば嫉妬もするし、小さなこの体を抱き締めたいとも思うようになった。
刀剣とて今は人と同じ心をもっておる。
人を好きになる事は悪い事ではない。
現に、日本号は紅蓮丸の事となると目の色を変えるからな(笑)
少なからず、日本号は紅蓮丸のことを思っておると思うぞ?」
と、主に注いだはずのお茶を飲みながら笑っていた。
「主の想い人と言うのは、三日月だったのてすね。」
主は恥ずかしそうで、でも、柔らかく、三日月と視線を交わすと笑っていた。
「紅蓮丸が、ゆっくりでいいから、心から安らげる人と出会えることを祈ってますよ。」
「そうですね………。」
そう言って外を見つめるが、自分の頭の中には日本号がいた………。