和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
死にたがりの君に捧ぐ華
君の名前は?
お前、名は?
夢主は刀剣女士となります。
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森に行く途中、今回の出陣のことを聞いたり、大変だったことを教えてくれた。
疲れてるのにわざわざ
「これは食べられる。こっちはダメ。」
そう言いながら1つずつ教えてくれる。
たまに、こんな物もあるって珍しい花を見せてくれたり、知らないものを知れることが嬉しくて。
時間を忘れて歩き回った。
日が傾いたことで夕方だと気付き、帰ることにした。
「あ………」
夕焼けに顔を上げた時、木の上に柿がなっているのが見えた。
「柿だ!確か、小夜君が好きだったよね?
ちょっと取ってくる!」
ささっと蔦の這った木に登り始めるのを見て日本号が焦った声をあげた。
「お、おいっ!!紅蓮丸、危ないだろ!」
「大丈夫!登ったことあるから!」
上に登り、美味しそうな所を何個か取っては、下に居る日本号に受け取ってもらい、満足した。
「もう、いいだろ?そろそろ降りてこい!」
呆れた日本号の声に頷き、ゆっくりと降り始めた。
「降りるからちょっと避けて~」
最後の枝に足をかけ、ここからなら飛び降りても大丈夫だろうと思い、一気に飛び降りる。
ちょうど木の根本にある落ち葉の貯まりに飛び降りた瞬間。
あまりの柔らかさに体勢を崩し、後ろに倒れそうになった。
「あっ………!!」
少し後ろの木にぶつかりながら、日本号か腕を掴んでくれたおかげで転ばずに済んだ。
「危ないだろが。
もう少し足元確認してから降りてこい。」
「すまない。………いった!!」
中腰から立ち上がろうとした時。
後頭部に襲った痛みに髪を押さえた。
「髪、引っ掛かったかな?」
見ようと思ってもどうやら体勢を崩したときに後ろ髪が蔦に引っ掛かってしまったようで、頭が動かせない。
動けない自分の代わりに日本号が覗き込んでくれて、
「あぁ、おもいっきり絡んでるな(笑)」
呆れたように笑われた。
このまま痛いのも嫌だったから小刀を出して切ろうとすると、慌てたように日本号に止められた。
「おいおい、髪ならほどいてやるから切るな。」
そう言うと、自分の正面からまるで抱き締めるように後頭部に手を伸ばすと絡んだ髪をほどきはじめた。
「すまない………」
疲れているのに手間を掛けさせて申し訳ないと思い、大人しくうつむいていた。
初めは良かったのだけれど、だんたん中腰で居ることがつらくなり、ちょっとゆらゆらすると、日本号は不意に自分の片手を掴んで日本号の首に持っていった。
「な、何………!?」
「その体勢、辛いだろ?
俺に掴まってて良いから。」
少し恥ずかしくて。
でも、やっぱり辛いから。
諦めて日本号の首に腕をかけ掴まった。
あまりの恥ずかしさに日本号の肩に顔を埋めて顔を見られないようにした。
「もう少しだから。」
そう言った後。
耳より少し上に何か当たったけど、その後髭かくすぐったくて、ほどいてるのに顔が当たったんだと思った。
「紅蓮丸?」
「は、はい………。」
急に呼ばれて、返事の声が上擦る。
「今の体勢って、この前の小狐丸とあまり変わんねーけど、お前、嫌じゃないのか?」
言われるまで全く気付かなかった。
確かに今、自分は日本号に抱き締められているような体勢になっている。
でも、不思議と。
嫌だとは思わなくて。
「あ………。そうだったね………。でも、嫌だとは思わないかな。
小狐丸の時は明らかに他意が感じられて、気持ち悪くて。でも、日本号は平気かな………。」
そう言うと、耳元あたりで
「そうか………」
と、囁く声と不意に自分の耳辺りに唇か掠り、くすぐったさに首をすくめる。
「わりぃ。」
何に対しての謝罪なのかはわからなかったけど。
どうやらほどけたようで、日本号は転ばないように腰を抱き締めたまま二人で座り込んだ。
自分は、日本号の首にしがみついたまま。
「………はぁ。終わり。」
どうやら日本号も変な体勢が疲れたようで。
「あ、ありがとう………。迷惑かけて済まなかった………。」
そう言って離れようとすると、腰に巻き付いたままの腕に力が入り、離してはくれなかった。
「すまねぇ。少しだけ、このままで居させてくれ………。」
どうしたのか。
体調悪くなったのかと心配になったけど。
何を聞いても答えない日本号に諦めてしばらくは抱き締められたままでいた………。
疲れてるのにわざわざ
「これは食べられる。こっちはダメ。」
そう言いながら1つずつ教えてくれる。
たまに、こんな物もあるって珍しい花を見せてくれたり、知らないものを知れることが嬉しくて。
時間を忘れて歩き回った。
日が傾いたことで夕方だと気付き、帰ることにした。
「あ………」
夕焼けに顔を上げた時、木の上に柿がなっているのが見えた。
「柿だ!確か、小夜君が好きだったよね?
ちょっと取ってくる!」
ささっと蔦の這った木に登り始めるのを見て日本号が焦った声をあげた。
「お、おいっ!!紅蓮丸、危ないだろ!」
「大丈夫!登ったことあるから!」
上に登り、美味しそうな所を何個か取っては、下に居る日本号に受け取ってもらい、満足した。
「もう、いいだろ?そろそろ降りてこい!」
呆れた日本号の声に頷き、ゆっくりと降り始めた。
「降りるからちょっと避けて~」
最後の枝に足をかけ、ここからなら飛び降りても大丈夫だろうと思い、一気に飛び降りる。
ちょうど木の根本にある落ち葉の貯まりに飛び降りた瞬間。
あまりの柔らかさに体勢を崩し、後ろに倒れそうになった。
「あっ………!!」
少し後ろの木にぶつかりながら、日本号か腕を掴んでくれたおかげで転ばずに済んだ。
「危ないだろが。
もう少し足元確認してから降りてこい。」
「すまない。………いった!!」
中腰から立ち上がろうとした時。
後頭部に襲った痛みに髪を押さえた。
「髪、引っ掛かったかな?」
見ようと思ってもどうやら体勢を崩したときに後ろ髪が蔦に引っ掛かってしまったようで、頭が動かせない。
動けない自分の代わりに日本号が覗き込んでくれて、
「あぁ、おもいっきり絡んでるな(笑)」
呆れたように笑われた。
このまま痛いのも嫌だったから小刀を出して切ろうとすると、慌てたように日本号に止められた。
「おいおい、髪ならほどいてやるから切るな。」
そう言うと、自分の正面からまるで抱き締めるように後頭部に手を伸ばすと絡んだ髪をほどきはじめた。
「すまない………」
疲れているのに手間を掛けさせて申し訳ないと思い、大人しくうつむいていた。
初めは良かったのだけれど、だんたん中腰で居ることがつらくなり、ちょっとゆらゆらすると、日本号は不意に自分の片手を掴んで日本号の首に持っていった。
「な、何………!?」
「その体勢、辛いだろ?
俺に掴まってて良いから。」
少し恥ずかしくて。
でも、やっぱり辛いから。
諦めて日本号の首に腕をかけ掴まった。
あまりの恥ずかしさに日本号の肩に顔を埋めて顔を見られないようにした。
「もう少しだから。」
そう言った後。
耳より少し上に何か当たったけど、その後髭かくすぐったくて、ほどいてるのに顔が当たったんだと思った。
「紅蓮丸?」
「は、はい………。」
急に呼ばれて、返事の声が上擦る。
「今の体勢って、この前の小狐丸とあまり変わんねーけど、お前、嫌じゃないのか?」
言われるまで全く気付かなかった。
確かに今、自分は日本号に抱き締められているような体勢になっている。
でも、不思議と。
嫌だとは思わなくて。
「あ………。そうだったね………。でも、嫌だとは思わないかな。
小狐丸の時は明らかに他意が感じられて、気持ち悪くて。でも、日本号は平気かな………。」
そう言うと、耳元あたりで
「そうか………」
と、囁く声と不意に自分の耳辺りに唇か掠り、くすぐったさに首をすくめる。
「わりぃ。」
何に対しての謝罪なのかはわからなかったけど。
どうやらほどけたようで、日本号は転ばないように腰を抱き締めたまま二人で座り込んだ。
自分は、日本号の首にしがみついたまま。
「………はぁ。終わり。」
どうやら日本号も変な体勢が疲れたようで。
「あ、ありがとう………。迷惑かけて済まなかった………。」
そう言って離れようとすると、腰に巻き付いたままの腕に力が入り、離してはくれなかった。
「すまねぇ。少しだけ、このままで居させてくれ………。」
どうしたのか。
体調悪くなったのかと心配になったけど。
何を聞いても答えない日本号に諦めてしばらくは抱き締められたままでいた………。