和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
死にたがりの君に捧ぐ華
君の名前は?
お前、名は?
夢主は刀剣女士となります。
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それから。
3日経ったが、日本号の部隊はまだ戻らなかった。
主の話では、取り逃がした敵の出現を待ち時空間を移動しているらしい。
時々主にお茶を持っていくと、戦っている日本号や和泉などが写し出されていて少しだけ見入っていた。
それでも、本丸に居る以上、何もしてないわけにはいかないので、内番や、燭台切の手伝いなどをして過ごしていた。
午前中の手伝いを終え、昼食を食べ終えると部屋に戻った。
ふと、机の横に置かれた酒瓶が目についた。
あの日借りた手拭いも一緒に置いてあるのに、持ち主はまだ現れない。
とくに何かあるわけではないが、心なしか物足りない感じがして酒瓶に触れる。
この気持ちがわからない。
無事に帰ってくるだろうか?
何故そんなことを考えたのか不思議に思ったが、フルフルと頭を振って、本でも読もうと立ち上がろうとしたとき、襖の外に気配がした。
「紅蓮丸、居るかい?」
燭台切の声に内心ガッカリしながら、立ち上がり襖を開ける。
「はい。何かありましたか?」
顔を覗かせると、燭台切は片手に背負い籠を持っていた。
「紅蓮丸、午後は何か用事ある?」
「いえ。とくには何もなく。」
「じゃあ、悪いんだけど、森に行ってキノコとか、山菜取ってきてくれないかな?
今日は日本号達が帰ってこれるから鍋でもしようと思ってね。」
と、嬉しそうに籠をもって見せた。
「はい。大丈夫ですよ。では、用意をしたら行ってきます。」
そう言って籠を受け取ると
「悪いね。あんまり遠くまでは行かなくて良いから。」
じゃあ、とまた忙しそうに行ってしまった。
日本号達が帰ってくることが少し嬉しいのか、なんとなく気分があがり、下ろしていた髪を組紐で結んだ。
部屋をさっと片付けて、懐に小刀を入れると
「さて、行くか。」
いつもより身軽な格好で出かけることにして、襖をあけた。
「………よぉ。」
開けた瞬間、目の前に居た人に驚き、顔を見たまま固まってしまった。
「に、日本号………。」
数日ぶりに会った日本号は、少し疲れた顔で笑っていた。
「お帰りなさい。大変そうでしたね?」
酒瓶を取りに来たんだろうと、部屋を開けて酒瓶を持ってこようとすると、不意に裏から声をかけられた。
「どこかに行くのか?」
キョトンとして顔を上げて思い出した。
自分は髪も結い、籠を手に持ち、出かける格好をしていた。
「あぁ………。燭台切が森でキノコと山菜を取ってきてって言うから、今から行こうかと。日本号はこれから呑むのにお酒取りに来たんだよね?」
酒瓶を持って振り返ると日本号は少し首を傾げて考えた後
「あー…………俺も行くわ。」
そう言うと、自分が持っている酒瓶を受け取って歩き出した。
「でも!日本号疲れてるでしょ?少しは休んだ方が………」
「お前、キノコって食えないやつとか分かるのか?下手に毒キノコとか混じってたらそれこそ休めたもんじゃなくなる(笑)」
確かに。
自分はキノコも山菜も取ったことなんてないから何が何だかよくわからない。
そこにきて毒キノコとか持って帰ったら、皆大変なことになる。
「わかった。
でも、疲れたときは言ってくれ。」
そう言って歩き出した日本号は裏手でハイハイと返事をして、自分はその後に着いていくことにした。
3日経ったが、日本号の部隊はまだ戻らなかった。
主の話では、取り逃がした敵の出現を待ち時空間を移動しているらしい。
時々主にお茶を持っていくと、戦っている日本号や和泉などが写し出されていて少しだけ見入っていた。
それでも、本丸に居る以上、何もしてないわけにはいかないので、内番や、燭台切の手伝いなどをして過ごしていた。
午前中の手伝いを終え、昼食を食べ終えると部屋に戻った。
ふと、机の横に置かれた酒瓶が目についた。
あの日借りた手拭いも一緒に置いてあるのに、持ち主はまだ現れない。
とくに何かあるわけではないが、心なしか物足りない感じがして酒瓶に触れる。
この気持ちがわからない。
無事に帰ってくるだろうか?
何故そんなことを考えたのか不思議に思ったが、フルフルと頭を振って、本でも読もうと立ち上がろうとしたとき、襖の外に気配がした。
「紅蓮丸、居るかい?」
燭台切の声に内心ガッカリしながら、立ち上がり襖を開ける。
「はい。何かありましたか?」
顔を覗かせると、燭台切は片手に背負い籠を持っていた。
「紅蓮丸、午後は何か用事ある?」
「いえ。とくには何もなく。」
「じゃあ、悪いんだけど、森に行ってキノコとか、山菜取ってきてくれないかな?
今日は日本号達が帰ってこれるから鍋でもしようと思ってね。」
と、嬉しそうに籠をもって見せた。
「はい。大丈夫ですよ。では、用意をしたら行ってきます。」
そう言って籠を受け取ると
「悪いね。あんまり遠くまでは行かなくて良いから。」
じゃあ、とまた忙しそうに行ってしまった。
日本号達が帰ってくることが少し嬉しいのか、なんとなく気分があがり、下ろしていた髪を組紐で結んだ。
部屋をさっと片付けて、懐に小刀を入れると
「さて、行くか。」
いつもより身軽な格好で出かけることにして、襖をあけた。
「………よぉ。」
開けた瞬間、目の前に居た人に驚き、顔を見たまま固まってしまった。
「に、日本号………。」
数日ぶりに会った日本号は、少し疲れた顔で笑っていた。
「お帰りなさい。大変そうでしたね?」
酒瓶を取りに来たんだろうと、部屋を開けて酒瓶を持ってこようとすると、不意に裏から声をかけられた。
「どこかに行くのか?」
キョトンとして顔を上げて思い出した。
自分は髪も結い、籠を手に持ち、出かける格好をしていた。
「あぁ………。燭台切が森でキノコと山菜を取ってきてって言うから、今から行こうかと。日本号はこれから呑むのにお酒取りに来たんだよね?」
酒瓶を持って振り返ると日本号は少し首を傾げて考えた後
「あー…………俺も行くわ。」
そう言うと、自分が持っている酒瓶を受け取って歩き出した。
「でも!日本号疲れてるでしょ?少しは休んだ方が………」
「お前、キノコって食えないやつとか分かるのか?下手に毒キノコとか混じってたらそれこそ休めたもんじゃなくなる(笑)」
確かに。
自分はキノコも山菜も取ったことなんてないから何が何だかよくわからない。
そこにきて毒キノコとか持って帰ったら、皆大変なことになる。
「わかった。
でも、疲れたときは言ってくれ。」
そう言って歩き出した日本号は裏手でハイハイと返事をして、自分はその後に着いていくことにした。