和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
死にたがりの君に捧ぐ華
君の名前は?
お前、名は?
夢主は刀剣女士となります。
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五虎退と二人で周りの敵を倒し終わる頃にはうっすらと空が明るくなり始めていた。
「やっと、終わりましたね。」
五虎退は安堵をつきへたり込んだ。
暗くてよくわからなかったが、自分達が戦っていたのは滝に繋がる川の近くの崖だった。
どうりで激しく水の落ちる音がするわけだ………。
川に手拭いをさらし、軽く絞ると五虎退に渡す。
小さくて白いのに泥と傷だらけで。
「よく、頑張ったな。」
冷えた手拭いが気持ちいいのか、嬉しそうに頬に当てていた。
「紅蓮丸、なんでお前がここに居るんだ。」
不意に後ろから聞こえた怒りを含んだ声にハッとした。
それは戦いを終えた日本号達で。
日本号の言葉には今にも殴りかかりそうな怒りを含んでいた。
「日本号………それは………」
「紅蓮丸!!おんしゃは、まっこて強いのう!!」
主の命で、と言おうとした瞬間、この雰囲気を打破すべく陸奥がズカズカと歩み寄ってきた。
「陸奥……」
「こんなひょろっこい体しちゅうに、なんやエライ沢山倒したがやか??
五虎退を守ってくれて助かったがよ!」
大丈夫か?
と五虎退の頭をガシガシ撫でながら誉められても、自分はあまり嬉しいとは思わなかった。
「主の命だ。日本号も、自分が来てしまいすまなかった。」
まさか自分が謝られると思っていない日本号は呆気にとられていたが、横で和泉も日本号の背中を叩いた。
「主の命令じゃしかたないな。
でも、足手まといにはなってないんだから良いんじゃねーか??」
仕方無い。
苦虫を噛み潰した表情を浮かべる日本号に、立ち上がった陸奥が声をかけた。
「さて、朝じゃ。はよう帰らな、燭台切のご飯が無くなるき!」
そうだな。と。
皆それぞれ立ち上がり、歩き出そうとした時。
地鳴りと共に自分と五虎退が居る地面に亀裂が入った。
(まずいっ!!)
先ほどの戦いで負荷をかけた崖は一気に崩れ落ち、自分より後ろに居た五虎退はバランスを崩した。
瞬時に五虎退の腕を掴み皆の居る方に投げる。
「陸奥っっ!!!」
頼むっ!
と言う間もなく五虎退は陸奥に受け止められ、足場の崩れた自分は下に落ちるしかなかった………。
「紅蓮丸!!」
「紅蓮丸さん!!」
落ちる瞬間、自分がどんな表情をしていたかはわからない。
ただ、五虎退が無事だったことが、救いだと思い、気が遠くなっていった……。
「やっと、終わりましたね。」
五虎退は安堵をつきへたり込んだ。
暗くてよくわからなかったが、自分達が戦っていたのは滝に繋がる川の近くの崖だった。
どうりで激しく水の落ちる音がするわけだ………。
川に手拭いをさらし、軽く絞ると五虎退に渡す。
小さくて白いのに泥と傷だらけで。
「よく、頑張ったな。」
冷えた手拭いが気持ちいいのか、嬉しそうに頬に当てていた。
「紅蓮丸、なんでお前がここに居るんだ。」
不意に後ろから聞こえた怒りを含んだ声にハッとした。
それは戦いを終えた日本号達で。
日本号の言葉には今にも殴りかかりそうな怒りを含んでいた。
「日本号………それは………」
「紅蓮丸!!おんしゃは、まっこて強いのう!!」
主の命で、と言おうとした瞬間、この雰囲気を打破すべく陸奥がズカズカと歩み寄ってきた。
「陸奥……」
「こんなひょろっこい体しちゅうに、なんやエライ沢山倒したがやか??
五虎退を守ってくれて助かったがよ!」
大丈夫か?
と五虎退の頭をガシガシ撫でながら誉められても、自分はあまり嬉しいとは思わなかった。
「主の命だ。日本号も、自分が来てしまいすまなかった。」
まさか自分が謝られると思っていない日本号は呆気にとられていたが、横で和泉も日本号の背中を叩いた。
「主の命令じゃしかたないな。
でも、足手まといにはなってないんだから良いんじゃねーか??」
仕方無い。
苦虫を噛み潰した表情を浮かべる日本号に、立ち上がった陸奥が声をかけた。
「さて、朝じゃ。はよう帰らな、燭台切のご飯が無くなるき!」
そうだな。と。
皆それぞれ立ち上がり、歩き出そうとした時。
地鳴りと共に自分と五虎退が居る地面に亀裂が入った。
(まずいっ!!)
先ほどの戦いで負荷をかけた崖は一気に崩れ落ち、自分より後ろに居た五虎退はバランスを崩した。
瞬時に五虎退の腕を掴み皆の居る方に投げる。
「陸奥っっ!!!」
頼むっ!
と言う間もなく五虎退は陸奥に受け止められ、足場の崩れた自分は下に落ちるしかなかった………。
「紅蓮丸!!」
「紅蓮丸さん!!」
落ちる瞬間、自分がどんな表情をしていたかはわからない。
ただ、五虎退が無事だったことが、救いだと思い、気が遠くなっていった……。