和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
死にたがりの君に捧ぐ華
君の名前は?
「失礼します。主、お茶をお持ちしました。」
一声かけて襖を開けると、主の前の畳には先程出陣した日本号たちの戦況や生命状態などが写し出されていた。
「紅蓮丸、ありがとう。そこに置いておいて?」
ひっきりなしに動き回る映像を真剣に見つめる主の横の机にそっとお茶を置くと、自分も映像を覗き込んだ。
「日本号たちはどうですか?」
「うん……ちょっと、手こずってるみたい。
五虎退が初陣だから怪我しないと良いんだけど……」
映像が追っているのは五虎退。
短刀だけあって起動は良いみたいだけど。
和泉達も援護に回ったりしてるけど、大丈夫だろうか……?
「あ………」
主の声に顔を上げると、生命状態の表示に『中傷』の文字が表れた。
蜻蛉切がどうやら怪我をしたらしい。
「和泉も陸奥も軽傷……」
主の顔に焦りが現れる。
今回の出陣は軽いものだと思い5人でしか出陣していない。
このままではいつ、誰が重傷になってもおかしくない。
「紅蓮丸、お願いがあります。」
不意に顔を上げた主と目が合い、嫌な予感が過った。
「紅蓮丸、今から日本号の部隊に出てもらえませんか?」
予想は当たった。
確かに、今は他の部隊は遠征に出ていて残っているのは本丸を守る者しかいない。
「主……。」
「お願い。紅蓮丸。今ならまだ援護に間に合う。」
自分が行って役に立てるかはわからない。
もしかしたら、その場で破壊されるかもしれない………。
それなら、それで良いのかもしれない。
「主の命とあらば。」
ため息をつき、袖を結わいていた紐を外す。
部屋から自分の羽織と刀を持ってくると、組紐で髪を結んだ。
「紅蓮丸、これから日本号の部隊に合流し、敵を倒してください。」
「はい。行って参ります。」
目を閉じると光に包まれた。
一声かけて襖を開けると、主の前の畳には先程出陣した日本号たちの戦況や生命状態などが写し出されていた。
「紅蓮丸、ありがとう。そこに置いておいて?」
ひっきりなしに動き回る映像を真剣に見つめる主の横の机にそっとお茶を置くと、自分も映像を覗き込んだ。
「日本号たちはどうですか?」
「うん……ちょっと、手こずってるみたい。
五虎退が初陣だから怪我しないと良いんだけど……」
映像が追っているのは五虎退。
短刀だけあって起動は良いみたいだけど。
和泉達も援護に回ったりしてるけど、大丈夫だろうか……?
「あ………」
主の声に顔を上げると、生命状態の表示に『中傷』の文字が表れた。
蜻蛉切がどうやら怪我をしたらしい。
「和泉も陸奥も軽傷……」
主の顔に焦りが現れる。
今回の出陣は軽いものだと思い5人でしか出陣していない。
このままではいつ、誰が重傷になってもおかしくない。
「紅蓮丸、お願いがあります。」
不意に顔を上げた主と目が合い、嫌な予感が過った。
「紅蓮丸、今から日本号の部隊に出てもらえませんか?」
予想は当たった。
確かに、今は他の部隊は遠征に出ていて残っているのは本丸を守る者しかいない。
「主……。」
「お願い。紅蓮丸。今ならまだ援護に間に合う。」
自分が行って役に立てるかはわからない。
もしかしたら、その場で破壊されるかもしれない………。
それなら、それで良いのかもしれない。
「主の命とあらば。」
ため息をつき、袖を結わいていた紐を外す。
部屋から自分の羽織と刀を持ってくると、組紐で髪を結んだ。
「紅蓮丸、これから日本号の部隊に合流し、敵を倒してください。」
「はい。行って参ります。」
目を閉じると光に包まれた。