和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
Blue Tears
君の名前は?
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それから数日。
キヨマサが一方的にボコられたと噂になった。
出たのは浅葱の名前。
たぶん、やったのはこの前、浅葱が返り血付けて帰ってきた日。
浅葱が一方的に殴ったってのが引っかかるけど。
何度聞いても理由は話さなくて。
集会の時に話すことになっていた。
集会の夜。
ゼファーで武蔵神社に向かえば、三ツ谷達と談笑する浅葱の姿。
ゼファーを停めて浅葱の所に向かえば。
「堅、お疲れ~。」
暑そうに特服の前を開けて笑っている浅葱。
「浅葱、笑ってる場合じゃねぇだろ?
東卍は私闘は禁止なの知ってるよな?」
マイキーが来る前に話を聞きたかったのに。
浅葱は呆れた顔をする。
「そんなん知ってるけど。マイキー来たらでいいじゃん。」
浅葱はバイクのタンクの上に置いたコーヒーを飲みながら。
気にしてるのは三ツ谷達も同じで。
もし、本当に一方的にキヨマサをボコったなら、場時同様、謹慎になる。
その時、入り口から聞こえてくるバブの音。
「マイキーさんが来たぞ。」
「並べ!!」
一気にピリピリムードになる中、マイキーはタケミッちを乗せて来た。
(なんでこんな時にメンバーでもないタケミッち連れてくるかな………。)
マイキーの後ろから降りたタケミッちは、並ぶ東卍メンバーの邪魔にならないように端に行ってしまう。
マイキーはバブを停めて階段の上に座る。
「集会始めるぞ!!」
俺が声を上げれば、静まるメンバー。
そして、ため息をつきながら並んだ奴らを一瞥するマイキー。
「キヨマサ~。お前、その顔の理由言え。」
無表情のまま、傷だらけの顔のキヨマサを呼ぶマイキー。
噂を流したのがきっとキヨマサなのは分かってるけど。
一瞬ビクつくキヨマサ。
「えっと………それは………。」
オドオドしてる所を睨んでいたマイキーは、視線を動かし、隊長が並ぶ列の真ん前を見た。
「浅葱、お前がボコったって噂聞いたんだけど、どーゆーこと?」
冷たい視線。
それを浴びながらも、浅葱は全く表情を変えない。
「キヨマサが、俺が一方的にボコったって言うならそうなんじゃねぇの?
まぁ、1発も食らってないし。」
相変わらず、チーム内で話す時は「俺」を使う浅葱。
いまだに似合うとは思ってないけど。
舐められたくないって思うんだろうな。
しかし。
確かに、あの日浅葱は一切殴られた跡はなかった。
だから、尚のこと。
なんで浅葱がキヨマサをボコる必要があっのか。
「………私闘は厳禁て言ってあるよな?」
冷たい視線のままのマイキー。
それでも、浅葱は怯まない。
「一方的にボコったんなら私闘でもねぇだろ?
まぁ、やったことは変わんねぇし、俺が悪いで良いんじゃね?謹慎なら受けるよ。」
マイキーと絡む視線を外さない。
「キヨマサ、経緯を話せよ。」
このままじゃさすがにまずいと思って、キヨマサに話を振れば。
「ちょ、ちょっと待ってください!!」
後ろに居たタケミッちが叫んだ。
「あぁ!?」
メンバーでもないタケミッちの声にイラッとする。
タケミッちは気にせずズンズンとマイキーの前に歩いてくる。
浅葱は一瞬焦り顔を見せたのに、直ぐに冷静に戻る。
「キヨマサ君が浅葱君にボコられたのは、俺と俺の仲間が一方的に殴られてたのを守るためにやった事です!!」
(………はぁ?)
タケミッちの言葉に全員がザワザワし始める。
浅葱はやっちまったと顔を押さえる。
「なんで浅葱君は本当のこと言わないんすか!!
浅葱君、何一つ悪くないじゃないっすか!!」
タケミッちは怒りながら捲し立てるけど。
浅葱は苦笑いする。
「浅葱、そうなの?」
マイキーに聞かれれば、諦めてため息をつく浅葱。
「なんで、こんな日にタケミッち連れてくるかなぁ………。
たとえ俺が悪くなくたって、自分より下で、尚且つ他の隊の奴殴ったら悪いでしょ(笑)
だから言わなかったのに。」
まったく。
呆れながら答える。
浅葱は初めから分かってて隠していた。
それをいい事にキヨマサは勝手に噂を流した。
それが分かった瞬間。
マイキーと俺はキヨマサを睨む。
「キヨマサ!!」
当の本人は下を向いたままビクッと体を跳ねさせる。
「お前、何回東卍の名前に泥塗ったら気が済むんだよ!?
テメェは特服着てる資格も集会でる資格もねぇわ。」
今すぐ脱げ。
睨みながら叫ぶと。
ワナワナと体を震わせ、隊列から抜けると帰って行った。
一気にピリピリムードが引き、浅葱は苦笑いのまま、マイキーを見上げる。
「マイキー、わかっててタケミッち連れてきただろ?」
呆れ顔のまま、浅葱が話を振れば。
「なんの事?俺はタケミッちに集会見せようと思って連れてきただけだ(笑)」
ニカッと笑ってるマイキー。
「………ったく。」
浅葱は笑ってるけど。
わざわざ俺にまで嘘つく必要なかったのに。
結局、その後は普通に集会は終わり、マイキー達も帰って行った。
俺は浅葱と一緒に帰る。
自宅まで送れば、浅葱のゼファーを停めて降りてくる。
「堅はこのまま帰るのか?」
飯でも食う?
と、いつもと変わらない笑顔。
「少し流しに行くかなぁ………。
浅葱も行くか?」
涼しくなった夜だから、少し走りたかった。
浅葱は少し考えたあと、
「行く。」
嬉しそうに笑う。
自分のゼファーで行くのかと思えば、俺のゼファーの後ろに乗り込む浅葱。
「たまには後ろ乗せてよ。」
笑う浅葱はシートを掴むと。
さっきまでの表情が嘘のようで。
呆れるけど。
「しゃーねぇな。ちゃんと掴まっとけよ?」
ゼファーのアクセルを吹かして涼しい夜に走り出した。
キヨマサが一方的にボコられたと噂になった。
出たのは浅葱の名前。
たぶん、やったのはこの前、浅葱が返り血付けて帰ってきた日。
浅葱が一方的に殴ったってのが引っかかるけど。
何度聞いても理由は話さなくて。
集会の時に話すことになっていた。
集会の夜。
ゼファーで武蔵神社に向かえば、三ツ谷達と談笑する浅葱の姿。
ゼファーを停めて浅葱の所に向かえば。
「堅、お疲れ~。」
暑そうに特服の前を開けて笑っている浅葱。
「浅葱、笑ってる場合じゃねぇだろ?
東卍は私闘は禁止なの知ってるよな?」
マイキーが来る前に話を聞きたかったのに。
浅葱は呆れた顔をする。
「そんなん知ってるけど。マイキー来たらでいいじゃん。」
浅葱はバイクのタンクの上に置いたコーヒーを飲みながら。
気にしてるのは三ツ谷達も同じで。
もし、本当に一方的にキヨマサをボコったなら、場時同様、謹慎になる。
その時、入り口から聞こえてくるバブの音。
「マイキーさんが来たぞ。」
「並べ!!」
一気にピリピリムードになる中、マイキーはタケミッちを乗せて来た。
(なんでこんな時にメンバーでもないタケミッち連れてくるかな………。)
マイキーの後ろから降りたタケミッちは、並ぶ東卍メンバーの邪魔にならないように端に行ってしまう。
マイキーはバブを停めて階段の上に座る。
「集会始めるぞ!!」
俺が声を上げれば、静まるメンバー。
そして、ため息をつきながら並んだ奴らを一瞥するマイキー。
「キヨマサ~。お前、その顔の理由言え。」
無表情のまま、傷だらけの顔のキヨマサを呼ぶマイキー。
噂を流したのがきっとキヨマサなのは分かってるけど。
一瞬ビクつくキヨマサ。
「えっと………それは………。」
オドオドしてる所を睨んでいたマイキーは、視線を動かし、隊長が並ぶ列の真ん前を見た。
「浅葱、お前がボコったって噂聞いたんだけど、どーゆーこと?」
冷たい視線。
それを浴びながらも、浅葱は全く表情を変えない。
「キヨマサが、俺が一方的にボコったって言うならそうなんじゃねぇの?
まぁ、1発も食らってないし。」
相変わらず、チーム内で話す時は「俺」を使う浅葱。
いまだに似合うとは思ってないけど。
舐められたくないって思うんだろうな。
しかし。
確かに、あの日浅葱は一切殴られた跡はなかった。
だから、尚のこと。
なんで浅葱がキヨマサをボコる必要があっのか。
「………私闘は厳禁て言ってあるよな?」
冷たい視線のままのマイキー。
それでも、浅葱は怯まない。
「一方的にボコったんなら私闘でもねぇだろ?
まぁ、やったことは変わんねぇし、俺が悪いで良いんじゃね?謹慎なら受けるよ。」
マイキーと絡む視線を外さない。
「キヨマサ、経緯を話せよ。」
このままじゃさすがにまずいと思って、キヨマサに話を振れば。
「ちょ、ちょっと待ってください!!」
後ろに居たタケミッちが叫んだ。
「あぁ!?」
メンバーでもないタケミッちの声にイラッとする。
タケミッちは気にせずズンズンとマイキーの前に歩いてくる。
浅葱は一瞬焦り顔を見せたのに、直ぐに冷静に戻る。
「キヨマサ君が浅葱君にボコられたのは、俺と俺の仲間が一方的に殴られてたのを守るためにやった事です!!」
(………はぁ?)
タケミッちの言葉に全員がザワザワし始める。
浅葱はやっちまったと顔を押さえる。
「なんで浅葱君は本当のこと言わないんすか!!
浅葱君、何一つ悪くないじゃないっすか!!」
タケミッちは怒りながら捲し立てるけど。
浅葱は苦笑いする。
「浅葱、そうなの?」
マイキーに聞かれれば、諦めてため息をつく浅葱。
「なんで、こんな日にタケミッち連れてくるかなぁ………。
たとえ俺が悪くなくたって、自分より下で、尚且つ他の隊の奴殴ったら悪いでしょ(笑)
だから言わなかったのに。」
まったく。
呆れながら答える。
浅葱は初めから分かってて隠していた。
それをいい事にキヨマサは勝手に噂を流した。
それが分かった瞬間。
マイキーと俺はキヨマサを睨む。
「キヨマサ!!」
当の本人は下を向いたままビクッと体を跳ねさせる。
「お前、何回東卍の名前に泥塗ったら気が済むんだよ!?
テメェは特服着てる資格も集会でる資格もねぇわ。」
今すぐ脱げ。
睨みながら叫ぶと。
ワナワナと体を震わせ、隊列から抜けると帰って行った。
一気にピリピリムードが引き、浅葱は苦笑いのまま、マイキーを見上げる。
「マイキー、わかっててタケミッち連れてきただろ?」
呆れ顔のまま、浅葱が話を振れば。
「なんの事?俺はタケミッちに集会見せようと思って連れてきただけだ(笑)」
ニカッと笑ってるマイキー。
「………ったく。」
浅葱は笑ってるけど。
わざわざ俺にまで嘘つく必要なかったのに。
結局、その後は普通に集会は終わり、マイキー達も帰って行った。
俺は浅葱と一緒に帰る。
自宅まで送れば、浅葱のゼファーを停めて降りてくる。
「堅はこのまま帰るのか?」
飯でも食う?
と、いつもと変わらない笑顔。
「少し流しに行くかなぁ………。
浅葱も行くか?」
涼しくなった夜だから、少し走りたかった。
浅葱は少し考えたあと、
「行く。」
嬉しそうに笑う。
自分のゼファーで行くのかと思えば、俺のゼファーの後ろに乗り込む浅葱。
「たまには後ろ乗せてよ。」
笑う浅葱はシートを掴むと。
さっきまでの表情が嘘のようで。
呆れるけど。
「しゃーねぇな。ちゃんと掴まっとけよ?」
ゼファーのアクセルを吹かして涼しい夜に走り出した。