和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
Blue Tears
君の名前は?
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強くなりたかった。
あの日、父と母を殺したあの男を殺すために。
暴力にも、権力にも負けない。
そんな人間になりたかった。
今の自分はあの時思った強い自分になれてるのか?
時々思うことがある。
(あー………昨日は楽しかったな。)
コンビニで飯を買って帰宅途中。
昨日の事を思い出してた。
バイクをいじれることも、夜中まで流して笑い会うのも。
マイキーとケンのおかげでできてること。
時々めんどくさいけど、あいつらは楽しい。
2人のおかげで仇を取りたいと思うことも少なくなっていた……。
「おらっ!まだ伸びんじゃねぇぞ!?」
通りかかった公園から聞こえてくる騒ぎ声。
ちらっと覗けば。
何人かが喧嘩をしていて。
喧嘩と言うより、一方的に殴られてるようにも見えるけど。
「生意気な奴隷には、生き方を教えてやらなきゃな(笑)」
ガヤガヤと騒いでるのを離れた所からのんびり見てたけど。
やられてる側はすでに傷だらけで。
痛々しい。
中、高生くらい?
「花垣~!お前は特にしっかり教えてやるからな!!」
聞き覚えのある名前に目を凝らせば。
振りかぶって殴られる金髪。
(殴られてるのはタケミッちとその仲間ってとこかな?)
やっぱり、弱いんだな(笑)と。
しかし。
殴ってる方は、しっかり見覚えがあった。
(あれは………キヨマサ……。)
参番隊にいるキヨマサ。
確か、この前、勝手に東卍の名前使って喧嘩賭博やってて、堅達にコテンパンにされたばっかりなのに。
(パーも含めて、参番隊ってアホが多いのか(笑)?)
クスリと笑ったけど。
いつまでも殴られてるのは可哀想だし。
そもそもやってるのが東卍の看板背負ってる奴だと思うと、ムカつく。
だけど。
自分もその看板背負ってる1人だし。
(目立つこと出来ないな………。)
少しだけ考えて。
パーカーのフードを被ると歩き始める。
「もう、やめて下さいっ!!」
半泣きで殴られるメガネの噴水頭君に近づいて行く。
「いい加減やめてやれば~?」
自分の足音に殴ってるやつが気づいて顔を上げる瞬間。
噴水頭君の襟を掴んで殴っていた相手を蹴り飛ばす。
「グホッッ……!!」
不意打ちを喰らい吹っ飛ぶ男に、驚く噴水頭君。
「悪ぃんだけど、コレ、預かってて?」
噴水頭君を覗き込み、目の前にコンビニの袋を出すと、返事をしながらオドオドと受け取る。
吹っ飛んだ男のせいで全員の視線が集まる。
(………あ。失敗した。)
適当に蹴散らして帰ろうと思ってたのに。
晩御飯の安全を考えてたら失敗。
「なんだ、テメェは!?」
今まで殴ってた奴を放して次々近寄ってくるバカ共に、呆れながら。
「まぁ、仕方ねぇか………(笑)」
コンビニ袋を手放したことにより身軽になったから。
フードを被ったまま暴れ出す。
『やられる前にやれ。』
昔からの信条をもとに。
1人ずつ伸していく。
殆どの男は顎あたりを掌底打ちするか、鳩尾蹴りすれば倒れてくれるんだけど。
適当に伸して、最後までタケミッちを殴ってたキヨマサに近づいていくと。
「なんか用か?あんちゃん(笑)」
バカにしたようにフードの中を覗き込もうとするから。
「お前さ、自分が入ってるチームの幹部すら覚えられないワケ?」
タケミッちが放されて倒れた所で喉に膝蹴りを入れて。
倒れたキヨマサの上にしゃがむと。
フードを取った。
「あぁ………!!浅葱さん!!」
名前が響いた瞬間。
後ろからは
「え?東卍の浅葱さん!?」
「誰も見たことないって噂の零番隊引き連れてる隊長じゃねぇか!」
などと声が聞こえる。
キヨマサは、一気に血の気が引き、引きつった笑いを浮かべる。
「いや、これは………なんて言うかっっ。」
しどろもどろになりながらも言い訳考えてるから。
襟首を掴んで引き寄せる。
「お前、この前マイキー達にボコされたばっかだよなぁ?
懲りねぇなら分かるように躾てやろうな?」
ニヤリと笑えば、有無を言わせず入る鉄拳がキヨマサの顎が食い込む。
痛みにもがいてる所でもう1発。
「東卍背負ってるやつが汚ぇことしてんじゃねぇよ。」
襟首を放して伸びたキヨマサを投げると。
逃げ出す他の連中。
残ったのは。
タケミッちと、その仲間。
さっき、自分の事を零番隊の隊長だって言ってた奴も残ってる。
「浅葱さんっ!!」
自分に、気づいたタケミッちはフラフラのまま近づいてきて。
他の男の子たちも。
「あー………。」
どう言い訳しようか悩んだけど。
「零番隊が誰も隊員を見たこと無いのは………。」
そっと噴水頭君の所に近づき、しゃがみこむ。
「は、はい!!」
めっちゃビビってる感じがすごくて面白い。
「零番隊はそもそも隊員居ないから(笑)
隊長とか柄じゃねぇし(笑)」
そう言って、コンビニ袋を受け取る。
驚く男の子達をよそに、タケミッちの所にいくと。
「今日のこと、マイキー達には内緒な?
内輪で喧嘩とかめっちゃ怒られるからさ(笑)」
んじゃ、早く帰れよ?
と、言うだけ言ってまたフードを被る。
流石に今日の喧嘩はバレたら怒られる。
特に堅は。
「~♪♪」
鼻歌を歌いながら家に帰れば、玄関前には見覚えのある大きい影。
「………お前な………。」
呆れたように玄関のドアに寄りかかる堅の姿だった………。
あの日、父と母を殺したあの男を殺すために。
暴力にも、権力にも負けない。
そんな人間になりたかった。
今の自分はあの時思った強い自分になれてるのか?
時々思うことがある。
(あー………昨日は楽しかったな。)
コンビニで飯を買って帰宅途中。
昨日の事を思い出してた。
バイクをいじれることも、夜中まで流して笑い会うのも。
マイキーとケンのおかげでできてること。
時々めんどくさいけど、あいつらは楽しい。
2人のおかげで仇を取りたいと思うことも少なくなっていた……。
「おらっ!まだ伸びんじゃねぇぞ!?」
通りかかった公園から聞こえてくる騒ぎ声。
ちらっと覗けば。
何人かが喧嘩をしていて。
喧嘩と言うより、一方的に殴られてるようにも見えるけど。
「生意気な奴隷には、生き方を教えてやらなきゃな(笑)」
ガヤガヤと騒いでるのを離れた所からのんびり見てたけど。
やられてる側はすでに傷だらけで。
痛々しい。
中、高生くらい?
「花垣~!お前は特にしっかり教えてやるからな!!」
聞き覚えのある名前に目を凝らせば。
振りかぶって殴られる金髪。
(殴られてるのはタケミッちとその仲間ってとこかな?)
やっぱり、弱いんだな(笑)と。
しかし。
殴ってる方は、しっかり見覚えがあった。
(あれは………キヨマサ……。)
参番隊にいるキヨマサ。
確か、この前、勝手に東卍の名前使って喧嘩賭博やってて、堅達にコテンパンにされたばっかりなのに。
(パーも含めて、参番隊ってアホが多いのか(笑)?)
クスリと笑ったけど。
いつまでも殴られてるのは可哀想だし。
そもそもやってるのが東卍の看板背負ってる奴だと思うと、ムカつく。
だけど。
自分もその看板背負ってる1人だし。
(目立つこと出来ないな………。)
少しだけ考えて。
パーカーのフードを被ると歩き始める。
「もう、やめて下さいっ!!」
半泣きで殴られるメガネの噴水頭君に近づいて行く。
「いい加減やめてやれば~?」
自分の足音に殴ってるやつが気づいて顔を上げる瞬間。
噴水頭君の襟を掴んで殴っていた相手を蹴り飛ばす。
「グホッッ……!!」
不意打ちを喰らい吹っ飛ぶ男に、驚く噴水頭君。
「悪ぃんだけど、コレ、預かってて?」
噴水頭君を覗き込み、目の前にコンビニの袋を出すと、返事をしながらオドオドと受け取る。
吹っ飛んだ男のせいで全員の視線が集まる。
(………あ。失敗した。)
適当に蹴散らして帰ろうと思ってたのに。
晩御飯の安全を考えてたら失敗。
「なんだ、テメェは!?」
今まで殴ってた奴を放して次々近寄ってくるバカ共に、呆れながら。
「まぁ、仕方ねぇか………(笑)」
コンビニ袋を手放したことにより身軽になったから。
フードを被ったまま暴れ出す。
『やられる前にやれ。』
昔からの信条をもとに。
1人ずつ伸していく。
殆どの男は顎あたりを掌底打ちするか、鳩尾蹴りすれば倒れてくれるんだけど。
適当に伸して、最後までタケミッちを殴ってたキヨマサに近づいていくと。
「なんか用か?あんちゃん(笑)」
バカにしたようにフードの中を覗き込もうとするから。
「お前さ、自分が入ってるチームの幹部すら覚えられないワケ?」
タケミッちが放されて倒れた所で喉に膝蹴りを入れて。
倒れたキヨマサの上にしゃがむと。
フードを取った。
「あぁ………!!浅葱さん!!」
名前が響いた瞬間。
後ろからは
「え?東卍の浅葱さん!?」
「誰も見たことないって噂の零番隊引き連れてる隊長じゃねぇか!」
などと声が聞こえる。
キヨマサは、一気に血の気が引き、引きつった笑いを浮かべる。
「いや、これは………なんて言うかっっ。」
しどろもどろになりながらも言い訳考えてるから。
襟首を掴んで引き寄せる。
「お前、この前マイキー達にボコされたばっかだよなぁ?
懲りねぇなら分かるように躾てやろうな?」
ニヤリと笑えば、有無を言わせず入る鉄拳がキヨマサの顎が食い込む。
痛みにもがいてる所でもう1発。
「東卍背負ってるやつが汚ぇことしてんじゃねぇよ。」
襟首を放して伸びたキヨマサを投げると。
逃げ出す他の連中。
残ったのは。
タケミッちと、その仲間。
さっき、自分の事を零番隊の隊長だって言ってた奴も残ってる。
「浅葱さんっ!!」
自分に、気づいたタケミッちはフラフラのまま近づいてきて。
他の男の子たちも。
「あー………。」
どう言い訳しようか悩んだけど。
「零番隊が誰も隊員を見たこと無いのは………。」
そっと噴水頭君の所に近づき、しゃがみこむ。
「は、はい!!」
めっちゃビビってる感じがすごくて面白い。
「零番隊はそもそも隊員居ないから(笑)
隊長とか柄じゃねぇし(笑)」
そう言って、コンビニ袋を受け取る。
驚く男の子達をよそに、タケミッちの所にいくと。
「今日のこと、マイキー達には内緒な?
内輪で喧嘩とかめっちゃ怒られるからさ(笑)」
んじゃ、早く帰れよ?
と、言うだけ言ってまたフードを被る。
流石に今日の喧嘩はバレたら怒られる。
特に堅は。
「~♪♪」
鼻歌を歌いながら家に帰れば、玄関前には見覚えのある大きい影。
「………お前な………。」
呆れたように玄関のドアに寄りかかる堅の姿だった………。