和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
Blue Tears
君の名前は?
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「おぅ、さっき診察終わって腕の骨折だけだとさ。もうすぐ出てくるだろうから、そしたら帰る。」
どうしても浅葱は自分のゼファーを誰かに運転されたくないって自分で運転しようとして。
ブレーキすら握れない姿に呆れて俺のゼファーはタケミッちに乗って帰ってもらった。
マイキー達は先に浅葱の家に戻ってる。
「わかった。んじゃな。」
病院のドアが開く音がして通話を終了させて振り返ると。
痛々しく腕を固定された浅葱が出てくる。
「終わったのか?」
携帯をポケットに突っ込み、迎えると。
「終わった~。2ヶ月はこのまんまだって。」
固定された腕を上げて不満そうな顔の浅葱。
でも、この程度で終わってよかった。
「まぁ、1人でやり合ってその程度なら良かったんじゃねぇか?」
話しながら駐車場まで歩くと静かに佇む愛車。
「しばらくゼファーも乗れないかぁ………。」
悔しそうに、ゼファーのシートを撫でる。
「乗りたかったら後ろだな。」
エンジンをかけると、諦めたように後ろに乗る。
「片手でぶっ飛ばされんなよ(笑)?」
スピードを出して帰らなきゃいけない程じゃないから、のんびりと走り出す。
揺れるゼファーに身を任せて、浅葱はぼんやりと掴まっているのがわかる。
疲れたのかもしれない。
それでも。
どうしても浅葱の家に帰る前に寄りたい所があった。
「どっか寄るの?」
家とは違う方向に走る俺に気づいて、体を寄せる浅葱。
「あぁ。ちょっとな~。」
もう日付は変わってしまうけど。
どうしても寄らなきゃ行けない所。
しばらく走り、着いたのは。
街灯の明かりだけが照らす墓地。
「俺、浅葱のおかげで墓参り行ってねぇんだよ。」
本当はマイキーと行く予定だったけど。
どうしても今日のうちに行きたかった。
浅葱の両親が眠る場所。
線香も、備える花もねぇけど。
「わざわざ夜中に来なくてもいいじゃん。」
誰もいない墓地に夜中に来るなんてと笑いながら、浅葱も降りてくる。
迷うことなく両親の墓に辿り着けば、そこには綺麗な百合の花束が備えてあって。
「昼間、私が来たんだよ。」
苦笑いしながら花束を見る。
ふぅっと深呼吸して。
「親父、お母さん。浅葱を守るって約束してたのに1人で抱え込ませてすみませんでした………。」
声に出して深々と墓に頭を下げて謝ると。
「はぁっっ!?」
浅葱はことの他びっくりした顔をして。
「今回は私が勝手にしたことでしょ?なんで堅が謝るの?」
頭を上げて浅葱を見ると、戸惑いを隠せない表情で。
思わず笑いながら浅葱の頭を撫でてしまう。
「あの日、何があっても浅葱を守るって約束したのに。
俺はお前を1人にした。」
ごめん。
存在を確認するように頭を撫でると、少し恥ずかしそうに背中を向ける。
「っべつに。
今回は油断してたせいでヘマしただけだ。
でも………。」
振り返る浅葱はさっきとは打って変わって真剣な表情で。
「私は稀咲の口車に乗せられて騙された。
気づいたらアイツは居なかったけど。」
マイキーが入れた稀咲に騙された浅葱は、復讐するって情報を流されて半間に殺されてもおかしくなかった。
稀咲は浅葱が潰れても零番隊が開くし、半間が潰されてもバルハラをやったと手柄にできる。
ただ、俺たちが来たことが誤算だった。
浅葱はそう教えてくれた。
「………そうか。あとでマイキーに話す。」
そう聞いて尚更。
浅葱が助かったことが嬉しかった。
「さぁ、堅も墓参り終わったし、帰ってご飯にしよ!お腹空いた!!」
全てを話してスッキリしたのか、浅葱は笑って背中を向けて歩き出す。
その姿は。
喧嘩も強くて、東卍でも隊長格なのに。
すごく華奢に見えて。
「…………浅葱。」
思わず。
手を引き、浅葱の体を自分の腕の中に収めてた………。
どうしても浅葱は自分のゼファーを誰かに運転されたくないって自分で運転しようとして。
ブレーキすら握れない姿に呆れて俺のゼファーはタケミッちに乗って帰ってもらった。
マイキー達は先に浅葱の家に戻ってる。
「わかった。んじゃな。」
病院のドアが開く音がして通話を終了させて振り返ると。
痛々しく腕を固定された浅葱が出てくる。
「終わったのか?」
携帯をポケットに突っ込み、迎えると。
「終わった~。2ヶ月はこのまんまだって。」
固定された腕を上げて不満そうな顔の浅葱。
でも、この程度で終わってよかった。
「まぁ、1人でやり合ってその程度なら良かったんじゃねぇか?」
話しながら駐車場まで歩くと静かに佇む愛車。
「しばらくゼファーも乗れないかぁ………。」
悔しそうに、ゼファーのシートを撫でる。
「乗りたかったら後ろだな。」
エンジンをかけると、諦めたように後ろに乗る。
「片手でぶっ飛ばされんなよ(笑)?」
スピードを出して帰らなきゃいけない程じゃないから、のんびりと走り出す。
揺れるゼファーに身を任せて、浅葱はぼんやりと掴まっているのがわかる。
疲れたのかもしれない。
それでも。
どうしても浅葱の家に帰る前に寄りたい所があった。
「どっか寄るの?」
家とは違う方向に走る俺に気づいて、体を寄せる浅葱。
「あぁ。ちょっとな~。」
もう日付は変わってしまうけど。
どうしても寄らなきゃ行けない所。
しばらく走り、着いたのは。
街灯の明かりだけが照らす墓地。
「俺、浅葱のおかげで墓参り行ってねぇんだよ。」
本当はマイキーと行く予定だったけど。
どうしても今日のうちに行きたかった。
浅葱の両親が眠る場所。
線香も、備える花もねぇけど。
「わざわざ夜中に来なくてもいいじゃん。」
誰もいない墓地に夜中に来るなんてと笑いながら、浅葱も降りてくる。
迷うことなく両親の墓に辿り着けば、そこには綺麗な百合の花束が備えてあって。
「昼間、私が来たんだよ。」
苦笑いしながら花束を見る。
ふぅっと深呼吸して。
「親父、お母さん。浅葱を守るって約束してたのに1人で抱え込ませてすみませんでした………。」
声に出して深々と墓に頭を下げて謝ると。
「はぁっっ!?」
浅葱はことの他びっくりした顔をして。
「今回は私が勝手にしたことでしょ?なんで堅が謝るの?」
頭を上げて浅葱を見ると、戸惑いを隠せない表情で。
思わず笑いながら浅葱の頭を撫でてしまう。
「あの日、何があっても浅葱を守るって約束したのに。
俺はお前を1人にした。」
ごめん。
存在を確認するように頭を撫でると、少し恥ずかしそうに背中を向ける。
「っべつに。
今回は油断してたせいでヘマしただけだ。
でも………。」
振り返る浅葱はさっきとは打って変わって真剣な表情で。
「私は稀咲の口車に乗せられて騙された。
気づいたらアイツは居なかったけど。」
マイキーが入れた稀咲に騙された浅葱は、復讐するって情報を流されて半間に殺されてもおかしくなかった。
稀咲は浅葱が潰れても零番隊が開くし、半間が潰されてもバルハラをやったと手柄にできる。
ただ、俺たちが来たことが誤算だった。
浅葱はそう教えてくれた。
「………そうか。あとでマイキーに話す。」
そう聞いて尚更。
浅葱が助かったことが嬉しかった。
「さぁ、堅も墓参り終わったし、帰ってご飯にしよ!お腹空いた!!」
全てを話してスッキリしたのか、浅葱は笑って背中を向けて歩き出す。
その姿は。
喧嘩も強くて、東卍でも隊長格なのに。
すごく華奢に見えて。
「…………浅葱。」
思わず。
手を引き、浅葱の体を自分の腕の中に収めてた………。