和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
Blue Tears
君の名前は?
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「やべぇ。
ドラケンまで来たじゃん(笑)」
笑う半間の声を聞きながら倒れかける浅葱を抱きとめる。
「お前、何やってんだよ!!」
1人で抱え込むなって言ったのに。
押さえてる腕は、すでに折れてるのか、上げることも出来ずに。
浅葱は腕の中に収まる。
「なんで………来たの……。自分1人で充分だったのに。」
痛みに耐えながら俺を睨む浅葱。
本当に半間を殺そうとしていたんだとわかった。
浅葱の手にはナイフが握られてるのに。
半間は全くの無傷。
微かに震える浅葱の手からナイフを奪うと、投げ捨てる。
「強がってる場合じゃねぇだろ。」
(浅葱を見つけられて良かった………。)
あと数分遅かったら。
考えるだけでゾッとする。
「なんでお前はいつもそうなんだ?
1人で抱え込んで。もっと仲間を頼れよ!!」
怒りに任せて怒鳴れば、浅葱の顔は曇り。
顔を背ける。
「しょうがないじゃん。
皆を、巻き込みたくなかった……。
強くならなきゃいけなかったんだ……。」
いつもなら、笑って誤魔化すのに。
浅葱は俺の顔を見ない。
無理やり顔を両手で包み、顔を上げさせると。
「強くなりたいなら泣くなって言ったのは、親父が俺に言ってくれた言葉なんだよ。
お前は周りに頼って良いんだよ!
俺を、もっと頼れよ!」
強ばる視線を逸らさせずに怒鳴ると。
今まで見ることのなかった、泣きそうな瞳。
それが、ハッと開いて。
「堅っ!!」
叫んだ瞬間、裏から振り下ろされる気配に気づいて浅葱を抱えて避けると。
「いつまでダラダラ喋ってんだよ?
せっかく活きのいい女まわせると思ったのによぉ!!」
鉄パイプを持った男は、つまらなそうに首を鳴らしながら近寄ってくる。
マイキー背負ったまま族を1つ潰したことはあるけど、今は難しい。
「とりあえず。話は後だ。
ここに居ろ。」
そっと浅葱を壁に寄りかけて座らせると。
立ちはだかる男達を睨む。
「ケンチン!!浅葱!!」
一触即発の空気を割るように、聞こえてくるマイキー達の足音。
入り口近くに居た男達はどんどん倒されていく。
「マイキー………。」
マイキーと三ツ谷が後ろに座り込む浅葱の元に走り寄ると、タケミッちが横に来た。
「間に合ってよかった!」
後ろの浅葱を確認して、タケミッちが笑う。
「………ダリィ(笑)」
半間の笑い声に気づいたマイキーは、立ち上がると。
「浅葱、俺らは仲間がやられたら命張ってでも助ける。お前は俺たちの仲間じゃねぇの?」
冷静なのに、芯のある言葉に浅葱に目を向ければ。
「………ごめん………。」
浅葱は揺れる瞳で俺達を見ている。
「ごめんじゃねぇだろ?」
マイキー達が来たことで不安が和らぎ、笑いながら話しかけると。
「うん………。みんな、俺を助けて………。」
浅葱は笑う。
その言葉を聞いて。
「いつまでも俺って使ってんじゃねぇよ。
似合ってねぇだろ(笑)」
三ツ谷は笑うと浅葱の頭を撫でた。
「まだ浅葱も動けそうだし、問題ねぇな(笑)」
マイキーが半間に向き直り、ニヤリと笑う半間に走り出す。
「浅葱、無理すんじゃねぇぞ!」
再び始まる喧嘩に、視線だけを向けて浅葱に言えば。
「誰に言ってんだよ!零番隊舐めんなよ!!」
ニヤリと笑って片腕だけしか使えないのに、次々蹴りで男を伸していく。
半間に向かいたい浅葱は何人もいる男に阻止されて。
それでも止まらない。
「あの女よりマイキーのが楽しそうじゃん(笑)」
先に辿り着いたマイキーは浅葱を笑う半間を上段から蹴り落とす。
「俺が裏にいる限り、東卍も、浅葱も負けねぇんだよっ!!」
それでも倒れない半間に攻撃を繰り出す。
「そーだな!東卍は最強になんだろ!!」
笑いながら浅葱も1人ずつ伸していき。
あと少しというとこで………。
遠くから聞こえ始めるパトカーの音。
騒ぎを聞いて誰かが通報したのか。
「………ッチ。マイキー、浅葱、やめだ!!」
半間をもう少しで伸せると思ったのに。
止めようとした瞬間。
俺の横をすり抜ける浅葱は高く飛び。
「半間ぁぁぁぁぁ!!」
半間が振り返る瞬間、綺麗に顎に入る浅葱の膝。
半間は止めてある大量の自転車まで吹っ飛ばされた。
反動でぶっ倒れる浅葱。
「浅葱!もう引くぞ!!」
これ以上やっていたら警察が到着しちまう。
抱えると、浅葱は笑ってゴメンと頷く。
「………ダリィ(笑)。
浅葱って言ったかぁ?
次に会う時は、生きて返さねぇからなぁ(笑)」
ニヤケながらも、半間は立ち上がり逃げるバルハラのメンバー達と歩いて行った。
「勝手にしろ。何回だって、お前を伸してやる。」
捨て台詞を吐くと、力が抜ける浅葱。
「浅葱、大丈夫か!?」
戻ってきたマイキーは、ボロボロの浅葱を見ると、肩を貸してくれる。
「マイキー、堅、三ツ谷、タケミッち。本当にありがとう。」
ボロボロのまま笑う浅葱を見て、それぞれ安心する。
「ばーか。さっさと病院行くぞ。」
浅葱の頭を叩いて歩き出す。
あの時、本当に浅葱が半間を殺さなくて良かった。
浅葱だけは犯罪者にしたくない。
(親父、ちゃんと約束守ったぞ………。)
ドラケンまで来たじゃん(笑)」
笑う半間の声を聞きながら倒れかける浅葱を抱きとめる。
「お前、何やってんだよ!!」
1人で抱え込むなって言ったのに。
押さえてる腕は、すでに折れてるのか、上げることも出来ずに。
浅葱は腕の中に収まる。
「なんで………来たの……。自分1人で充分だったのに。」
痛みに耐えながら俺を睨む浅葱。
本当に半間を殺そうとしていたんだとわかった。
浅葱の手にはナイフが握られてるのに。
半間は全くの無傷。
微かに震える浅葱の手からナイフを奪うと、投げ捨てる。
「強がってる場合じゃねぇだろ。」
(浅葱を見つけられて良かった………。)
あと数分遅かったら。
考えるだけでゾッとする。
「なんでお前はいつもそうなんだ?
1人で抱え込んで。もっと仲間を頼れよ!!」
怒りに任せて怒鳴れば、浅葱の顔は曇り。
顔を背ける。
「しょうがないじゃん。
皆を、巻き込みたくなかった……。
強くならなきゃいけなかったんだ……。」
いつもなら、笑って誤魔化すのに。
浅葱は俺の顔を見ない。
無理やり顔を両手で包み、顔を上げさせると。
「強くなりたいなら泣くなって言ったのは、親父が俺に言ってくれた言葉なんだよ。
お前は周りに頼って良いんだよ!
俺を、もっと頼れよ!」
強ばる視線を逸らさせずに怒鳴ると。
今まで見ることのなかった、泣きそうな瞳。
それが、ハッと開いて。
「堅っ!!」
叫んだ瞬間、裏から振り下ろされる気配に気づいて浅葱を抱えて避けると。
「いつまでダラダラ喋ってんだよ?
せっかく活きのいい女まわせると思ったのによぉ!!」
鉄パイプを持った男は、つまらなそうに首を鳴らしながら近寄ってくる。
マイキー背負ったまま族を1つ潰したことはあるけど、今は難しい。
「とりあえず。話は後だ。
ここに居ろ。」
そっと浅葱を壁に寄りかけて座らせると。
立ちはだかる男達を睨む。
「ケンチン!!浅葱!!」
一触即発の空気を割るように、聞こえてくるマイキー達の足音。
入り口近くに居た男達はどんどん倒されていく。
「マイキー………。」
マイキーと三ツ谷が後ろに座り込む浅葱の元に走り寄ると、タケミッちが横に来た。
「間に合ってよかった!」
後ろの浅葱を確認して、タケミッちが笑う。
「………ダリィ(笑)」
半間の笑い声に気づいたマイキーは、立ち上がると。
「浅葱、俺らは仲間がやられたら命張ってでも助ける。お前は俺たちの仲間じゃねぇの?」
冷静なのに、芯のある言葉に浅葱に目を向ければ。
「………ごめん………。」
浅葱は揺れる瞳で俺達を見ている。
「ごめんじゃねぇだろ?」
マイキー達が来たことで不安が和らぎ、笑いながら話しかけると。
「うん………。みんな、俺を助けて………。」
浅葱は笑う。
その言葉を聞いて。
「いつまでも俺って使ってんじゃねぇよ。
似合ってねぇだろ(笑)」
三ツ谷は笑うと浅葱の頭を撫でた。
「まだ浅葱も動けそうだし、問題ねぇな(笑)」
マイキーが半間に向き直り、ニヤリと笑う半間に走り出す。
「浅葱、無理すんじゃねぇぞ!」
再び始まる喧嘩に、視線だけを向けて浅葱に言えば。
「誰に言ってんだよ!零番隊舐めんなよ!!」
ニヤリと笑って片腕だけしか使えないのに、次々蹴りで男を伸していく。
半間に向かいたい浅葱は何人もいる男に阻止されて。
それでも止まらない。
「あの女よりマイキーのが楽しそうじゃん(笑)」
先に辿り着いたマイキーは浅葱を笑う半間を上段から蹴り落とす。
「俺が裏にいる限り、東卍も、浅葱も負けねぇんだよっ!!」
それでも倒れない半間に攻撃を繰り出す。
「そーだな!東卍は最強になんだろ!!」
笑いながら浅葱も1人ずつ伸していき。
あと少しというとこで………。
遠くから聞こえ始めるパトカーの音。
騒ぎを聞いて誰かが通報したのか。
「………ッチ。マイキー、浅葱、やめだ!!」
半間をもう少しで伸せると思ったのに。
止めようとした瞬間。
俺の横をすり抜ける浅葱は高く飛び。
「半間ぁぁぁぁぁ!!」
半間が振り返る瞬間、綺麗に顎に入る浅葱の膝。
半間は止めてある大量の自転車まで吹っ飛ばされた。
反動でぶっ倒れる浅葱。
「浅葱!もう引くぞ!!」
これ以上やっていたら警察が到着しちまう。
抱えると、浅葱は笑ってゴメンと頷く。
「………ダリィ(笑)。
浅葱って言ったかぁ?
次に会う時は、生きて返さねぇからなぁ(笑)」
ニヤケながらも、半間は立ち上がり逃げるバルハラのメンバー達と歩いて行った。
「勝手にしろ。何回だって、お前を伸してやる。」
捨て台詞を吐くと、力が抜ける浅葱。
「浅葱、大丈夫か!?」
戻ってきたマイキーは、ボロボロの浅葱を見ると、肩を貸してくれる。
「マイキー、堅、三ツ谷、タケミッち。本当にありがとう。」
ボロボロのまま笑う浅葱を見て、それぞれ安心する。
「ばーか。さっさと病院行くぞ。」
浅葱の頭を叩いて歩き出す。
あの時、本当に浅葱が半間を殺さなくて良かった。
浅葱だけは犯罪者にしたくない。
(親父、ちゃんと約束守ったぞ………。)