和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
風に舞う
君の名前は?
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誰かに、撫でられてる………。
そんな感覚で目が覚めた。
(いつの間にか寝てた……。)
ゆっくりと目を開ければ、朝日が入る窓が目に入る。
そして。
解けた髪を撫でる
柔らかな手……。
ぼんやりしたまま、その手を追えば。
「……浅葱……?」
酸素マスクを外された浅葱が笑いながら俺の頭を撫でていた。
「浅葱!!」
一気に覚醒した頭を上げれば、少しだけ驚いた顔になる。
「おはよ………。」
それでも、優しく笑う浅葱の首にはまっさらな包帯。
一瞬で、昨日の事が蘇る。
「気がついたのか………?」
髪を撫でる浅葱の手を掴んで起きると、クスクスと笑ってる。
「ちょっと前にね。
堅が目覚めないから心配しちゃったよ……。」
まだ動けない浅葱は、手を伸ばして俺の頬に触れる。
優しくて、暖かい。
「俺の方が心配したっつーの………。」
少しだけ不貞腐れながら、頬に触れる手を掴んで。
温もりを確かめる。
大丈夫………生きてる………。
「ごめんね。」
申し訳無さそうに笑うから。
立ち上がり、起きれない浅葱の額にキスをする。
「俺が刺された時、浅葱はこんな気持ちだったんだなって、思い知らされた……。」
顔の横に手を置いて見下ろすと。
「やっと分かってくれた………?」
ちゃんと笑ってくれる浅葱。
それだけで充分。
「あぁ………。
だから、もうどこにも行くな………。」
頬を撫でながら、そっと唇を奪う。
暖かな吐息も、柔らかな唇も、ちゃんと生きてるって。
心底、安心する。
ゆっくりと唇を離すと。
恥ずかしそうに笑うから。
強く抱きしめたくなる。
でも、今はできねぇから………。
「お前、一時は危なかったんだからな?
頸動脈切られて、出血多量で。
マイキー達が輸血する血液提供してくれたんだぞ。」
今考えても。
タケミッチが行動したことで、浅葱が助かったのは明確で。
「すごいね!
私の体にマイキーさんの血液が入ってるんだ!!」
助かったことより、マイキーの血液が入ってることの方を驚く浅葱。
「お前と血液型一緒だかんな?
あと、ナホヤとソウヤも。」
名前を上げれば浅葱は驚いていて。
「そんな人達から血液もらったら………、私、喧嘩強くなっちゃうかな(笑)」
おどけて笑う浅葱を見て呆れる。
「いや、お前が強くなんなくていいから。
いつまでも、俺に守られとけ。」
ベッドに座って頭を撫でると。
そっと伸ばされた手が、俺の手を捕える。
「お礼、言わなきゃね………。」
また、こうやって手を繋いで笑える。
そんな日々が続けば。
それでいい。
浅葱が強くなくたって。
「そうだな………。」
屈んでキスをしようとした瞬間………。
「浅葱ちゃんおはよー!!」
元気な声が病室に響き、慌てて俺は浅葱から離れた。
「マイキー、お前………。」
跳ねる心臓を抑えつつ文句を言おうと顔を向けると。
「え?なに、なんかしようとしてた??」
ニヤニヤと、笑うマイキー。
「マイキーさん、話聞きました。
本当に、ありがとうございます。」
起きれない浅葱は顔だけをマイキーに向けてお礼を言う。
嬉しそうにマイキーは俺の横を通って浅葱のベッドに近寄り覗き込む。
「浅葱ちゃんが助かったなら良いんだよ♪
何かあったらケンチン泣いちゃうからさっ(笑)」
「テメッ、俺はそんな簡単に泣かねぇよ!!」
マイキーの頭を鷲掴みにしてやろうとすると、笑いながら避ける。
「え?浅葱ちゃんに何かあっても泣かないの!?
俺なら泣くけど!」
ねぇ?
と浅葱を見ながら同意を求める。
「そうなの?」
と、浅葱も楽しそうに。
「………うっせ!おら、騒いでんじゃねぇ。
飲み物買い行くぞ。」
マイキーを引っ張って病室を出ていく。
飲み物を買って、屋上に行けば、絶好の青空。
思わず背伸びをして肺に新鮮な空気を入れる。
「マイキー、本当にありがとうな。」
ジュースを開けて飲むと、マイキーは目だけをこっちに向けた。
「別にいいよ。
ケンチンの大切な女なんだし。」
あとでどら焼きな!
と笑うから。
本当に。
マイキーが居てくれて良かったと思えた。
この先、何年も。
喧嘩したって、何したって。
俺が浅葱を守りたい。
青空を眺めながら、そんなふうに思った………。
そんな感覚で目が覚めた。
(いつの間にか寝てた……。)
ゆっくりと目を開ければ、朝日が入る窓が目に入る。
そして。
解けた髪を撫でる
柔らかな手……。
ぼんやりしたまま、その手を追えば。
「……浅葱……?」
酸素マスクを外された浅葱が笑いながら俺の頭を撫でていた。
「浅葱!!」
一気に覚醒した頭を上げれば、少しだけ驚いた顔になる。
「おはよ………。」
それでも、優しく笑う浅葱の首にはまっさらな包帯。
一瞬で、昨日の事が蘇る。
「気がついたのか………?」
髪を撫でる浅葱の手を掴んで起きると、クスクスと笑ってる。
「ちょっと前にね。
堅が目覚めないから心配しちゃったよ……。」
まだ動けない浅葱は、手を伸ばして俺の頬に触れる。
優しくて、暖かい。
「俺の方が心配したっつーの………。」
少しだけ不貞腐れながら、頬に触れる手を掴んで。
温もりを確かめる。
大丈夫………生きてる………。
「ごめんね。」
申し訳無さそうに笑うから。
立ち上がり、起きれない浅葱の額にキスをする。
「俺が刺された時、浅葱はこんな気持ちだったんだなって、思い知らされた……。」
顔の横に手を置いて見下ろすと。
「やっと分かってくれた………?」
ちゃんと笑ってくれる浅葱。
それだけで充分。
「あぁ………。
だから、もうどこにも行くな………。」
頬を撫でながら、そっと唇を奪う。
暖かな吐息も、柔らかな唇も、ちゃんと生きてるって。
心底、安心する。
ゆっくりと唇を離すと。
恥ずかしそうに笑うから。
強く抱きしめたくなる。
でも、今はできねぇから………。
「お前、一時は危なかったんだからな?
頸動脈切られて、出血多量で。
マイキー達が輸血する血液提供してくれたんだぞ。」
今考えても。
タケミッチが行動したことで、浅葱が助かったのは明確で。
「すごいね!
私の体にマイキーさんの血液が入ってるんだ!!」
助かったことより、マイキーの血液が入ってることの方を驚く浅葱。
「お前と血液型一緒だかんな?
あと、ナホヤとソウヤも。」
名前を上げれば浅葱は驚いていて。
「そんな人達から血液もらったら………、私、喧嘩強くなっちゃうかな(笑)」
おどけて笑う浅葱を見て呆れる。
「いや、お前が強くなんなくていいから。
いつまでも、俺に守られとけ。」
ベッドに座って頭を撫でると。
そっと伸ばされた手が、俺の手を捕える。
「お礼、言わなきゃね………。」
また、こうやって手を繋いで笑える。
そんな日々が続けば。
それでいい。
浅葱が強くなくたって。
「そうだな………。」
屈んでキスをしようとした瞬間………。
「浅葱ちゃんおはよー!!」
元気な声が病室に響き、慌てて俺は浅葱から離れた。
「マイキー、お前………。」
跳ねる心臓を抑えつつ文句を言おうと顔を向けると。
「え?なに、なんかしようとしてた??」
ニヤニヤと、笑うマイキー。
「マイキーさん、話聞きました。
本当に、ありがとうございます。」
起きれない浅葱は顔だけをマイキーに向けてお礼を言う。
嬉しそうにマイキーは俺の横を通って浅葱のベッドに近寄り覗き込む。
「浅葱ちゃんが助かったなら良いんだよ♪
何かあったらケンチン泣いちゃうからさっ(笑)」
「テメッ、俺はそんな簡単に泣かねぇよ!!」
マイキーの頭を鷲掴みにしてやろうとすると、笑いながら避ける。
「え?浅葱ちゃんに何かあっても泣かないの!?
俺なら泣くけど!」
ねぇ?
と浅葱を見ながら同意を求める。
「そうなの?」
と、浅葱も楽しそうに。
「………うっせ!おら、騒いでんじゃねぇ。
飲み物買い行くぞ。」
マイキーを引っ張って病室を出ていく。
飲み物を買って、屋上に行けば、絶好の青空。
思わず背伸びをして肺に新鮮な空気を入れる。
「マイキー、本当にありがとうな。」
ジュースを開けて飲むと、マイキーは目だけをこっちに向けた。
「別にいいよ。
ケンチンの大切な女なんだし。」
あとでどら焼きな!
と笑うから。
本当に。
マイキーが居てくれて良かったと思えた。
この先、何年も。
喧嘩したって、何したって。
俺が浅葱を守りたい。
青空を眺めながら、そんなふうに思った………。