和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
風に舞う
君の名前は?
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朝日が登り、少しだけ眠れた。
目を覚ませば、浅葱も腕の中で眠っていて。
存在を確かめるようにキスをする。
ウツウツと、夢から覚めた浅葱は、俺を見て笑う。
「少しは眠れた………?」
目覚めた浅葱はベッドから起き上がり、外を見て目を細める。
嫌なくらいの晴天。
シャワーを浴びて髪を乾かせば、当たり前のように髪を結ってくれる。
「ちゃんと特攻服着た堅の姿、初めて見たかも。」
久しぶりに袖を通す特服に、初めて見る浅葱は驚いていて。
それでも。
襷を掛けようとすると、そっと取られて浅葱が掛けてくれる。
背中で襷を結ぶと。
特服の背中に後ろから寄り添う浅葱。
「必ず、無事に帰ってきて………。」
それは、まるで祈るように。
背中に感じる温もり。
「任せとけ。
浅葱を泣かせるようなことにはなんねぇよ。」
腰に回した手を引っ張り、腕の中に引き込む。
「場地も連れて帰って来っから。」
強く抱きしめて笑えば。
傷だらけの顔で笑う。
「…………堅は、カッコイイね………。」
不意に投げかけられる言葉に気が抜けそうになるけど。
「当たり前だ。
んじゃ、行ってくる。
浅葱は、ちゃんと寝てろよ?」
特服を直しておでこにキスをすると。
静かに頷く。
何があるかわからねぇから。
バイクまで見送るって言う浅葱の言葉を断って部屋に居させた。
この戦いが終わるまでは、浅葱を部屋から出せない。
気合いを入れてバイクを走らせる。
決戦の地へ…………。
ー当日正午ー
乾いた砂が舞い散るスクラップ工場跡地。
ここが決戦の地。
ざわざわと集まる野次馬
芭流覇羅(バルハラ)と東卍のメンバー。
それに加え、六本木のカリスマ兄弟、上野のバケモノ、東京中の強者と呼ばれる奴らもわざわざ見物に来てる。
この抗争に勝利した方が、東京のトップに近づく。
「ははー!!お祭りだな!」
愉快ユカイ!とばかりに集まる人の間を抜けるもう1人。
周りは頭を下げながら避けていく。
(ICBMの阪泉………。)
今日の抗争を取り持つ『仕切り』。
本来、筋道を立てる抗争には『仕切り』を立てる。
「準備はいいかぁー!?」
阪泉の声に集まる野次馬たちが盛り上がり始める。
「主役共の登場だぁ!!」
阪泉の声に、会場外に居たバルハラ、東卍が入場する。
バルハラは、半間、一虎を筆頭に、
東卍はマイキー、俺を筆頭に。
相当数の男共が姿をあらわし、
会場はピリピリと熱気に包まれ始める。
「阪泉君!
まずは、今日の『仕切り』引き受けてくれてありがとうございます。」
マイキーが落ち着いた声で、筋を通す礼を伝える。
阪泉はハンっと鼻で笑うと。
「 下らねぇ喧嘩なら俺が潰すぞー(笑)」
ICBMの部下に代表がよばれ、俺と一虎が阪泉の前に歩み寄る。
抗争といっても、筋道通すものならチームの強い奴5対5のタイマン、もしくは全員で乱闘になる。
「どっちにする?」
阪泉に聞かれて顔を上げる。
「バルハラの売ってきた喧嘩だ。
そっちが決めろや、一虎。」
東卍の創設メンバーで、東卍を抜けていった一虎。
一虎も大切な東卍のメンバーではあるけど。
背中に浅葱の感触を思い出す。
「オレらの条件はただ1つ。
場地圭介の奪還!」
一虎を見下ろし、今朝、マイキーも腹を括った『場地の奪還。』
それを告げれば、ピクリと体が動き、顔を上げる一虎。
「東卍が勝利した暁には、場地を返してもらう。
それだけだ!!」
場地は、東卍に必要なメンバーで、浅葱を助けた。
浅葱の願いでもある場地の奪還は最優先。
「……………は?」
顔を上げた一虎の口元がどんどん緩んでいく。
「場地は自分でウチに来たんだぞ?
返すも何もねぇだろうが。」
笑いながら。
それでも冷たいままの視線。
だが、気にしない。
東卍の願いは
「場地を返してもらう。
それだけだ!!」
念を押して言うと、一虎の目元がひく着くのがわかった。
「てめぇ、上等じゃねぇかよ………。」
一虎が拳を握りしめて囁く。
俺自身煽ってることくらい分かってる。
でも、
(…………譲れねぇ。)
「オィ、ここで争う気かぁ?」
仕切りの阪泉が一虎の雰囲気に気付き、顔を覗かせた瞬間。
吹き飛ばされる阪泉。
顔に1発、腹に1発くらい、目の前で倒れた。
「…………!」
『仕切り』をいきなり伸してしまう一虎に一瞬圧倒されたけど。
一虎はニヤニヤと笑う。
「ヌリィな(笑)
仕切り?条件?
オレらは、テメェらを嬲り殺しに来たんだよ!!」
ニヤリと笑う一虎の声に、裏にいた半間も反応する。
「おっぱじめるかマイキー!!」
半間の声に、マイキーが顔を上げる
「行くぞ東卍!!」
バルハラと東卍の戦いが
ついに始まった…………。
目を覚ませば、浅葱も腕の中で眠っていて。
存在を確かめるようにキスをする。
ウツウツと、夢から覚めた浅葱は、俺を見て笑う。
「少しは眠れた………?」
目覚めた浅葱はベッドから起き上がり、外を見て目を細める。
嫌なくらいの晴天。
シャワーを浴びて髪を乾かせば、当たり前のように髪を結ってくれる。
「ちゃんと特攻服着た堅の姿、初めて見たかも。」
久しぶりに袖を通す特服に、初めて見る浅葱は驚いていて。
それでも。
襷を掛けようとすると、そっと取られて浅葱が掛けてくれる。
背中で襷を結ぶと。
特服の背中に後ろから寄り添う浅葱。
「必ず、無事に帰ってきて………。」
それは、まるで祈るように。
背中に感じる温もり。
「任せとけ。
浅葱を泣かせるようなことにはなんねぇよ。」
腰に回した手を引っ張り、腕の中に引き込む。
「場地も連れて帰って来っから。」
強く抱きしめて笑えば。
傷だらけの顔で笑う。
「…………堅は、カッコイイね………。」
不意に投げかけられる言葉に気が抜けそうになるけど。
「当たり前だ。
んじゃ、行ってくる。
浅葱は、ちゃんと寝てろよ?」
特服を直しておでこにキスをすると。
静かに頷く。
何があるかわからねぇから。
バイクまで見送るって言う浅葱の言葉を断って部屋に居させた。
この戦いが終わるまでは、浅葱を部屋から出せない。
気合いを入れてバイクを走らせる。
決戦の地へ…………。
ー当日正午ー
乾いた砂が舞い散るスクラップ工場跡地。
ここが決戦の地。
ざわざわと集まる野次馬
芭流覇羅(バルハラ)と東卍のメンバー。
それに加え、六本木のカリスマ兄弟、上野のバケモノ、東京中の強者と呼ばれる奴らもわざわざ見物に来てる。
この抗争に勝利した方が、東京のトップに近づく。
「ははー!!お祭りだな!」
愉快ユカイ!とばかりに集まる人の間を抜けるもう1人。
周りは頭を下げながら避けていく。
(ICBMの阪泉………。)
今日の抗争を取り持つ『仕切り』。
本来、筋道を立てる抗争には『仕切り』を立てる。
「準備はいいかぁー!?」
阪泉の声に集まる野次馬たちが盛り上がり始める。
「主役共の登場だぁ!!」
阪泉の声に、会場外に居たバルハラ、東卍が入場する。
バルハラは、半間、一虎を筆頭に、
東卍はマイキー、俺を筆頭に。
相当数の男共が姿をあらわし、
会場はピリピリと熱気に包まれ始める。
「阪泉君!
まずは、今日の『仕切り』引き受けてくれてありがとうございます。」
マイキーが落ち着いた声で、筋を通す礼を伝える。
阪泉はハンっと鼻で笑うと。
「 下らねぇ喧嘩なら俺が潰すぞー(笑)」
ICBMの部下に代表がよばれ、俺と一虎が阪泉の前に歩み寄る。
抗争といっても、筋道通すものならチームの強い奴5対5のタイマン、もしくは全員で乱闘になる。
「どっちにする?」
阪泉に聞かれて顔を上げる。
「バルハラの売ってきた喧嘩だ。
そっちが決めろや、一虎。」
東卍の創設メンバーで、東卍を抜けていった一虎。
一虎も大切な東卍のメンバーではあるけど。
背中に浅葱の感触を思い出す。
「オレらの条件はただ1つ。
場地圭介の奪還!」
一虎を見下ろし、今朝、マイキーも腹を括った『場地の奪還。』
それを告げれば、ピクリと体が動き、顔を上げる一虎。
「東卍が勝利した暁には、場地を返してもらう。
それだけだ!!」
場地は、東卍に必要なメンバーで、浅葱を助けた。
浅葱の願いでもある場地の奪還は最優先。
「……………は?」
顔を上げた一虎の口元がどんどん緩んでいく。
「場地は自分でウチに来たんだぞ?
返すも何もねぇだろうが。」
笑いながら。
それでも冷たいままの視線。
だが、気にしない。
東卍の願いは
「場地を返してもらう。
それだけだ!!」
念を押して言うと、一虎の目元がひく着くのがわかった。
「てめぇ、上等じゃねぇかよ………。」
一虎が拳を握りしめて囁く。
俺自身煽ってることくらい分かってる。
でも、
(…………譲れねぇ。)
「オィ、ここで争う気かぁ?」
仕切りの阪泉が一虎の雰囲気に気付き、顔を覗かせた瞬間。
吹き飛ばされる阪泉。
顔に1発、腹に1発くらい、目の前で倒れた。
「…………!」
『仕切り』をいきなり伸してしまう一虎に一瞬圧倒されたけど。
一虎はニヤニヤと笑う。
「ヌリィな(笑)
仕切り?条件?
オレらは、テメェらを嬲り殺しに来たんだよ!!」
ニヤリと笑う一虎の声に、裏にいた半間も反応する。
「おっぱじめるかマイキー!!」
半間の声に、マイキーが顔を上げる
「行くぞ東卍!!」
バルハラと東卍の戦いが
ついに始まった…………。