和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
風に舞う
君の名前は?
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結局。
浅葱は助けに行けないまま、バルハラと当たる日になってしまった。
悔しくて、情けない。
暗い部屋の壁をじっと睨んで。
ただ一刻も早く時間が過ぎるのを待った。
今日、例え誰かを殺すことになっても。
浅葱を絶対取り戻すと決めていたのに。
不意に開いた部屋のドア。
見えた姿に息を飲んだ。
腕の中に飛び込んできた浅葱はボロボロと泣いていて。
助けてもらったって。
バルハラの中にそんな奴が居るのか信じられなかったけど。
「………場地………。」
浅葱を半間達から引き剥がし、連れてきたのは場地だと聞いた時。
心底驚いた。
アイツは東卍が嫌になって出てったと思ったのに。
「お願いだから………。
場地さんを東卍に戻して………。」
泣きながら、一生懸命訴える浅葱を強く抱きしめて撫でる。
「大丈夫だ………。浅葱に頼まれなくても、俺たちの目的は場地の奪還だ。」
それより。
今は、少しでも浅葱に触れていたい。
半間にやられたという跡が腕や顔に広がる。
まるで、少し前の浅葱のようで。
悔しくなる。
「………すまねぇ………。」
俺一人でも助けに行くべきだったのに。
悔しくなり、浅葱の額に口付ける。
「殴られるのは、慣れてるから。」
涙でボロボロの顔で笑う浅葱を見てると。
やっぱり悔しくなる。
半間だけは、許さねぇ………。
浅葱に言われたとうり、浅葱は俺の所には戻ってはいないし、場地が何処かに隠したことにするらしい。
「堅、寝てないんでしょ?
ちゃんと、ここに居るから。少し休んで。」
やっと泣き止んだ浅葱は。
俺を心配するように顔を上げる。
もちろん、こんな状況で寝れるなんて思ってねぇけど。
「…………あぁ……。」
浅葱を抱きしめたまま横になる。
その時。
「浅葱、風呂入ったのか?」
いつもと違う浅葱の匂いに気付いた。
クンクンと匂いを嗅いでると、浅葱は少しだけ嫌そうに俺の顔を押さえる。
「バルハラのアジトで殴られた時、埃とかで汚れたから。
その………場地さんが隠れる為に行った所で………。」
モゴモゴと、あまり言いたく無さそうだったけど。
逆に気になる。
「隠れる為にどこに居たんだよ?」
夜中から明け方までっていっても。
たぶん場地の家では無いだろう……。
浅葱は、本当に言いずらそうにしてたけど。
「………ラブホ………。」
「はぁ!?」
浅葱と場地がラブホに入ったとか。
ボディーソープの匂いが違うってことは、場地の目の前で風呂に入ったってことで。
少し怒りを含んだ返事をすれば。
浅葱はワタワタと慌てる。
「でも、本当に何も無かったよ?
傷洗うのにお風呂入って、少し眠って。
場地さんが尾行されてたから、巻くために。」
信じて欲しい浅葱の顔が、少しだけ可愛い。
「…………(笑)わかってるよ(笑)」
場地も、浅葱も、そんなことする奴じゃない。
わかってても、少しの嫉妬くらいする。
腕の中に居る浅葱の両手を掴み、撫でれば。
1本も欠けることなく揃った細い指。
それを見てホッとする。
やはり、あれは脅すためのものだった。
不思議そうな表情をする浅葱を抱きしめ、目を閉じる。
「少しだけ寝る…………。」
今日。
絶対に、場地は取り戻す…………。
浅葱の手を握りしめ、心に誓った………。
浅葱は助けに行けないまま、バルハラと当たる日になってしまった。
悔しくて、情けない。
暗い部屋の壁をじっと睨んで。
ただ一刻も早く時間が過ぎるのを待った。
今日、例え誰かを殺すことになっても。
浅葱を絶対取り戻すと決めていたのに。
不意に開いた部屋のドア。
見えた姿に息を飲んだ。
腕の中に飛び込んできた浅葱はボロボロと泣いていて。
助けてもらったって。
バルハラの中にそんな奴が居るのか信じられなかったけど。
「………場地………。」
浅葱を半間達から引き剥がし、連れてきたのは場地だと聞いた時。
心底驚いた。
アイツは東卍が嫌になって出てったと思ったのに。
「お願いだから………。
場地さんを東卍に戻して………。」
泣きながら、一生懸命訴える浅葱を強く抱きしめて撫でる。
「大丈夫だ………。浅葱に頼まれなくても、俺たちの目的は場地の奪還だ。」
それより。
今は、少しでも浅葱に触れていたい。
半間にやられたという跡が腕や顔に広がる。
まるで、少し前の浅葱のようで。
悔しくなる。
「………すまねぇ………。」
俺一人でも助けに行くべきだったのに。
悔しくなり、浅葱の額に口付ける。
「殴られるのは、慣れてるから。」
涙でボロボロの顔で笑う浅葱を見てると。
やっぱり悔しくなる。
半間だけは、許さねぇ………。
浅葱に言われたとうり、浅葱は俺の所には戻ってはいないし、場地が何処かに隠したことにするらしい。
「堅、寝てないんでしょ?
ちゃんと、ここに居るから。少し休んで。」
やっと泣き止んだ浅葱は。
俺を心配するように顔を上げる。
もちろん、こんな状況で寝れるなんて思ってねぇけど。
「…………あぁ……。」
浅葱を抱きしめたまま横になる。
その時。
「浅葱、風呂入ったのか?」
いつもと違う浅葱の匂いに気付いた。
クンクンと匂いを嗅いでると、浅葱は少しだけ嫌そうに俺の顔を押さえる。
「バルハラのアジトで殴られた時、埃とかで汚れたから。
その………場地さんが隠れる為に行った所で………。」
モゴモゴと、あまり言いたく無さそうだったけど。
逆に気になる。
「隠れる為にどこに居たんだよ?」
夜中から明け方までっていっても。
たぶん場地の家では無いだろう……。
浅葱は、本当に言いずらそうにしてたけど。
「………ラブホ………。」
「はぁ!?」
浅葱と場地がラブホに入ったとか。
ボディーソープの匂いが違うってことは、場地の目の前で風呂に入ったってことで。
少し怒りを含んだ返事をすれば。
浅葱はワタワタと慌てる。
「でも、本当に何も無かったよ?
傷洗うのにお風呂入って、少し眠って。
場地さんが尾行されてたから、巻くために。」
信じて欲しい浅葱の顔が、少しだけ可愛い。
「…………(笑)わかってるよ(笑)」
場地も、浅葱も、そんなことする奴じゃない。
わかってても、少しの嫉妬くらいする。
腕の中に居る浅葱の両手を掴み、撫でれば。
1本も欠けることなく揃った細い指。
それを見てホッとする。
やはり、あれは脅すためのものだった。
不思議そうな表情をする浅葱を抱きしめ、目を閉じる。
「少しだけ寝る…………。」
今日。
絶対に、場地は取り戻す…………。
浅葱の手を握りしめ、心に誓った………。