和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
風に舞う
君の名前は?
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季節は秋に近づき、刺すような暑さも落ち着いてきた。
キヨマサに刺された傷も塞がり、元に戻った時日常を過ごしてる。
前と違うのは、浅葱が俺のモンになり、パーが抜けた参番隊の隊長に稀咲鉄太が入った事くらい。
タケミッチはそれに猛反対して殴り掛かり、その場で謹慎をくらっていた場地が暴れて芭流覇羅(バルハラ)に移ると出ていってしまった。
ちいせぇ頃から仲が良かったマイキーはタケミッチに場地を取り戻すように言ったけど。
「………はぁ。」
マイキーと待ち合わせをする為に浅葱とファミレスに来たけど、場地の事を考えると気が落ちる。
バルハラには、一虎も居る。
8.3抗争の時、マイキーは半間にこれからバルハラが東卍を狙うと公言されていた。
「また場地さんの事考えてたの?」
ぼんやりと外を眺めながらため息をつく俺を見かねて、浅葱が覗き込む。
「まぁ………な。」
考えたって、ぶつかることは避けられないのに。
どうにかして場地を取り戻してバルハラと当たるのを避けたい。
「花垣君が場地さんを取り戻す為に動くって言ってたんだっけ。」
グラスの氷をカラカラとストローで回しながら、浅葱も外を見る。
「場地は簡単にいくやつじゃねぇからな。どうにかなればいいけど。」
なんとなく重くなる雰囲気が嫌で。
話題を変えようとした時。
「浅葱ちゃん居るじゃん!あ、チョコレートパフェ1つ!」
元気な声でマイキーさんが来ると、嬉しそうに浅葱の横に座りながら店員に注文をする。
「おまぇっっ!」
対面で座らせてた事を後悔するくらいピッタリと浅葱にくっつくからムカつく。
「あっ、こんにちは♪」
浅葱は嫌がることなく笑って対応してるから。
さらにムカつく。
「お前、浅葱は俺のなんだぞ?くっついてんじゃねぇ!」
浅葱もこっち来い!と怒ると、マイキーはニヤニヤしながらさらにくっつく。
「だって席埋まってたら男の横に座るのいやじゃん?」
場地の事があるのに。
マイキーは悩んでることなんて表に出さないほど笑っている。
そういうところは本当にすげぇって思うけど。
これからどうなるかは、考えなきゃいけない。
ただ、こうやってバカやってる時は楽しいと思う。
浅葱にベタベタするマイキーをどうにかひっぺがして、夕方まで喋り。
「さて、そろそろ行くか。」
日が落ちはじめて、バイクで流すために店を出る。
「日が落ちるのが早くなったね。」
ヘルメットを受け取りながらもう薄暗くなる空を見上げて浅葱が呟く。
「そうだなぁ。寒かったら言えよ?」
夏の終わりって言っても、もう夜は寒くなってくるから。
ゼファーの後ろに乗った浅葱は笑って頷く。
マイキーと走り出し、他のメンバーが待つ駐車場まで走ると。
三ツ谷やスマイリー達が並んで居る。
「おーっす。」
ゼファーを止めて降りると、浅葱も一緒に降りる。
皆と話してても、浅葱はゼファーに座ってるか、近くに居るか。
つまらないんじゃないかと心配になるけど、本人は本人で楽しんでるらしい。
「今日もタケミッチは場地の方か。」
メンバーを眺めながら、マイキー達と話してると、ふと、ゼファーに座ってた浅葱が稀咲に話しかけられてるのが見えた。
(………なんだ、アイツ。)
稀咲は笑いながら話してるけど、浅葱の笑顔は引きつってて。
「さて、そろそろ行くか。」
マイキー達の話を中断させて、浅葱の所に戻る。
「じゃあ、また。」
俺に気付いた稀咲は、話を切り上げて俺に頭を下げると足早に去っていき。
「どうした?」
少し顔が強ばった浅葱が居た。
「ん………特に何言われたわけじゃないんだけど………。」
何かに怯えるように。
俺に隠れる浅葱。
「あの稀咲って人………なんか怖い………。」
稀咲はまるで浅葱を値踏みするように眺めて居たから。
浅葱は雰囲気で怖いと思ったんだろう。
「………大丈夫だ。俺の傍に居ろ。」
ポンポンと頭を撫でれば、ホッとしたように顔をあげる。
タケミッチも猛反対するような奴が、なんで東卍に入ってきたのかはわからない。
ただ、アイツが普通じゃないのは見て取れる。
他のメンバーと笑い合う稀咲は、これからどんなことを起こすかわからない。
バルハラ以上に気を抜けない奴なのかも。
(浅葱には、あんまり接触させないようにした方が良いかもな………。)
キヨマサに刺された傷も塞がり、元に戻った時日常を過ごしてる。
前と違うのは、浅葱が俺のモンになり、パーが抜けた参番隊の隊長に稀咲鉄太が入った事くらい。
タケミッチはそれに猛反対して殴り掛かり、その場で謹慎をくらっていた場地が暴れて芭流覇羅(バルハラ)に移ると出ていってしまった。
ちいせぇ頃から仲が良かったマイキーはタケミッチに場地を取り戻すように言ったけど。
「………はぁ。」
マイキーと待ち合わせをする為に浅葱とファミレスに来たけど、場地の事を考えると気が落ちる。
バルハラには、一虎も居る。
8.3抗争の時、マイキーは半間にこれからバルハラが東卍を狙うと公言されていた。
「また場地さんの事考えてたの?」
ぼんやりと外を眺めながらため息をつく俺を見かねて、浅葱が覗き込む。
「まぁ………な。」
考えたって、ぶつかることは避けられないのに。
どうにかして場地を取り戻してバルハラと当たるのを避けたい。
「花垣君が場地さんを取り戻す為に動くって言ってたんだっけ。」
グラスの氷をカラカラとストローで回しながら、浅葱も外を見る。
「場地は簡単にいくやつじゃねぇからな。どうにかなればいいけど。」
なんとなく重くなる雰囲気が嫌で。
話題を変えようとした時。
「浅葱ちゃん居るじゃん!あ、チョコレートパフェ1つ!」
元気な声でマイキーさんが来ると、嬉しそうに浅葱の横に座りながら店員に注文をする。
「おまぇっっ!」
対面で座らせてた事を後悔するくらいピッタリと浅葱にくっつくからムカつく。
「あっ、こんにちは♪」
浅葱は嫌がることなく笑って対応してるから。
さらにムカつく。
「お前、浅葱は俺のなんだぞ?くっついてんじゃねぇ!」
浅葱もこっち来い!と怒ると、マイキーはニヤニヤしながらさらにくっつく。
「だって席埋まってたら男の横に座るのいやじゃん?」
場地の事があるのに。
マイキーは悩んでることなんて表に出さないほど笑っている。
そういうところは本当にすげぇって思うけど。
これからどうなるかは、考えなきゃいけない。
ただ、こうやってバカやってる時は楽しいと思う。
浅葱にベタベタするマイキーをどうにかひっぺがして、夕方まで喋り。
「さて、そろそろ行くか。」
日が落ちはじめて、バイクで流すために店を出る。
「日が落ちるのが早くなったね。」
ヘルメットを受け取りながらもう薄暗くなる空を見上げて浅葱が呟く。
「そうだなぁ。寒かったら言えよ?」
夏の終わりって言っても、もう夜は寒くなってくるから。
ゼファーの後ろに乗った浅葱は笑って頷く。
マイキーと走り出し、他のメンバーが待つ駐車場まで走ると。
三ツ谷やスマイリー達が並んで居る。
「おーっす。」
ゼファーを止めて降りると、浅葱も一緒に降りる。
皆と話してても、浅葱はゼファーに座ってるか、近くに居るか。
つまらないんじゃないかと心配になるけど、本人は本人で楽しんでるらしい。
「今日もタケミッチは場地の方か。」
メンバーを眺めながら、マイキー達と話してると、ふと、ゼファーに座ってた浅葱が稀咲に話しかけられてるのが見えた。
(………なんだ、アイツ。)
稀咲は笑いながら話してるけど、浅葱の笑顔は引きつってて。
「さて、そろそろ行くか。」
マイキー達の話を中断させて、浅葱の所に戻る。
「じゃあ、また。」
俺に気付いた稀咲は、話を切り上げて俺に頭を下げると足早に去っていき。
「どうした?」
少し顔が強ばった浅葱が居た。
「ん………特に何言われたわけじゃないんだけど………。」
何かに怯えるように。
俺に隠れる浅葱。
「あの稀咲って人………なんか怖い………。」
稀咲はまるで浅葱を値踏みするように眺めて居たから。
浅葱は雰囲気で怖いと思ったんだろう。
「………大丈夫だ。俺の傍に居ろ。」
ポンポンと頭を撫でれば、ホッとしたように顔をあげる。
タケミッチも猛反対するような奴が、なんで東卍に入ってきたのかはわからない。
ただ、アイツが普通じゃないのは見て取れる。
他のメンバーと笑い合う稀咲は、これからどんなことを起こすかわからない。
バルハラ以上に気を抜けない奴なのかも。
(浅葱には、あんまり接触させないようにした方が良いかもな………。)