和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
風に舞う
君の名前は?
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「………。」
小鳥の鳴く声で、外が明るくなっている事に気づいた。
昨日の雨は止み、嘘のように良い天気。
(いつの間にか、眠ってた………。)
昨日は、堅が出かけてからずっとベッドの足元に座っていた。
ぼんやりと部屋を見渡せば、ベッドには脱がれた堅のスウェットが置いてあるだけ。
やっぱり帰ってない。
重い体を動かしてスウェットを畳みながら、昨日のニュースを思い出す。
昨日は、何となく胸の辺りがモヤモヤしていて。
お祭りに行く堅が少し心配だった。
でも、何かを感じ取って寄り添ってくれる堅の姿が嬉しくて。
きっと思いすごしだって。
そう、思ってた………。
「現在、この土砂降りの中、暴走族同士の抗争と見られる争いが起こっております!!」
お祭りを中継していたニュースが、急に起きた抗争を写してる。
「……うそ………。」
雨の中、殴りあってる人達が着ているのは、今、目の前に飾ってある特攻服。
そして。
相手は兄貴が居たチーム………。
(なんで、こんなことに………)
濡れたアスファルトには何人も転がっていて。
まさか、堅が居ないか心配になる。
何人か、見たことある人は映っていたけど、堅は見当たらない。
(でも、堅は特攻服着て行ってないし………。)
祭りに行くだけだっていってたし。
でも、不安しかない。
「えー、先程入りました情報によりますと、現在、抗争により、数人の負傷者、重傷者が出ているもようです!!」
焦るアナウンサーは、入る情報をどんどん読んでいく。
手の震えが止まらない。
まさか………絶対違う………。
夜中に1度だけ。
堅に電話してみたけど。
電源が入っていないと言う無機質なアナウンスが流れるだけ。
朝、目覚めて、いつもなら私を抱えて寝てる堅が居ないと気づいた時。
きっと、朝まで遊んで誰かの家で寝ちゃったんだって。
そう、思いたかった………。
つけたままのテレビから流れてるニュースには。
昨日の抗争の続報みたいな事ばかり。
中学生が刺されて重体。
他にも、負傷者多数。
誰が重体なのか、なんで抗争が起きたのか。
何もわからない。
(堅………。)
もしかしたら、マイキーさんや、タケミッチさんは何か分かるかもしれない。
そう思うと、いても立っても居られなくて。
焦りだけが募る中、着替えを終えて、マイキーさんの家に行くことにした。
前にバイクで走った時、堅がマイキーさんの家だって教えてくれた場所。
(あそこに行けば………。)
嫌な予感と、なんでもないと思う心。
せめぎ合いに負けそうになりながら、荷物をバッグに入れて出かけようとした時。
ートントン………ー
来客を知らせるノックの音に心臓が跳ねる。
この部屋にノックして入ってくる人なんてなかなか居ないから。
恐る恐るドアを開けると、そこには………。
「マイキーさん、三ツ谷さん………!」
そこには、顔や手に少しだけ傷を負った2人が立っていた。
(なんで………。)
2人とも深刻な顔をして。
私と目が合うと。
まるで作ったような笑顔でマイキーさんが笑った。
「浅葱ちゃん!起きてた?」
流石に時間は11時近くだから、もちろん寝てるわけない。
「あ、あのっっ」
堅はどうしたのか。
聞きたいのに、心が先走って口ごもってしまう。
「ごめん、ちょっと中で話させて。」
たぶん、私の心情を察してくれたのか。
少しだけ、マイキーさんは深刻な顔に戻り、部屋で話したいと言ってくれる。
「あ、はい。」
どうぞ。と、入室を促すと。
すんなり入ってくマイキーさんと。
「浅葱ちゃん、これ。前にドラケンに頼まれてた制服。」
部屋に入ろうとした三ツ谷さんは兄貴に襲われた時の制服が入った紙袋を私の目の前に出してくれる。
「ありがとうございます………。」
受け取り、2人を部屋に入れると。
2人はテーブルの前にそっと座った。
「あの………。堅は………。」
2人が来たのに堅が来ないことが、私の中でどんどん悪い方向に思考を向けてくる。
三ツ谷さんは俯いたまま。
マイキーさんも少しだけ躊躇った後、テレビで流れるニュースを見た。
「昨日のニュース、見たんだ………。」
ある程度、ニュースで悟ってると思ったんだろう、頷くとそのまま話を続けてくれる。
「昨日、あの抗争に巻き込まれて、ケンチンが刺されたんだ………。」
その言葉を聞いた瞬間。
嫌な予感が当たり、息が詰まる。
「………うそ………。」
なんで。
お祭りに行っただけなのに。
震える手を押さえて、マイキーさんを見つめると。
「一時は本当に危なかったけど。
タケミッチが頑張ってくれて、手術して一命は取り留めた。
まだ、意識は戻ってないんだけど。」
大丈夫。
そう言って疲れた笑顔をくれた。
「助かった…………。」
帰らないことが怖かった。
もう、二度と帰ってこないんじゃないかって。
考えてしまう自分もいた。
「良かった………。」
締め付けられる心臓を押さえて、ため息をつく。
「連絡できないでごめんね。
ケンチンの携帯も抗争の時壊れちゃって。」
笑ってはいたけど、たぶんマイキーさんも心底不安だったはず。
「大丈夫です。わざわざ教えに来てくれてありがとうございます。」
震える手を抑えたまま笑えば。
安堵したマイキーさんの顔が明るくなる。
「しばらくは入院になるから、着替えを取りに来たんだけど、浅葱ちゃんもこれから一緒に病院行くだろ?」
入院。
刺されて手術までしたなら当たり前の事。
「着替え………。
今、用意しますね。」
ハッとして棚から必要そうな着替えとかを出す。
その間も、堅の事を考えてた。
朝目覚めた時、怖かった。
重傷者が堅じゃないことをずっと祈ってた。
助かったけど。
今の私の顔を見たら堅はどう思うだろう?
私は………。
用意した荷物をバッグに入れてマイキーさんに差し出した。
「たぶん、これで大丈夫だと思います。
もし、何かあれば、言ってください。」
そう言って笑うと。
「じゃあ、病院行くか!」
元気そうな声を出し、立ち上がるマイキーさんに向けて私は笑う。
「私は…………行きません。」
私が出した答えに、2人は心底驚いた顔をした。
「はぁ?なんで!?」
そりゃそうだろう。
堅の事を心配していた私なのに。
会いに行かないなんて。
「私は、この部屋で待ちます。」
きっと、今私は笑えない。
堅の姿を見たら泣いてしまう。
笑ってる顔が良いと言ってくれた堅に心配させてしまう。
「きっと、堅は弱ってる姿見られたくないと思うし。
たとえ怪我したって、何があったって、命が助かって帰ってくるなら、私はこの部屋で待ちます。」
精一杯の笑顔で言い切ると。
呆れた笑顔で2人とも笑った。
「さすが………」
三ツ谷さんは、笑ってマイキーに目配せする。
「だな。流石ケンチンの彼女。肝が座ってる。」
そう言って2人で笑ったけど。
「え………?」
思わずキョトンとしてしまう。
それ吊られて、マイキーさんが疑問の顔を向けた。
「え………、違うの?」
そう聞かれても。
驚くのは私の方で。
「そういった関係ではないし、言われた事もないですけど…………。」
確かに、普通の人よりくっついている事はあるとは思ったけど。
恋愛に関する話なんてした事なかったし………。
困った顔をしていると。
「…………あははははっっ!!」
急にマイキーさんは爆笑しはじめた。
びっくりすると。
「ケンチンもすげーけど、浅葱ちゃんもなかなかだわ。やべー!!」
爆笑しすぎて泣きそうになってるのを、三ツ谷さんがなだめてる。
「でも、ホント。浅葱ちゃんならドラケンの近くに居るのも納得できるよ。」
ありがとう。
そう言って笑ってくれる。
「あ、そだ。」
思い出したように、三ツ谷さんがもう1つ持ってた紙袋を目の前に出される。
「………?」
「昨日着てた服。中のタンクトップは切れて捨てられたんだけど、これはドラケンが気に入ってたから。」
そう言って渡された紙袋の中を覗くと。
昨日出かける時に着ていた上着に微かに血が付いている。
「俺、持って帰ってキレイにしてくるつもりだけど、良いかな?」
堅の服を持って帰るのに聞いてくれたけど。
そっと紙袋を掴む。
「ありがとうございます。
でも、これは、私が綺麗にして持っていたいです。」
笑って受け取ると。
三ツ谷さんも笑ってくれる。
「そっか。じゃあ、お願いする。」
笑顔で紙袋を渡してくれる。
「じゃあ………俺たちは病院行くから。何かあったらまた来る。」
マイキーさんは、笑って頭を撫でてくれる。
「はい。堅を、よろしくお願いいたします。」
ぺこりと頭を下げると。
「任せとけ。」
ニカッと笑って出ていった。
部屋のドアが閉まり、部屋に静寂が訪れた瞬間。
「…………。」
持っていた紙袋を落として膝から崩れ落ちる。
ポロポロと溢れる涙を拭いながら、痛すぎる心臓を押さえる。
(良かった………。)
何もわからないのは、やっぱり怖い。
でも、マイキーさん達が居るなら大丈夫だって。
そう思えた。
「これ………洗わなきゃ………。」
堅が帰ってくるなら。
いつまでも帰ってくるまで待ってよう。
帰ってきた時、ちゃんと笑えるように………。
小鳥の鳴く声で、外が明るくなっている事に気づいた。
昨日の雨は止み、嘘のように良い天気。
(いつの間にか、眠ってた………。)
昨日は、堅が出かけてからずっとベッドの足元に座っていた。
ぼんやりと部屋を見渡せば、ベッドには脱がれた堅のスウェットが置いてあるだけ。
やっぱり帰ってない。
重い体を動かしてスウェットを畳みながら、昨日のニュースを思い出す。
昨日は、何となく胸の辺りがモヤモヤしていて。
お祭りに行く堅が少し心配だった。
でも、何かを感じ取って寄り添ってくれる堅の姿が嬉しくて。
きっと思いすごしだって。
そう、思ってた………。
「現在、この土砂降りの中、暴走族同士の抗争と見られる争いが起こっております!!」
お祭りを中継していたニュースが、急に起きた抗争を写してる。
「……うそ………。」
雨の中、殴りあってる人達が着ているのは、今、目の前に飾ってある特攻服。
そして。
相手は兄貴が居たチーム………。
(なんで、こんなことに………)
濡れたアスファルトには何人も転がっていて。
まさか、堅が居ないか心配になる。
何人か、見たことある人は映っていたけど、堅は見当たらない。
(でも、堅は特攻服着て行ってないし………。)
祭りに行くだけだっていってたし。
でも、不安しかない。
「えー、先程入りました情報によりますと、現在、抗争により、数人の負傷者、重傷者が出ているもようです!!」
焦るアナウンサーは、入る情報をどんどん読んでいく。
手の震えが止まらない。
まさか………絶対違う………。
夜中に1度だけ。
堅に電話してみたけど。
電源が入っていないと言う無機質なアナウンスが流れるだけ。
朝、目覚めて、いつもなら私を抱えて寝てる堅が居ないと気づいた時。
きっと、朝まで遊んで誰かの家で寝ちゃったんだって。
そう、思いたかった………。
つけたままのテレビから流れてるニュースには。
昨日の抗争の続報みたいな事ばかり。
中学生が刺されて重体。
他にも、負傷者多数。
誰が重体なのか、なんで抗争が起きたのか。
何もわからない。
(堅………。)
もしかしたら、マイキーさんや、タケミッチさんは何か分かるかもしれない。
そう思うと、いても立っても居られなくて。
焦りだけが募る中、着替えを終えて、マイキーさんの家に行くことにした。
前にバイクで走った時、堅がマイキーさんの家だって教えてくれた場所。
(あそこに行けば………。)
嫌な予感と、なんでもないと思う心。
せめぎ合いに負けそうになりながら、荷物をバッグに入れて出かけようとした時。
ートントン………ー
来客を知らせるノックの音に心臓が跳ねる。
この部屋にノックして入ってくる人なんてなかなか居ないから。
恐る恐るドアを開けると、そこには………。
「マイキーさん、三ツ谷さん………!」
そこには、顔や手に少しだけ傷を負った2人が立っていた。
(なんで………。)
2人とも深刻な顔をして。
私と目が合うと。
まるで作ったような笑顔でマイキーさんが笑った。
「浅葱ちゃん!起きてた?」
流石に時間は11時近くだから、もちろん寝てるわけない。
「あ、あのっっ」
堅はどうしたのか。
聞きたいのに、心が先走って口ごもってしまう。
「ごめん、ちょっと中で話させて。」
たぶん、私の心情を察してくれたのか。
少しだけ、マイキーさんは深刻な顔に戻り、部屋で話したいと言ってくれる。
「あ、はい。」
どうぞ。と、入室を促すと。
すんなり入ってくマイキーさんと。
「浅葱ちゃん、これ。前にドラケンに頼まれてた制服。」
部屋に入ろうとした三ツ谷さんは兄貴に襲われた時の制服が入った紙袋を私の目の前に出してくれる。
「ありがとうございます………。」
受け取り、2人を部屋に入れると。
2人はテーブルの前にそっと座った。
「あの………。堅は………。」
2人が来たのに堅が来ないことが、私の中でどんどん悪い方向に思考を向けてくる。
三ツ谷さんは俯いたまま。
マイキーさんも少しだけ躊躇った後、テレビで流れるニュースを見た。
「昨日のニュース、見たんだ………。」
ある程度、ニュースで悟ってると思ったんだろう、頷くとそのまま話を続けてくれる。
「昨日、あの抗争に巻き込まれて、ケンチンが刺されたんだ………。」
その言葉を聞いた瞬間。
嫌な予感が当たり、息が詰まる。
「………うそ………。」
なんで。
お祭りに行っただけなのに。
震える手を押さえて、マイキーさんを見つめると。
「一時は本当に危なかったけど。
タケミッチが頑張ってくれて、手術して一命は取り留めた。
まだ、意識は戻ってないんだけど。」
大丈夫。
そう言って疲れた笑顔をくれた。
「助かった…………。」
帰らないことが怖かった。
もう、二度と帰ってこないんじゃないかって。
考えてしまう自分もいた。
「良かった………。」
締め付けられる心臓を押さえて、ため息をつく。
「連絡できないでごめんね。
ケンチンの携帯も抗争の時壊れちゃって。」
笑ってはいたけど、たぶんマイキーさんも心底不安だったはず。
「大丈夫です。わざわざ教えに来てくれてありがとうございます。」
震える手を抑えたまま笑えば。
安堵したマイキーさんの顔が明るくなる。
「しばらくは入院になるから、着替えを取りに来たんだけど、浅葱ちゃんもこれから一緒に病院行くだろ?」
入院。
刺されて手術までしたなら当たり前の事。
「着替え………。
今、用意しますね。」
ハッとして棚から必要そうな着替えとかを出す。
その間も、堅の事を考えてた。
朝目覚めた時、怖かった。
重傷者が堅じゃないことをずっと祈ってた。
助かったけど。
今の私の顔を見たら堅はどう思うだろう?
私は………。
用意した荷物をバッグに入れてマイキーさんに差し出した。
「たぶん、これで大丈夫だと思います。
もし、何かあれば、言ってください。」
そう言って笑うと。
「じゃあ、病院行くか!」
元気そうな声を出し、立ち上がるマイキーさんに向けて私は笑う。
「私は…………行きません。」
私が出した答えに、2人は心底驚いた顔をした。
「はぁ?なんで!?」
そりゃそうだろう。
堅の事を心配していた私なのに。
会いに行かないなんて。
「私は、この部屋で待ちます。」
きっと、今私は笑えない。
堅の姿を見たら泣いてしまう。
笑ってる顔が良いと言ってくれた堅に心配させてしまう。
「きっと、堅は弱ってる姿見られたくないと思うし。
たとえ怪我したって、何があったって、命が助かって帰ってくるなら、私はこの部屋で待ちます。」
精一杯の笑顔で言い切ると。
呆れた笑顔で2人とも笑った。
「さすが………」
三ツ谷さんは、笑ってマイキーに目配せする。
「だな。流石ケンチンの彼女。肝が座ってる。」
そう言って2人で笑ったけど。
「え………?」
思わずキョトンとしてしまう。
それ吊られて、マイキーさんが疑問の顔を向けた。
「え………、違うの?」
そう聞かれても。
驚くのは私の方で。
「そういった関係ではないし、言われた事もないですけど…………。」
確かに、普通の人よりくっついている事はあるとは思ったけど。
恋愛に関する話なんてした事なかったし………。
困った顔をしていると。
「…………あははははっっ!!」
急にマイキーさんは爆笑しはじめた。
びっくりすると。
「ケンチンもすげーけど、浅葱ちゃんもなかなかだわ。やべー!!」
爆笑しすぎて泣きそうになってるのを、三ツ谷さんがなだめてる。
「でも、ホント。浅葱ちゃんならドラケンの近くに居るのも納得できるよ。」
ありがとう。
そう言って笑ってくれる。
「あ、そだ。」
思い出したように、三ツ谷さんがもう1つ持ってた紙袋を目の前に出される。
「………?」
「昨日着てた服。中のタンクトップは切れて捨てられたんだけど、これはドラケンが気に入ってたから。」
そう言って渡された紙袋の中を覗くと。
昨日出かける時に着ていた上着に微かに血が付いている。
「俺、持って帰ってキレイにしてくるつもりだけど、良いかな?」
堅の服を持って帰るのに聞いてくれたけど。
そっと紙袋を掴む。
「ありがとうございます。
でも、これは、私が綺麗にして持っていたいです。」
笑って受け取ると。
三ツ谷さんも笑ってくれる。
「そっか。じゃあ、お願いする。」
笑顔で紙袋を渡してくれる。
「じゃあ………俺たちは病院行くから。何かあったらまた来る。」
マイキーさんは、笑って頭を撫でてくれる。
「はい。堅を、よろしくお願いいたします。」
ぺこりと頭を下げると。
「任せとけ。」
ニカッと笑って出ていった。
部屋のドアが閉まり、部屋に静寂が訪れた瞬間。
「…………。」
持っていた紙袋を落として膝から崩れ落ちる。
ポロポロと溢れる涙を拭いながら、痛すぎる心臓を押さえる。
(良かった………。)
何もわからないのは、やっぱり怖い。
でも、マイキーさん達が居るなら大丈夫だって。
そう思えた。
「これ………洗わなきゃ………。」
堅が帰ってくるなら。
いつまでも帰ってくるまで待ってよう。
帰ってきた時、ちゃんと笑えるように………。