和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
風に舞う
君の名前は?
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「ケンチン、また明日な~♪」
笑顔で手を振るマイキーに手を上げ、愛車のゼファーを走らせる。
今日もいつもどうり、マイキーを家まで送って俺も家路につく。
(気分良いし、今日はちっと流してから帰っか。)
日中が暑かったせいで、夜風が気持ちよくて。
思わず鼻歌を歌いながら家とは違う方向に走る。
煌びやかなネオン街を走るのも良いけど、街灯だけの静かな道をゼファーのマフラー音聞きながら走るのも悪くない。
のんびり流して川沿いを走っていると。
「………あ?」
差し掛かった橋にライトが当たり、欄干に腰掛ける人影が見えて一瞬背中に冷たいものがよぎる。
(幽霊かよ?)
ぼんやりと欄干に座り下を覗き込むその人間はちゃんと足もあり、ユラユラと足を揺らしていた。
「なんだ。人間かよっ。」
少しだけ驚いた自分に笑いながら通り過ぎる瞬間。
見えた横顔は泣いているように見えて。
(………まさか、飛び降りるつもりじゃねぇだろうな?)
一瞬は自分には関係ないことだと思ったけど。
赤信号に止められて、やっぱりさっきの光景が気になる。
本当に幽霊でも嫌だし、かといって飛び降り前を見たってのも気分悪いし。
ため息をつくとハンドルを切って元来た道をまた戻ることにした。
きっと、あの日そのまま帰っていたら。
あの道を通らなかったら。
そしてお前を見つけても戻らなかったら。
お前はあのまま飛び降りてたのか……?
あの、ほの暗い川の中に………。
笑顔で手を振るマイキーに手を上げ、愛車のゼファーを走らせる。
今日もいつもどうり、マイキーを家まで送って俺も家路につく。
(気分良いし、今日はちっと流してから帰っか。)
日中が暑かったせいで、夜風が気持ちよくて。
思わず鼻歌を歌いながら家とは違う方向に走る。
煌びやかなネオン街を走るのも良いけど、街灯だけの静かな道をゼファーのマフラー音聞きながら走るのも悪くない。
のんびり流して川沿いを走っていると。
「………あ?」
差し掛かった橋にライトが当たり、欄干に腰掛ける人影が見えて一瞬背中に冷たいものがよぎる。
(幽霊かよ?)
ぼんやりと欄干に座り下を覗き込むその人間はちゃんと足もあり、ユラユラと足を揺らしていた。
「なんだ。人間かよっ。」
少しだけ驚いた自分に笑いながら通り過ぎる瞬間。
見えた横顔は泣いているように見えて。
(………まさか、飛び降りるつもりじゃねぇだろうな?)
一瞬は自分には関係ないことだと思ったけど。
赤信号に止められて、やっぱりさっきの光景が気になる。
本当に幽霊でも嫌だし、かといって飛び降り前を見たってのも気分悪いし。
ため息をつくとハンドルを切って元来た道をまた戻ることにした。
きっと、あの日そのまま帰っていたら。
あの道を通らなかったら。
そしてお前を見つけても戻らなかったら。
お前はあのまま飛び降りてたのか……?
あの、ほの暗い川の中に………。
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