和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
細雪
君の名前は?
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手を退かした浅葱の顔は
汗と涙でグシャグシャで………
大粒の涙を流しながら
まっすぐ俺を見つめてくれていた………
「浅葱………」
「顔がヤバイから見ないでぇ………」
そんなこと言われても。
今は無理だから。
「大丈夫。どこも怪我してない?」
さすがに転んだからね。
浅葱はどこも痛くないと頷いた。
「そっか………よかった………。
耳、聞こえるようになったんだ……?」
ゆっくりと片手で髪越しの耳を撫でるとそこにすり寄るように俺の手の上から手を重ねて頭を預けた。
「やっと………町屋さんの声………ちゃんと聞こえるようになった。
歌も………嬉しい……」
その言葉に疑問を覚えた。
なんで町屋って呼ばれてるんだろ?
「浅葱!」
急に名前を呼ぶとびっくりしたように目を開いた。
「今日の俺は町屋として来てるけど………
今、浅葱の前にいる俺は………町屋じゃない!!」
そう。
浅葱には
本当の名前で呼んでほしかった……
「名前………呼んで………?」
きっと俺も酷い顔してる。
汗だくで、捨てられた犬みたいに、弱い顔してる………。
そんな俺を見透かしたように
浅葱は片手で俺の頬に触れながら、微かに笑ってくれた。
「……眞……
もう、会えないと思ってた………。」
顔の形を確認するようにペタペタと撫でている手が優しくて。
「俺も………もう一度会えたら………色んなこと伝えたかった………」
あー、ダサいな………
こんな時なのに………
俺、震えてる………
「…………伝えたいこと………?」
「あぁ………」
もう一度、強く手を重ねると。
まっすぐ浅葱を見つめた。
もう逃げないから。
「初めて浅葱に見つけてもらった時から………
俺、浅葱のこと好きになってた…………」
そう伝えると………
一度大きく開かれた瞳は一気に涙で覆われて
浅葱は片手で顔を隠した。
「浅葱………
答えて………?」
汗と涙でグシャグシャで………
大粒の涙を流しながら
まっすぐ俺を見つめてくれていた………
「浅葱………」
「顔がヤバイから見ないでぇ………」
そんなこと言われても。
今は無理だから。
「大丈夫。どこも怪我してない?」
さすがに転んだからね。
浅葱はどこも痛くないと頷いた。
「そっか………よかった………。
耳、聞こえるようになったんだ……?」
ゆっくりと片手で髪越しの耳を撫でるとそこにすり寄るように俺の手の上から手を重ねて頭を預けた。
「やっと………町屋さんの声………ちゃんと聞こえるようになった。
歌も………嬉しい……」
その言葉に疑問を覚えた。
なんで町屋って呼ばれてるんだろ?
「浅葱!」
急に名前を呼ぶとびっくりしたように目を開いた。
「今日の俺は町屋として来てるけど………
今、浅葱の前にいる俺は………町屋じゃない!!」
そう。
浅葱には
本当の名前で呼んでほしかった……
「名前………呼んで………?」
きっと俺も酷い顔してる。
汗だくで、捨てられた犬みたいに、弱い顔してる………。
そんな俺を見透かしたように
浅葱は片手で俺の頬に触れながら、微かに笑ってくれた。
「……眞……
もう、会えないと思ってた………。」
顔の形を確認するようにペタペタと撫でている手が優しくて。
「俺も………もう一度会えたら………色んなこと伝えたかった………」
あー、ダサいな………
こんな時なのに………
俺、震えてる………
「…………伝えたいこと………?」
「あぁ………」
もう一度、強く手を重ねると。
まっすぐ浅葱を見つめた。
もう逃げないから。
「初めて浅葱に見つけてもらった時から………
俺、浅葱のこと好きになってた…………」
そう伝えると………
一度大きく開かれた瞳は一気に涙で覆われて
浅葱は片手で顔を隠した。
「浅葱………
答えて………?」