和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
細雪
君の名前は?
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「あ!まっち~!神楽見に行こ~♪」
散歩から戻り、スタッフにギターを預けていると、ちょうど控え室から出てきたゆう子たちが俺に気付き近寄ってきた。
「神楽?
………あぁ。
御神楽奉納あったね。」
タイムスケジュールを見たとき、確かにライブよりも前に御神楽奉納が書いてあった。
「そう!今回は剣舞もあるんだって言ってた!行こ行こ~♪」
ハイハイ。
女性陣がはしゃぎながら歩いていく後ろから黒さんと共に歩いてついていく。
「まっちさ、パンフ見た?」
黒さんが片手に持ったパンフを見せてきた。
御神楽奉納のパンフだけど、取材や段取りでバタバタしていたせいで、ほとんど見ていない。
「いや、ほとんど見てないけど?」
見る?と渡されて待ち時間に読もうと受け取った。
「けっこう重要なこと書いてあるからあとでゆっくり読んだ方がいいぞ。」
「?」
何のことかよくわからなかったけど、とりあえず受け取っておこう。
「あ、黒流さん、お待ちしてました。
こちらになります。」
御神楽奉納の担当さんだろう。
年配の男性が、黒流を見つけて近寄ってきた。
席は一般の人より少し離れた所だから、ファンにもあまり見つからなくて助かる。
「こちらの席になります。
どうぞ、女性方は前へ。」
さすが、レディーファースト(笑)
担当の方は黒流の横に一緒に座ると色々と語っていた。
今日の楽器隊のこと、舞手の話。
俺はパラパラとパンフに目を通しながら黒流達の会話に時折返事をしたりしていた。
「………それでですね、今回は本来男子のみで楽器隊を組む予定だったのですが、生憎、龍笛の奥方が産気つきましてね。」
「あぁ、それで龍笛のメンバーが変わっていたんですか。」
「えぇ。たまたま御鎮座のイベントを見に来てた彼女が目に止まりましてね。
何度か私たちと御神楽奉納をやったことはあるので彼女の腕について文句を言うものはおりません。
奥方が産気ついた彼も喜んで譲っていました。
うちの御神楽奉納は楽器隊はみな狐の面を着ける仕来たりでしてね。
それも、顔を見られたくないと言う彼女が出ることを承諾してくれた理由でもあるんですよ。」
(狐の面?)
「そうなんですか。
あの子、美人なのに顔を隠したいなんて、もったいないですね。」
狐の面。
そういえば、浅葱も狐の面を持っていたっけ。
そんなことを考えながらパンフをめくっていると、そろそろ始まるのが、会場が静まり返った。
散歩から戻り、スタッフにギターを預けていると、ちょうど控え室から出てきたゆう子たちが俺に気付き近寄ってきた。
「神楽?
………あぁ。
御神楽奉納あったね。」
タイムスケジュールを見たとき、確かにライブよりも前に御神楽奉納が書いてあった。
「そう!今回は剣舞もあるんだって言ってた!行こ行こ~♪」
ハイハイ。
女性陣がはしゃぎながら歩いていく後ろから黒さんと共に歩いてついていく。
「まっちさ、パンフ見た?」
黒さんが片手に持ったパンフを見せてきた。
御神楽奉納のパンフだけど、取材や段取りでバタバタしていたせいで、ほとんど見ていない。
「いや、ほとんど見てないけど?」
見る?と渡されて待ち時間に読もうと受け取った。
「けっこう重要なこと書いてあるからあとでゆっくり読んだ方がいいぞ。」
「?」
何のことかよくわからなかったけど、とりあえず受け取っておこう。
「あ、黒流さん、お待ちしてました。
こちらになります。」
御神楽奉納の担当さんだろう。
年配の男性が、黒流を見つけて近寄ってきた。
席は一般の人より少し離れた所だから、ファンにもあまり見つからなくて助かる。
「こちらの席になります。
どうぞ、女性方は前へ。」
さすが、レディーファースト(笑)
担当の方は黒流の横に一緒に座ると色々と語っていた。
今日の楽器隊のこと、舞手の話。
俺はパラパラとパンフに目を通しながら黒流達の会話に時折返事をしたりしていた。
「………それでですね、今回は本来男子のみで楽器隊を組む予定だったのですが、生憎、龍笛の奥方が産気つきましてね。」
「あぁ、それで龍笛のメンバーが変わっていたんですか。」
「えぇ。たまたま御鎮座のイベントを見に来てた彼女が目に止まりましてね。
何度か私たちと御神楽奉納をやったことはあるので彼女の腕について文句を言うものはおりません。
奥方が産気ついた彼も喜んで譲っていました。
うちの御神楽奉納は楽器隊はみな狐の面を着ける仕来たりでしてね。
それも、顔を見られたくないと言う彼女が出ることを承諾してくれた理由でもあるんですよ。」
(狐の面?)
「そうなんですか。
あの子、美人なのに顔を隠したいなんて、もったいないですね。」
狐の面。
そういえば、浅葱も狐の面を持っていたっけ。
そんなことを考えながらパンフをめくっていると、そろそろ始まるのが、会場が静まり返った。