和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
細雪
君の名前は?
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あれから1年。
あっという間だった。
仕事が忙しすぎるのもあるんだろうけど。
今日は新しいアルバムの取材。
控え室ではメンバーそれぞれ自由にしている。
発声練習をするゆう子
筋トレでパンプアップすると張り切る山葵に
最近筋トレが趣味になってきたべに。
黒流、聖志、大さんはSNSが面白いと色んな動画を見ている。
俺は、ギターの練習。
「この子、アメリカの病院で病理ケアの手伝いで龍笛やってるんだけど、かなり上手いんですよ!」
大さんが見つけたというアメリカの医者のSNSに女の子が龍笛をふく動画があったらしく、黒流も興味深く見ていた。
「たまには斬新に龍笛取り入れるのも有りだなー。大さんどうよ?」
「いや、俺は龍笛はあんまりできないかな(笑)」
「大さんが龍笛とか、祭拍子になっちゃうじゃん(笑)」
笑い話をしてしたところで、黒流が携帯を持ってやってくる。
「まっち、ちょっとこれ見て。」
携帯に写し出されたのは最初女の子の手元しか写ってない。
でも、その音色は自分達のバンドの「暁の糸」だった。
「んー………なかなか上手いね?」
「だな。龍笛の音も暁の糸に合うんだな。」
年老いた車椅子の老婆。
髪が抜けてしまったのか、ニット帽を被った子供。
皆が嬉しそうに奏者を見ている。
カメラが動き、奏者に向けられた瞬間、俺は凍りついた。
「これ………」
言葉が出せずただ見ていると
「彼女、元気そうだな。」
明らかに。
少し髪が伸びて痩せてはいたものの、それは、まぎれもなく浅葱で。
照れたようにカメラを見ては笑顔を向ける。
何も変わっていない。
そして、右耳に揺れるピアスには見覚えがあった。
あの日、返してもらったギターケースに唯一入ってなかったギターのピック。
加工してピアスにして、彼女は着けていた。
そっか。
君が持っててくれたんだ………。
何も変わっていない笑顔が嬉しくて思わず自分もつられて笑う。
「さぁ、時間だ。今日も全力で取材受けますか(笑)」
携帯を消した黒流は、パチンっと手を打って皆が立ち上がり移動しはじめた。
また、君を見れた。
それが嬉しくて。
今日も頑張れそうだ……………。
あっという間だった。
仕事が忙しすぎるのもあるんだろうけど。
今日は新しいアルバムの取材。
控え室ではメンバーそれぞれ自由にしている。
発声練習をするゆう子
筋トレでパンプアップすると張り切る山葵に
最近筋トレが趣味になってきたべに。
黒流、聖志、大さんはSNSが面白いと色んな動画を見ている。
俺は、ギターの練習。
「この子、アメリカの病院で病理ケアの手伝いで龍笛やってるんだけど、かなり上手いんですよ!」
大さんが見つけたというアメリカの医者のSNSに女の子が龍笛をふく動画があったらしく、黒流も興味深く見ていた。
「たまには斬新に龍笛取り入れるのも有りだなー。大さんどうよ?」
「いや、俺は龍笛はあんまりできないかな(笑)」
「大さんが龍笛とか、祭拍子になっちゃうじゃん(笑)」
笑い話をしてしたところで、黒流が携帯を持ってやってくる。
「まっち、ちょっとこれ見て。」
携帯に写し出されたのは最初女の子の手元しか写ってない。
でも、その音色は自分達のバンドの「暁の糸」だった。
「んー………なかなか上手いね?」
「だな。龍笛の音も暁の糸に合うんだな。」
年老いた車椅子の老婆。
髪が抜けてしまったのか、ニット帽を被った子供。
皆が嬉しそうに奏者を見ている。
カメラが動き、奏者に向けられた瞬間、俺は凍りついた。
「これ………」
言葉が出せずただ見ていると
「彼女、元気そうだな。」
明らかに。
少し髪が伸びて痩せてはいたものの、それは、まぎれもなく浅葱で。
照れたようにカメラを見ては笑顔を向ける。
何も変わっていない。
そして、右耳に揺れるピアスには見覚えがあった。
あの日、返してもらったギターケースに唯一入ってなかったギターのピック。
加工してピアスにして、彼女は着けていた。
そっか。
君が持っててくれたんだ………。
何も変わっていない笑顔が嬉しくて思わず自分もつられて笑う。
「さぁ、時間だ。今日も全力で取材受けますか(笑)」
携帯を消した黒流は、パチンっと手を打って皆が立ち上がり移動しはじめた。
また、君を見れた。
それが嬉しくて。
今日も頑張れそうだ……………。