和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
細雪
君の名前は?
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「今日は人が少なくて良いね♪」
夕闇が辺りを隠し始める頃、閉まる前に仏閣を見ようと二人で歩いていた。
本当に日中に比べたら人がほとんど居ないので、まるで貸し切りのように見て歩くことができた。
少し薄暗いので、時折つまづく浅葱が危なっかしくて手を伸ばすとそっと浅葱の手を握った。
「あっ…………。えっと………」
「危ないから。ね?」
戸惑う浅葱に笑いかけると仕方なくなのか、ちょっと困ったように、でも嬉しそうに手を握り返してくれた。
このまま時が止まれば良いのに………。
仏閣の中に売っていた鈴のお守りを二人でお揃いに買った。
鈴なのに、まるで風鈴のように響く良い音で、普段こんなものは買わないのになぜか欲しくなって。
浅葱は遠慮していたが、お揃いで持っていたかった。
一通り見終えてベンチで休んでいた。もう少ししたら東京に戻る時間になる。
もう少し居ても良いな。
なんなら素泊まりでも………
そう考えていると、ふと、浅葱が立ち上がった。
「………お手洗い。行ってくるね?」
「え?あ、うん。」
ちょっと考え込んでた様子だったから何だろうと思ったけど、トイレか。
歩いていく後ろ姿を見ていると、不意に立ち止まり振り返った。
「?」
どうしたのかと思うと、浅葱は満面の笑みで手を振った。
「なに?どうした………」
「まっち………」
立ち上がり近寄ろうとした瞬間だった。
夕闇が辺りを隠し始める頃、閉まる前に仏閣を見ようと二人で歩いていた。
本当に日中に比べたら人がほとんど居ないので、まるで貸し切りのように見て歩くことができた。
少し薄暗いので、時折つまづく浅葱が危なっかしくて手を伸ばすとそっと浅葱の手を握った。
「あっ…………。えっと………」
「危ないから。ね?」
戸惑う浅葱に笑いかけると仕方なくなのか、ちょっと困ったように、でも嬉しそうに手を握り返してくれた。
このまま時が止まれば良いのに………。
仏閣の中に売っていた鈴のお守りを二人でお揃いに買った。
鈴なのに、まるで風鈴のように響く良い音で、普段こんなものは買わないのになぜか欲しくなって。
浅葱は遠慮していたが、お揃いで持っていたかった。
一通り見終えてベンチで休んでいた。もう少ししたら東京に戻る時間になる。
もう少し居ても良いな。
なんなら素泊まりでも………
そう考えていると、ふと、浅葱が立ち上がった。
「………お手洗い。行ってくるね?」
「え?あ、うん。」
ちょっと考え込んでた様子だったから何だろうと思ったけど、トイレか。
歩いていく後ろ姿を見ていると、不意に立ち止まり振り返った。
「?」
どうしたのかと思うと、浅葱は満面の笑みで手を振った。
「なに?どうした………」
「まっち………」
立ち上がり近寄ろうとした瞬間だった。