和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
細雪
君の名前は?
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新幹線の中では浅葱はまるで遠足でも行くようにワクワクしていて、たまにポッキーを食べたり子供みたいだった。
東京から約1時間。
それは以前に二人で朝日を見に行った仏閣だった。
東京だと桜の見頃はすぎてしまったが、ここは今が満開で。
到着とともに至るところの桜が舞い散りながら出迎えてくれた。
「綺麗だね~♪」
掴めないだろうけど手のひらを差し出し落ちてくる桜を眺める浅葱には、今までに無かった感覚があった。
まるで何かを吹っ切ったような、
すっきりした表情。
キレイと言えば間違いない。
でも、可愛いとも思う。
抱き締めたいと思うことすら、自分の中では不思議な感情で。
今までずっと死にたくて、居なくなりたくて、一人になりたくてしかたなかったのに。
今は、浅葱と少しでも長く居たいと思う自分と、時折、和楽器バンドに戻りたいと思う自分がいることに気付いた。
どちらも手に入れることは難しいかもしれない。
でも、やはり何かしなくてはいけなくて…………
「眞、あっちに行こ!」
浅葱は子供のように俺の服の裾を掴むとどんどん丘を目指して歩き出した。
あの日二人で朝日を見た丘だ。
あの時はまだ雪があったのに、今は一面桜で。
夕日に近いオレンジ色になり始めていた。
「やっぱり少し遅かったかな?」
もう少し早く決めて来ていたら日中の暖かい日の中で桜を見られたのにと少し残念に思っていると、
「そんなことないよ。
ここで、眞と朝日も夕日も見れるなんて、私にはとても幸せなことだよ♪」
朝日とはちがった、優しい夕日に照らされて浅葱は嬉しそうに夕日を眺めていた。
東京から約1時間。
それは以前に二人で朝日を見に行った仏閣だった。
東京だと桜の見頃はすぎてしまったが、ここは今が満開で。
到着とともに至るところの桜が舞い散りながら出迎えてくれた。
「綺麗だね~♪」
掴めないだろうけど手のひらを差し出し落ちてくる桜を眺める浅葱には、今までに無かった感覚があった。
まるで何かを吹っ切ったような、
すっきりした表情。
キレイと言えば間違いない。
でも、可愛いとも思う。
抱き締めたいと思うことすら、自分の中では不思議な感情で。
今までずっと死にたくて、居なくなりたくて、一人になりたくてしかたなかったのに。
今は、浅葱と少しでも長く居たいと思う自分と、時折、和楽器バンドに戻りたいと思う自分がいることに気付いた。
どちらも手に入れることは難しいかもしれない。
でも、やはり何かしなくてはいけなくて…………
「眞、あっちに行こ!」
浅葱は子供のように俺の服の裾を掴むとどんどん丘を目指して歩き出した。
あの日二人で朝日を見た丘だ。
あの時はまだ雪があったのに、今は一面桜で。
夕日に近いオレンジ色になり始めていた。
「やっぱり少し遅かったかな?」
もう少し早く決めて来ていたら日中の暖かい日の中で桜を見られたのにと少し残念に思っていると、
「そんなことないよ。
ここで、眞と朝日も夕日も見れるなんて、私にはとても幸せなことだよ♪」
朝日とはちがった、優しい夕日に照らされて浅葱は嬉しそうに夕日を眺めていた。