和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
細雪
君の名前は?
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珍しく浅葱が休みでクローゼットを整理していた。
手伝うといっても、元々綺麗に片付いてるのに何か探してるようで、
「何かあるの?」
やっと見つけたようで重そうな箱を浅葱が嬉しそうに引っ張り出すと埃を払っていた。
「ちょっと、大切な物なの♪」
箱を開けると中には布に包まれた長細い物と着物らしきもの、狐の面が出てきた。
「狐の面なんて珍しいもの持ってるね?」
狐の面を手にして眺めてると鼻からしたらの口が見えるサイズのそれはけっこう使われた跡があり、組紐も味があって良いものだった。
「ちょっと古びれてるけどね(笑)」
昔使っていたんだと、嬉しそうに布袋の中からは龍笛が出てきた。
「龍笛………?」
「そ♪まだ音がちゃんと聞こえてたときは神社の神楽とかお手伝いしたりしてたんだけどね。
懐かしいな♪」
袋から出てきた龍笛は綺麗な龍の彫り物のある綺麗なものだった。
吹いてみて、
そう言う間もなく、まるで愛おしい物に触れるように優しくて、凛々しい音色だった。
雅楽の一部だろうか?
聞こえなくても昔から何度も奏でてきたそれは、音の外れもなくしばらく空間を満たしていた………。
「また、音が聞こえるようになったらやりたいな………
神楽の神聖な空気が好きなんだ♪」
少しのため息と共に、吹き口を手入れして布袋に戻した。
「大丈夫。浅葱が望むなら、いつかはその夢が叶うはずだから。」
そうだね………。
狐の面を撫でながらゆったりとした空気が流れていた。
もうすぐ、その幸せだった空間が無くなることを、今はまだ知らなかった………。
手伝うといっても、元々綺麗に片付いてるのに何か探してるようで、
「何かあるの?」
やっと見つけたようで重そうな箱を浅葱が嬉しそうに引っ張り出すと埃を払っていた。
「ちょっと、大切な物なの♪」
箱を開けると中には布に包まれた長細い物と着物らしきもの、狐の面が出てきた。
「狐の面なんて珍しいもの持ってるね?」
狐の面を手にして眺めてると鼻からしたらの口が見えるサイズのそれはけっこう使われた跡があり、組紐も味があって良いものだった。
「ちょっと古びれてるけどね(笑)」
昔使っていたんだと、嬉しそうに布袋の中からは龍笛が出てきた。
「龍笛………?」
「そ♪まだ音がちゃんと聞こえてたときは神社の神楽とかお手伝いしたりしてたんだけどね。
懐かしいな♪」
袋から出てきた龍笛は綺麗な龍の彫り物のある綺麗なものだった。
吹いてみて、
そう言う間もなく、まるで愛おしい物に触れるように優しくて、凛々しい音色だった。
雅楽の一部だろうか?
聞こえなくても昔から何度も奏でてきたそれは、音の外れもなくしばらく空間を満たしていた………。
「また、音が聞こえるようになったらやりたいな………
神楽の神聖な空気が好きなんだ♪」
少しのため息と共に、吹き口を手入れして布袋に戻した。
「大丈夫。浅葱が望むなら、いつかはその夢が叶うはずだから。」
そうだね………。
狐の面を撫でながらゆったりとした空気が流れていた。
もうすぐ、その幸せだった空間が無くなることを、今はまだ知らなかった………。