和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
細雪
君の名前は?
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
車を走らせ社殿を後にした。
先程、人に気付かれたのを焦ったせいで浅葱が心配していた。
勿論、浅葱にその子達の会話は聞かれていないだろうけど。
浅葱には知られたくない。
自分が「芸能人」という部類の人間だということを。
「眞?顔色悪いけど、疲れた?
疲れたなら運転変わるよ?」
「いや、大丈夫だから。」
苦笑いをしながら指でOKのサインを出すと、まだ不安そうだった。
でも、今は少しだけ、浅葱とは話したくはない………。
運転に集中してるフリをして帰り道を急いだ。
帰り着く頃には気持ちも落ち着き、浅葱はぐっすり眠っていた。
冷たくしてしまったことを少しだけ後悔しながら車を駐車場に入れる。
到着しても、まだ目を覚まさない浅葱。
こっそりとさっき買ったピンキーリングを出すと左の小指にはめた。
試していたのを買ってきたからサイズはぴったり。
驚くかな?
そんなことすら考えるのが楽しみだった。
いつまでもこうしていても仕方ないから。
車から降りて助手席から浅葱を抱えると部屋に戻ることにした。
エレベーターに乗り込んだくらいで浅葱は目を覚ました。
一瞬自分の状態に疑問をもったらしく、
「あっっっっ、お、降りるっ!!」
バタバタしながらおろして欲しそうだったけど、降ろさないことにした。
「暴れない。
拾われたとき、俺のことあっさり運んだでしょ?
たまには俺にも運ばせて?」
暴れると落ちるから、と、言い聞かせると、初めは「重いからいやだ!」とかいってたせど、それでも降ろさないことに諦めたのか、エレベーターが部屋の階に着く頃には小さくなって恥ずかしそうに俺にしがみついていた。
部屋に到着してリビングのソファーに浅葱をおろす。
「あ、ありがとう。」
「どういたしまして。お嬢様♪」
浅葱の足から靴を脱がせ、なに喰わぬ顔で玄関に運んでいると、バタバタと浅葱が走ってくる音が聞こえた。
「眞!!」
「はい?」
靴をしまって振り返ると、胸の辺りの服を掴みながら一生懸命話そうと焦ってる浅葱がいた。
「あのっ、あのね!!
ゆっっっっ指輪!!!」
「うん?指輪?」
何のこと?
といった表情を向けると左手を見せてきた。
「これ!!
これって、眞が買ってくれたの??」
そんなに目を開くと落ちちゃうよ(笑)
と、言いたくなるくらい目を真ん丸とさせてて、思わず噴き出してしまいそうになる。
「あははは(笑)
やっと気づいた?
人にばっかりお土産買ってて、自分のあんまり買ってなかったみたいだから。」
そう言うと嬉しそうに小指を繁々と見つめる。
「………嬉しい。
ありがと、眞。
あ!そだ!!」
そそくさと部屋に駆け戻る浅葱に忙しいヤツだなと笑いながらついていくと、
はい!!
と、先程お土産屋で買った袋の1つを俺に渡してきた。
「ん?俺に??」
中を覗くとそれは浅葱が嬉しそうに選んでた革のタバコケースで。
「誰かにお土産だったんじゃないの?」
袋から取り出して使いやすさを見ながら聞くと
「眞、なにもいらないって言うから、私が勝手に選んできたの。
気に入らなかったら、ごめん………」
勝手に選んだから要らない物だったら悪いことしたと、ちょっと落ち込み気味の表情を浮かべる浅葱に、ポケットから取り出したタバコをケースにしまうと
「うん、ピッタリ♪ありがと。」
タバコを入れたケースを目の前で振りながら笑って見せると、一瞬での浅葱顔が綻んだ。
先程、人に気付かれたのを焦ったせいで浅葱が心配していた。
勿論、浅葱にその子達の会話は聞かれていないだろうけど。
浅葱には知られたくない。
自分が「芸能人」という部類の人間だということを。
「眞?顔色悪いけど、疲れた?
疲れたなら運転変わるよ?」
「いや、大丈夫だから。」
苦笑いをしながら指でOKのサインを出すと、まだ不安そうだった。
でも、今は少しだけ、浅葱とは話したくはない………。
運転に集中してるフリをして帰り道を急いだ。
帰り着く頃には気持ちも落ち着き、浅葱はぐっすり眠っていた。
冷たくしてしまったことを少しだけ後悔しながら車を駐車場に入れる。
到着しても、まだ目を覚まさない浅葱。
こっそりとさっき買ったピンキーリングを出すと左の小指にはめた。
試していたのを買ってきたからサイズはぴったり。
驚くかな?
そんなことすら考えるのが楽しみだった。
いつまでもこうしていても仕方ないから。
車から降りて助手席から浅葱を抱えると部屋に戻ることにした。
エレベーターに乗り込んだくらいで浅葱は目を覚ました。
一瞬自分の状態に疑問をもったらしく、
「あっっっっ、お、降りるっ!!」
バタバタしながらおろして欲しそうだったけど、降ろさないことにした。
「暴れない。
拾われたとき、俺のことあっさり運んだでしょ?
たまには俺にも運ばせて?」
暴れると落ちるから、と、言い聞かせると、初めは「重いからいやだ!」とかいってたせど、それでも降ろさないことに諦めたのか、エレベーターが部屋の階に着く頃には小さくなって恥ずかしそうに俺にしがみついていた。
部屋に到着してリビングのソファーに浅葱をおろす。
「あ、ありがとう。」
「どういたしまして。お嬢様♪」
浅葱の足から靴を脱がせ、なに喰わぬ顔で玄関に運んでいると、バタバタと浅葱が走ってくる音が聞こえた。
「眞!!」
「はい?」
靴をしまって振り返ると、胸の辺りの服を掴みながら一生懸命話そうと焦ってる浅葱がいた。
「あのっ、あのね!!
ゆっっっっ指輪!!!」
「うん?指輪?」
何のこと?
といった表情を向けると左手を見せてきた。
「これ!!
これって、眞が買ってくれたの??」
そんなに目を開くと落ちちゃうよ(笑)
と、言いたくなるくらい目を真ん丸とさせてて、思わず噴き出してしまいそうになる。
「あははは(笑)
やっと気づいた?
人にばっかりお土産買ってて、自分のあんまり買ってなかったみたいだから。」
そう言うと嬉しそうに小指を繁々と見つめる。
「………嬉しい。
ありがと、眞。
あ!そだ!!」
そそくさと部屋に駆け戻る浅葱に忙しいヤツだなと笑いながらついていくと、
はい!!
と、先程お土産屋で買った袋の1つを俺に渡してきた。
「ん?俺に??」
中を覗くとそれは浅葱が嬉しそうに選んでた革のタバコケースで。
「誰かにお土産だったんじゃないの?」
袋から取り出して使いやすさを見ながら聞くと
「眞、なにもいらないって言うから、私が勝手に選んできたの。
気に入らなかったら、ごめん………」
勝手に選んだから要らない物だったら悪いことしたと、ちょっと落ち込み気味の表情を浮かべる浅葱に、ポケットから取り出したタバコをケースにしまうと
「うん、ピッタリ♪ありがと。」
タバコを入れたケースを目の前で振りながら笑って見せると、一瞬での浅葱顔が綻んだ。