和楽器バンドの夢専用の名前になります♪
細雪
君の名前は?
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すっかり日が登った社殿は夜明けの静まり返った風景とはまた違った顔を見せた。
少しずつ増える人。
外国人観光客に、手を繋ぎ仲良く歩くカップル。
友達同士で楽しそうに歩く人々、過ぎ去りし日々を大切にしてきたであろう、年を召した夫婦。
どの人を取っても今を楽しんでいるのがよくわかって。
そして。
自分達も変わらずそこに紛れる。
変装と言えるほどの格好でもないけど。
今は周りと変わらず「一般人」でいれる。
「灯籠がいっぱいだね~♪」
社殿の入り口に並んだ灯籠を眺めながらはぐれないように側に寄り添う。
さすがに世界遺産ともなると一つ一つの仏閣、置物、全てにすごいとしか言い様がなく。
全てを見るのに結構な時間がかかった。
全てを見終わり、車に戻りながら小さなお土産屋さんに寄る。
特に何が欲しいわけではないけど。
ガラス細工のお店にはグラスからアクセサリーまで色々あって。
浅葱はキラキラした目で一つ一つ見てた♪
「何か、欲しいの?」
不意に顔を覗き込むとびっくりした様子で
「なんか、色々可愛いよね♪
眞は何かあった?」
「いや、特には。」
そっか~と言いながらも浅葱の目にはガラスでできたリングが止まっているようで。
小指に付けると嬉しそうに見つめていた。
買うのかと思っていたが、小指から外すともとの場所に戻し、結局は工場の夫婦のお土産と、革で出来たタバコケースを選び買いに向かった。
「お待たせ♪行こっか?」
浅葱が買い物袋をバックにしまうのを見て
「あ、トイレ行ってくる。
浅葱はそこのベンチに居て。」
わかった~♪
とベンチに向かう浅葱を見送り、店に戻る。
さっき浅葱が見ていたもの。
深い蒼のガラスでできたリングを手に取るとレジに持っていく。
手短に会計を済ませ、それは包んでもらわずタグだけ切ってもらい、ポケットに入れる。
出入り口付近に居た若い子達が小声で話しているのが聞こえた来た。
「ねぇ、あれって……」
「え?町屋さんじゃない!?」
(まずいな………)
顔を伏せながらすぐに浅葱の元に戻ると
「浅葱、帰ろ。」
浅葱を促しその場を立ち去る。
どうか、誰も着いてきませんように。
今だけは………
少しずつ増える人。
外国人観光客に、手を繋ぎ仲良く歩くカップル。
友達同士で楽しそうに歩く人々、過ぎ去りし日々を大切にしてきたであろう、年を召した夫婦。
どの人を取っても今を楽しんでいるのがよくわかって。
そして。
自分達も変わらずそこに紛れる。
変装と言えるほどの格好でもないけど。
今は周りと変わらず「一般人」でいれる。
「灯籠がいっぱいだね~♪」
社殿の入り口に並んだ灯籠を眺めながらはぐれないように側に寄り添う。
さすがに世界遺産ともなると一つ一つの仏閣、置物、全てにすごいとしか言い様がなく。
全てを見るのに結構な時間がかかった。
全てを見終わり、車に戻りながら小さなお土産屋さんに寄る。
特に何が欲しいわけではないけど。
ガラス細工のお店にはグラスからアクセサリーまで色々あって。
浅葱はキラキラした目で一つ一つ見てた♪
「何か、欲しいの?」
不意に顔を覗き込むとびっくりした様子で
「なんか、色々可愛いよね♪
眞は何かあった?」
「いや、特には。」
そっか~と言いながらも浅葱の目にはガラスでできたリングが止まっているようで。
小指に付けると嬉しそうに見つめていた。
買うのかと思っていたが、小指から外すともとの場所に戻し、結局は工場の夫婦のお土産と、革で出来たタバコケースを選び買いに向かった。
「お待たせ♪行こっか?」
浅葱が買い物袋をバックにしまうのを見て
「あ、トイレ行ってくる。
浅葱はそこのベンチに居て。」
わかった~♪
とベンチに向かう浅葱を見送り、店に戻る。
さっき浅葱が見ていたもの。
深い蒼のガラスでできたリングを手に取るとレジに持っていく。
手短に会計を済ませ、それは包んでもらわずタグだけ切ってもらい、ポケットに入れる。
出入り口付近に居た若い子達が小声で話しているのが聞こえた来た。
「ねぇ、あれって……」
「え?町屋さんじゃない!?」
(まずいな………)
顔を伏せながらすぐに浅葱の元に戻ると
「浅葱、帰ろ。」
浅葱を促しその場を立ち去る。
どうか、誰も着いてきませんように。
今だけは………