第1章 高鳴る胸
『……ヨハイム?怖がらせてどうするのです。…この子達は新入生ですよ?』
「…見ればわかる。さあ、さっさと通りな」
先頭に居た女神の声にそっぽを向き、奥の方に引っ込んだヨハイムをなるべく見ないよう心がけた生徒達は、案内された大広間へと足を踏み入れた。(大広間は、集会や交流、勉強の間として、マゼラブ魔法学校の生徒であれば誰でも自由に使える)
丁度その頃。学校長は窓の外を見つめー。
「…いつかこの学校から、私を超える偉大な魔法使いが現れる。……その子こそが"白の魔法使い"となるだろう」と、近付く未来を透視するかのように呟いていた。
「…見ればわかる。さあ、さっさと通りな」
先頭に居た女神の声にそっぽを向き、奥の方に引っ込んだヨハイムをなるべく見ないよう心がけた生徒達は、案内された大広間へと足を踏み入れた。(大広間は、集会や交流、勉強の間として、マゼラブ魔法学校の生徒であれば誰でも自由に使える)
丁度その頃。学校長は窓の外を見つめー。
「…いつかこの学校から、私を超える偉大な魔法使いが現れる。……その子こそが"白の魔法使い"となるだろう」と、近付く未来を透視するかのように呟いていた。