序章 ヘルキャット号進水

ゆうしゃとけんじゃは父の日の献立はどんな感じなんだろうかと、カーチャンのお仕事帰りに聞いた。
カーチャンは今週マルクト広場の市場やダヨーンのお店で買えた食材で作れそうな、お昼とお夜の献立は……とちょっと考えてみた。
今日は暑いからお昼はサラダ冷麺、お夜はチキンステーキか、麻婆茄子丼か、カレーライスって所かしら?
おゆうごはんの候補はいろいろ作れるんだねとゆうしゃとけんじゃは思った。
どれも美味しそうだねと喫茶店エリアでの和やかなイレブンジスティーの時間帯に……爽やかな青空に時折とても強い風が吹き込み、カラッとした爽やかな父の日のイレブンジス……穏やかな日曜日のお天気は小鳥たちのさえずりが心地よい行楽日和で……。
けんじゃの妹がお散歩がてら喫茶店エリアに寄って、まったりとした会話をカーチャンと交わしていた。
ゆうしゃとけんじゃは父の日らしい一日なんですねぇとエーデルワイスの先生にモルゲンタウチャイのトロピカルドリンクを淹れてもらい、カロル先生はサンタ・グラーフからゲームコインを預かっていますよと父の日ラッピングの小箱をくれた。
中身はゲームコインで父の日の薔薇のデザインのゲームコインが十四枚入っていた。
ゆうしゃとけんじゃはカロル先生お手製の対戦ゲームのテーブル席で一日一時間までテトリスで遊んだ。
モルゲンタウチャイのトロピカルドリンクをテーブルに置いて、ワイワイとテトリス対戦を楽しむのだった。
それにしてもラッピングが洒落ているとエーデルワイスの先生は父の日ラッピングの小箱を眺めた。
こちらはカミーユとシーブックの分だ。黄色い薔薇の留め具にストライプでサックスブルーの包み紙で綺麗にギフトラッピングされていたからだが、センスが良いなぁと思ったとか何とか。
カロル先生は英語でハイカラって言うところですねとニッコリ。
ゆうしゃとけんじゃは白い薔薇の留め具にサックスブルーのストライプの包み紙でハイカラにギフトラッピングされたゲームコインが十四枚入っている小箱をもらっていた。
父の日って感じがして良いんですねぇとエーデルワイスの先生は青空スマイルでニカッと笑うと、カロル先生はクスクスッと可愛らしく笑うのだった。
イレブンジスになり、サラダ冷麺とモルゲンタウチャイといただいて、食後のフィーカはお餅入りもなか粒あんに瀬戸内レモンパイをウィンターメルヘンにラム・キャンディスを一匙加えていただいて、まったりとした午睡の時間帯となり、ゆうしゃとけんじゃは伝説のイメチェンセットにお着替えして、お座敷部屋にてゴロゴロ猫タイムに突入するのだった。マリナさんのゴロゴロソングをカラオケしたりしながら、のどかなスペインの村のおひるねタイムだった。
おゆうごはんの献立はチキンステーキに決めたカーチャンは、ゆうしゃとけんじゃにお夜はチキンステーキよと言ったので、ふたりはおゆうごはんのチキンステーキに合わせるお茶は何が良いかなと喫茶店エリアでジェムリンゴで作るアップルクランブルとレッドベイクドアップルティーにラム・キャンディスを一匙加えて、ティーポットで淹れて、あら熱をとり、少し冷ましてから冷蔵庫で冷やしておこうねとなり、その他にもいくつかお茶を作り置きしておき、水分補給したりしながら、大絶賛シエスタ日和のシエスタ休憩の時間帯となって、喫茶店エリアはのんびりモード。
穏やかな午睡のまどろみ感がほんのりと心地よい……そんなおひるねタイムだった。
ジャスミン花茶をいただきながら、まったりとリラクゼーションタイムを楽しんで、ジェムリンゴで作るアップルクランブルにラム・キャンディスを一匙加えて、ガラスのティーポットでお茶のおかわりを淹れる……あきれかえるほど平和なおひるねタイムなのだ。
ハイティーはダヨーンのミニトマトと冷や奴にモズク酢をかけてジャスミン花茶といただいたりしながら、ゆるやかで清々しいまでの梅雨の晴れ間が心地よく、シエスタ休憩の時間帯に、ゆうしゃとけんじゃはゴロゴロ猫タイムを満喫するのだった。
青い空、白い雲……お庭に出ればクチナシや紫陽花に薔薇などの花々のかおりが心落ち着く景色を奏でていた。
しあわせとはきっとこういうものなのだろう。
サン・ジョルディの日の薔薇が一輪美しく咲き誇る教室棟に出て、父の日らしい一日を楽しんで、天国の父の日の主役達が晴天に笑う……そんなシエスタ休憩を過ごしていたゆうしゃとけんじゃはエーデルワイスの先生とカロル先生におゆうごはんの時間帯まで少しお勉強をみてもらうのだった。
ハブ・ア・ワンダフルデイ……そのものな喫茶店の名残が残るスペインの村はモンマルトル通りに面したエーデルワイスの先生の教室で……ハピネスだねと感じたヒュッゲなひとときに今日も神さまに感謝しながら……。
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