第一章 守り隊この平和を

ゆうしゃとけんじゃは幻聴と幻覚が聞こえたり見えたりするようになり、エーデルワイスの先生は百年戦争の文献とほぼ一致すると思った。
この古いフランス語で書かれた文献によると、人は一定時間以上戦闘状態の時間が経過すると、ほとんど全員が統合失調症を発症するという文献で、百年戦争当時、やはりフランス軍の軍人に統合失調症罹患率が極めて高い状態だったという歴史について、またこの古い精神疾患について、綿密に書かれた文献の事を改めて思い知るのであった。
実際、ゆうしゃとけんじゃは語学学校でアルバイト代を貯めて携帯を買って、インターネットに初めて接続して、統合失調症に罹患するまでの時間がかなり短く、それだけ黎明期のらんどは酷い荒れ方をしていたからだ。
また語学学校でアルバイト代を貯めて携帯を買い、インターネットに接続して半年後には荒らしによるストレスからアルバイトに手がつかなくなり、語学学校を解雇されて、カーチャンはゆうしゃとけんじゃの体調がおかしくなり、統合失調症の初期症状がはやくも出始めた為、ゆうしゃとけんじゃはカーチャンに連れられて精神科のクリニックに行ったら、案の定統合失調症の診断が下った。
だが統合失調症の診断が出るとまたこの病気に対する正しい理解や学び、療養生活はおおむね良好な環境となり、予後は比較的良好だった。
ただハーメルンみたいな案件はその根本的な元凶をゆうしゃとけんじゃにフラッシュバックさせて、ハーメルンは統合失調症を発症させたり悪化させる元凶だからハーメルンを退会しようとなるわけだ。
だがハーメルンは退会させてもらえなかったので、鍵かけして完全放置かなという感じであり、ゆうしゃとけんじゃは再び幻聴が聞こえたり、幻覚が見えたりするようになり、ハーメルンからは離れた方が体調的には安全だろうねとの判断だった。
ハーメルンは黎明期のらんどのような荒れ方をしているからだ。
このような環境では正気を保つのは困難であろう。
また統合失調症の診断が出て、この病気のお勉強を重ねるうちに、統合失調症の平均寿命が六十代であること死因の一位は誤嚥性肺炎であることなどを早い段階で知ったゆうしゃとけんじゃは終活をはじめた。
それから丸二十年が経過しようとしており、ゆうしゃとけんじゃは四十代になっていた。
老後が二十年経過したような感覚でふたりは過ごしており、あと二十年から三十年位、おそらくカーチャンの寿命が来た辺りでゆうしゃとけんじゃは六十代から七十歳位になり、やはり平均寿命からカーチャンの寿命とほぼ同時期に寿命が来るんじゃないかなと思っていた。
エーデルワイスの先生がお座敷部屋の座敷わらしという認識でいたのはおそらくほぼ正しい。カーチャンとゆうしゃとけんじゃはほぼ同時期に寿命が来て、天に召されるのだろう。
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