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汽車の中
任務から帰る汽車の中。向かい合った個室で本に目を落とすラビを見つめる。
ラビは普段おしゃべりだけど、二人でいる
ときはとても静かだ。あたしが食べたり飲んだりする一方で、新聞やら本やらを取っ替え引っ替え読みあさっている。ほとんど会話はないけど、話さなくても気まずくない。空気みたいな存在になれていることを、むしろ嬉しく思う。
ラビの目玉が忙しなく動くのを面白いと思って眺めていると、ふと目を上げて目線がぶつかる。目が合って、首を傾げるラビに一瞬きゅんとする。
「ごめん、退屈?」
「ううん、ラビの顔ずーっと見てられるから幸せ」
「嬉しいこと言ってくれるさー」
笑って頭をなでてくれる。汽車の揺れと相まって、眠くなりそうな気持ちよさ。大人しくなでられていると、ラビが隣に座ってきた。
「ラビ?」
「***が可愛いから隣来ちゃったさ」
「...えへへ」
嬉しくて腕を絡める。本を持っている手を邪魔しない程度に、出来るだけ密着する。見上げるとラビの顔がすぐ近くにあったので、思わずキスする。
「***...」
「ラビ...?」
ラビがテーブルに本を置いて、温かい手が頬を包む。もう一度、優しいキスが降ってくる。
「あんまり可愛いと襲っちゃうさ」
「え...ここで?」
「ここ以外のどこで?」
「え、えっと...」
「...冗談さー。襲ってほしかった?」
「ほしくない!」
ラビの頬っぺたを軽くつねる。痛い痛いと言いながら抱きしめてくるラビの腕に身体を預けて、一緒にいられる幸せに浸った。
(帰ったらまたバタバタするし、やっぱりちょっとイイコトしとく?)
(しないよ、ばか!)
任務から帰る汽車の中。向かい合った個室で本に目を落とすラビを見つめる。
ラビは普段おしゃべりだけど、二人でいる
ときはとても静かだ。あたしが食べたり飲んだりする一方で、新聞やら本やらを取っ替え引っ替え読みあさっている。ほとんど会話はないけど、話さなくても気まずくない。空気みたいな存在になれていることを、むしろ嬉しく思う。
ラビの目玉が忙しなく動くのを面白いと思って眺めていると、ふと目を上げて目線がぶつかる。目が合って、首を傾げるラビに一瞬きゅんとする。
「ごめん、退屈?」
「ううん、ラビの顔ずーっと見てられるから幸せ」
「嬉しいこと言ってくれるさー」
笑って頭をなでてくれる。汽車の揺れと相まって、眠くなりそうな気持ちよさ。大人しくなでられていると、ラビが隣に座ってきた。
「ラビ?」
「***が可愛いから隣来ちゃったさ」
「...えへへ」
嬉しくて腕を絡める。本を持っている手を邪魔しない程度に、出来るだけ密着する。見上げるとラビの顔がすぐ近くにあったので、思わずキスする。
「***...」
「ラビ...?」
ラビがテーブルに本を置いて、温かい手が頬を包む。もう一度、優しいキスが降ってくる。
「あんまり可愛いと襲っちゃうさ」
「え...ここで?」
「ここ以外のどこで?」
「え、えっと...」
「...冗談さー。襲ってほしかった?」
「ほしくない!」
ラビの頬っぺたを軽くつねる。痛い痛いと言いながら抱きしめてくるラビの腕に身体を預けて、一緒にいられる幸せに浸った。
(帰ったらまたバタバタするし、やっぱりちょっとイイコトしとく?)
(しないよ、ばか!)