お礼まとめ
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条件反射
暗い道を、ラビと手を繋いで歩く。山の中に入った時はAKUMAを倒すことだけ考えていたからなんとも思わなかったけど、全てが終わって静まり返ってみるとただの暗闇で普通に怖い。高低差のある麓までは伸でショートカットしたけど、平坦な道はかえって移動がしにくいから歩きだ。便利なもので、小さい状態で火判を発動させた槌を松明がわりに足元を照らしながら歩いた。
「***怖いの?」
ぎゅうぎゅうくっ付いて歩いていたら、ラビが何故か楽しそうに話しかけてくる。茶化されていることはわかっているけど、それに乗っかる余裕はなくてラビの左手をしっかり握った上で腕にも強くしがみついた。
「怖い…」
「あー…そっか…」
素直に答えたら本気で怖がっていることが伝わったのか、背中に腕を回して抱きしめるようにしてくれた。少し安心したところに、近くで藪が動いて何かが飛び出してきた。
「きゃ…」
「***ッ」
叫びかけたあたしの頭を、ラビが咄嗟に抱えて胸元に引き寄せた。しばらくチャカチャカとなにか獣が歩くような足音がして、また木の葉が擦れる音がしたところでラビの腕の力がようやく緩む。
「…***、大丈夫だよ」
「ん…なんだった…?」
「ただの狸だったさ…はは、***ってば怖がりさー」
たぬき見たかったな、というのは置いといて、なにか少し違和感があった。だってあたしからラビの胸に飛び込んだわけじゃないのに、あたしが怖がったことになっている。そういえばあたりがさっきより明るくて、ラビが盾のように前に構えた槌が少し大きくなっていた。
「いまラビが先にあたしのこと抱きしめたんだよね…?」
「アレ、そうだっけ…?」
「…守って、くれた…?」
「あ〜…えーっと…」
「…ちょっと、明るすぎない…?」
「……」
「わっ、ちょっと」
話を遮るように、ラビはあたしの腰を抱いてやや強引に歩き出した。槌の大きさは戻ったけど、柄は少し長くしたことで火が遠くなって表情があまりわからなくなった。本当に便利なイノセンスだ。照れているのはバレバレだったけど、嬉しかったから茶化さないことにした。
(ラビ)
(…なに)
(ありがとう、大好き)
暗い道を、ラビと手を繋いで歩く。山の中に入った時はAKUMAを倒すことだけ考えていたからなんとも思わなかったけど、全てが終わって静まり返ってみるとただの暗闇で普通に怖い。高低差のある麓までは伸でショートカットしたけど、平坦な道はかえって移動がしにくいから歩きだ。便利なもので、小さい状態で火判を発動させた槌を松明がわりに足元を照らしながら歩いた。
「***怖いの?」
ぎゅうぎゅうくっ付いて歩いていたら、ラビが何故か楽しそうに話しかけてくる。茶化されていることはわかっているけど、それに乗っかる余裕はなくてラビの左手をしっかり握った上で腕にも強くしがみついた。
「怖い…」
「あー…そっか…」
素直に答えたら本気で怖がっていることが伝わったのか、背中に腕を回して抱きしめるようにしてくれた。少し安心したところに、近くで藪が動いて何かが飛び出してきた。
「きゃ…」
「***ッ」
叫びかけたあたしの頭を、ラビが咄嗟に抱えて胸元に引き寄せた。しばらくチャカチャカとなにか獣が歩くような足音がして、また木の葉が擦れる音がしたところでラビの腕の力がようやく緩む。
「…***、大丈夫だよ」
「ん…なんだった…?」
「ただの狸だったさ…はは、***ってば怖がりさー」
たぬき見たかったな、というのは置いといて、なにか少し違和感があった。だってあたしからラビの胸に飛び込んだわけじゃないのに、あたしが怖がったことになっている。そういえばあたりがさっきより明るくて、ラビが盾のように前に構えた槌が少し大きくなっていた。
「いまラビが先にあたしのこと抱きしめたんだよね…?」
「アレ、そうだっけ…?」
「…守って、くれた…?」
「あ〜…えーっと…」
「…ちょっと、明るすぎない…?」
「……」
「わっ、ちょっと」
話を遮るように、ラビはあたしの腰を抱いてやや強引に歩き出した。槌の大きさは戻ったけど、柄は少し長くしたことで火が遠くなって表情があまりわからなくなった。本当に便利なイノセンスだ。照れているのはバレバレだったけど、嬉しかったから茶化さないことにした。
(ラビ)
(…なに)
(ありがとう、大好き)