お礼まとめ
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Adam's apple
めちゃくちゃ視線を感じる。
趣味の読書中、隣にやってきた***は特に何をするでもなくオレの左腕にくっついていたが、いつからかある一点をじっと見ていた。顔、にしては少し視線が下向きだ。そろそろ集中できなくなってきたので、章の区切りで一旦本を閉じる。
「…なに…?」
「ん?」
「ん?じゃなくてね***ちゃん、なに見てるの…?」
「…のどぼとけ」
「…ふーん?」
なるほど、理由はわかった。謎が解ければ気にならないかと思ったが、意外と視線は人の集中力を奪うらしい。というか、オレが唾を飲み込んだりするたびに***がへーとかおーとか言い始めたので普通に気が散る。さっきまで遠慮しているつもりだったんだろうか。
「そんなに気になる?」
「なる。触っていい?」
「え?いいけど…」
***の細い指がオレの喉に触れる。リクエスト通りに声を出したりして喉仏を動かしてみたら初めて見たみたいに喜んで、なんだか気恥ずかしい。2,3分もすれば満足したのか手が離れた。
「すごいねー」
「いやすごくはねェだろ…」
ただ成長曲線に従ってなるようになっただけなので、褒められても困る。オレの困惑をよそに、***は新たな観察対象を見つけたようだった。
「腕全然違うね」
「…***ちゃん、続きは部屋でやろっか?」
***が自分の腕をオレの隣に並べて言うので、その細さに思わずきゅんとしてしまった。体格差にモノを言わせて半ば無理やり書庫室の出口に体を向けさせても特に抵抗されなくて、これが信頼の証かと思うと少し嬉しかった。
(ラビってまだ大っきくなるの?)
(それは***ちゃん次第かなぁ)
(…何の話…?)
めちゃくちゃ視線を感じる。
趣味の読書中、隣にやってきた***は特に何をするでもなくオレの左腕にくっついていたが、いつからかある一点をじっと見ていた。顔、にしては少し視線が下向きだ。そろそろ集中できなくなってきたので、章の区切りで一旦本を閉じる。
「…なに…?」
「ん?」
「ん?じゃなくてね***ちゃん、なに見てるの…?」
「…のどぼとけ」
「…ふーん?」
なるほど、理由はわかった。謎が解ければ気にならないかと思ったが、意外と視線は人の集中力を奪うらしい。というか、オレが唾を飲み込んだりするたびに***がへーとかおーとか言い始めたので普通に気が散る。さっきまで遠慮しているつもりだったんだろうか。
「そんなに気になる?」
「なる。触っていい?」
「え?いいけど…」
***の細い指がオレの喉に触れる。リクエスト通りに声を出したりして喉仏を動かしてみたら初めて見たみたいに喜んで、なんだか気恥ずかしい。2,3分もすれば満足したのか手が離れた。
「すごいねー」
「いやすごくはねェだろ…」
ただ成長曲線に従ってなるようになっただけなので、褒められても困る。オレの困惑をよそに、***は新たな観察対象を見つけたようだった。
「腕全然違うね」
「…***ちゃん、続きは部屋でやろっか?」
***が自分の腕をオレの隣に並べて言うので、その細さに思わずきゅんとしてしまった。体格差にモノを言わせて半ば無理やり書庫室の出口に体を向けさせても特に抵抗されなくて、これが信頼の証かと思うと少し嬉しかった。
(ラビってまだ大っきくなるの?)
(それは***ちゃん次第かなぁ)
(…何の話…?)