お礼まとめ
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かわいいをつくるひと
「***、髪…」
「あ、ごめん…」
任務帰りの列車の中。ラビの肩にもたれ掛かってうつらうつらしていたら、下ろしたままの髪がラビの読書を邪魔する。座り直してみたけどまた同じことになる気がして、あんまりくっつくのはやめて窓の外を眺めることにした。
「うおっ」
「あっごめん」
ぼーっとしながら髪を払ったらまた邪魔してしまった。伸ばしっぱなしだけどそろそろ理髪師のところに行かなきゃ。ラビがあたしをじっと見て、怒られるかと思ったら何か思い付いたように荷物を探った。
「あったあった」
「…?なに?」
「***、ちょっとこっち向いて」
そう言うので、右にいるラビに向かって少し体をずらす。
取り出したのはラビがバンダナを無くしたときのために持っている布だった。ベースは黒色だけど、少し派手な模様が入っている。
「んーと…あ、こうか…」
折り畳んで細くしたその布であたしの髪を一旦横に結んで、三つ編みにしているようだ。ラビと隣り合うのと反対側に髪が編まれていく。三つ編みできる系男子とは珍しい。
「おーできた、見てみて」
「ん…え、すごい!」
窓ガラスに映して見てみると、結ぶだけじゃなく布が綺麗に髪に編み込まれていた。派手な模様がよく映えていてとてもオシャレだ。本当に何でもできてしまうんだと感心する。そういうところがすごく頼りになるし、大好き。
「すごいねーラビ」
振り返ったら、ラビがとても優しい目をしていてどきりとした。手が伸びてきて、頭から三つ編みの先、最後に頬を優しく撫でる。
「可愛い、***」
あまりにも愛しそうに名前を呼ぶから急に恥ずかしくなってきて、目を泳がせたらキスで捕まった。
あたしの自信の半分はラビの可愛いでできていると思う。恥ずかしいから言わないけど。
(ラビ、本読まないの…?)
(んー、***が可愛いからもうちょっと見てようかな…)
(本読むために髪まとめたのに…?)
(いや、***のこと可愛くしたかっただけだけど…)
「***、髪…」
「あ、ごめん…」
任務帰りの列車の中。ラビの肩にもたれ掛かってうつらうつらしていたら、下ろしたままの髪がラビの読書を邪魔する。座り直してみたけどまた同じことになる気がして、あんまりくっつくのはやめて窓の外を眺めることにした。
「うおっ」
「あっごめん」
ぼーっとしながら髪を払ったらまた邪魔してしまった。伸ばしっぱなしだけどそろそろ理髪師のところに行かなきゃ。ラビがあたしをじっと見て、怒られるかと思ったら何か思い付いたように荷物を探った。
「あったあった」
「…?なに?」
「***、ちょっとこっち向いて」
そう言うので、右にいるラビに向かって少し体をずらす。
取り出したのはラビがバンダナを無くしたときのために持っている布だった。ベースは黒色だけど、少し派手な模様が入っている。
「んーと…あ、こうか…」
折り畳んで細くしたその布であたしの髪を一旦横に結んで、三つ編みにしているようだ。ラビと隣り合うのと反対側に髪が編まれていく。三つ編みできる系男子とは珍しい。
「おーできた、見てみて」
「ん…え、すごい!」
窓ガラスに映して見てみると、結ぶだけじゃなく布が綺麗に髪に編み込まれていた。派手な模様がよく映えていてとてもオシャレだ。本当に何でもできてしまうんだと感心する。そういうところがすごく頼りになるし、大好き。
「すごいねーラビ」
振り返ったら、ラビがとても優しい目をしていてどきりとした。手が伸びてきて、頭から三つ編みの先、最後に頬を優しく撫でる。
「可愛い、***」
あまりにも愛しそうに名前を呼ぶから急に恥ずかしくなってきて、目を泳がせたらキスで捕まった。
あたしの自信の半分はラビの可愛いでできていると思う。恥ずかしいから言わないけど。
(ラビ、本読まないの…?)
(んー、***が可愛いからもうちょっと見てようかな…)
(本読むために髪まとめたのに…?)
(いや、***のこと可愛くしたかっただけだけど…)