お礼まとめ
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
Shigusa
「ねーラビやってよーお兄さんでしょー」
「あのねぇ***ちゃん、そうやってお兄さん扱いすれば何でもやってもらえると思ってるでしょ」
「うん」
「素直でよろしい、ダメですあとは自分でやりなさい」
「えー」
本気で言ってるわけではなかったのか、***はあっさり諦めて報告書の用紙を手元に引き寄せた。
手伝ってと言われたので内容をまとめるサポートはしたが、さすがに書くのまでやってやるつもりはない。***が一枚の報告書に小一時間唸っている横で、オレも何枚か報告書を書き上げた。完成したものをその辺に置いて新聞を手に取る。提出は後で***と一緒にでいいだろう。
しばらくして、突っ伏して動かない***を横目でちらりと見る。あと10分これだったら声をかけてやろうかな、と思った矢先、***が急に顔を上げた。勢いよくペンを走らせ、それは二枚目の真ん中あたりでようやく止まった。
「はー、終わった終わったー」
さっきまでのグダグダした態度は何だったのか、さながら脱稿した作家のような清々しさで上を向いてくたりと椅子に身を投げ出した。新聞を中断してざっと読んで見ればよく纏まっていたが、肝心のところが空欄なことに気付いてすっかりリラックスしている***の肩をつついた。
「***、ここ抜けてるさ」
「あーほんとだ」
記名者欄を指さすと気の抜けた声で返事をする。本文とは気合いの違ういつもの癖字でサインして、あくびと一緒に伸びをした。
「さすがお兄さん、よく気がつくねぇ」
立ち上がった***に頭をぽんと撫でられ、面食らっている間に出しとくね、とオレの報告書も一緒に持って行かれてしまった。
撫でられ慣れていない頭に手をやって、年下のくせに急なお姉さんムーブやめろ、と思いながら軽い足取りで去っていく恋人の後ろ姿を眺めた。
(コムイ報告書やっとできたよ〜、あ、これラビの)
(おや、ラビはいつも早いねぇ…***ちゃん次はもうちょっと急いでくれるかな?)
(…はーい)
「ねーラビやってよーお兄さんでしょー」
「あのねぇ***ちゃん、そうやってお兄さん扱いすれば何でもやってもらえると思ってるでしょ」
「うん」
「素直でよろしい、ダメですあとは自分でやりなさい」
「えー」
本気で言ってるわけではなかったのか、***はあっさり諦めて報告書の用紙を手元に引き寄せた。
手伝ってと言われたので内容をまとめるサポートはしたが、さすがに書くのまでやってやるつもりはない。***が一枚の報告書に小一時間唸っている横で、オレも何枚か報告書を書き上げた。完成したものをその辺に置いて新聞を手に取る。提出は後で***と一緒にでいいだろう。
しばらくして、突っ伏して動かない***を横目でちらりと見る。あと10分これだったら声をかけてやろうかな、と思った矢先、***が急に顔を上げた。勢いよくペンを走らせ、それは二枚目の真ん中あたりでようやく止まった。
「はー、終わった終わったー」
さっきまでのグダグダした態度は何だったのか、さながら脱稿した作家のような清々しさで上を向いてくたりと椅子に身を投げ出した。新聞を中断してざっと読んで見ればよく纏まっていたが、肝心のところが空欄なことに気付いてすっかりリラックスしている***の肩をつついた。
「***、ここ抜けてるさ」
「あーほんとだ」
記名者欄を指さすと気の抜けた声で返事をする。本文とは気合いの違ういつもの癖字でサインして、あくびと一緒に伸びをした。
「さすがお兄さん、よく気がつくねぇ」
立ち上がった***に頭をぽんと撫でられ、面食らっている間に出しとくね、とオレの報告書も一緒に持って行かれてしまった。
撫でられ慣れていない頭に手をやって、年下のくせに急なお姉さんムーブやめろ、と思いながら軽い足取りで去っていく恋人の後ろ姿を眺めた。
(コムイ報告書やっとできたよ〜、あ、これラビの)
(おや、ラビはいつも早いねぇ…***ちゃん次はもうちょっと急いでくれるかな?)
(…はーい)