短編
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
meow
何故か慌てた様子の科学班員に呼ばれてラボに来てみれば、そこには毛を逆立てた黒猫が怒りの唸り声を上げていた。
「猫?なんでこんなとこに…てか何でオレ?」
猫については一般的な知識しかないぞ、と思いながらブチギレる猫を気怠く眺める。コイツは何でこんなに怒ってるんだ。
「ちょっといろいろあって…これ、***なんだ…」
「はぁ…?あ、え?!***?!」
よく見たら黒猫の周りに落ちた布には見覚えがあって、まさしく***の服だった。驚いて駆け寄ったら黒猫はオレと目が合うと途端に毛を逆立てるのをやめ、尻尾を体に巻き付けてお行儀よく座った。出来るだけ目線を合わせて数秒見つめ合ったあと、恐る恐る名前を呼んだら小さく首を傾げた黒猫はさっきまでの地鳴りのような唸り声とは全く違う可愛い声を出した。
「にゃん?」
「……か…か〜わいい〜〜〜!!!」
オレの名前を呼ばれたような気がする。困ったように鳴いただけで、黒猫は大人しく腕の中に収まってくれた。
───────────────────────
「強い薬な分すぐ効果切れるって、よかったな」
「…ぐるるるるるる」
***の喉が不満げに唸るが、さっきラボでブチ切れていた様子からすると可愛いものだ。聞けば猫好きも、いや猫好き故に下手に近寄れないほどの怒り様だったらしく、それが今や大人しくオレの腕の中で揺られているのはちょっとした優越感がある。長くても一時間程度の辛抱らしいので取り敢えず服ごと***を拾い上げて部屋に連れ帰り、ベッドに降ろした。***はシーツの上をしばらくうろうろしてみたがなんだか落ち着かない様子で、横に座ったオレの腹のあたりを前脚で突っついてくるので抱き上げると首のあたりに額を擦り付けて甘えてくる。ずっと猫だったかのように猫仕草が板についていて、これが本当の姿だったのかと錯覚しそうだ。安心させるように頭から背中にかけてゆっくり撫でながら声をかける。
「大丈夫、戻るまで一緒にいてあげる」
「ぅるにゃん、るるるるる…」
「よしよし…か〜わいいな〜***〜」
成猫サイズのはずだが人間のときと同じく少し小柄な気がして、思わず赤ん坊をあやすようにゆすってしまう。耳や尻尾が生えるだけじゃなく完全な猫なので、撫でれば撫でるだけごろごろと喉が鳴った。いつもするように額にキスしたらぺろりと頬を舐められて、ざらざらした感触に驚く。
「うわ、ほんとにざらざらしてる」
「にゃあ…?」
「痛くないよ、大丈夫」
心配そうに舐めたところを丸い手でふに、と触られてきゅんとする。横になると同じように仰向けにころんと転がってくれて、背中と比べてふわふわした腹の毛並みや柔らかい肉球を堪能させてもらう。全身くまなく撫でさせてもらっているうちに眠くなったのか、腕の隙間に潜り込みぴったり収まって猫らしく丸まった。リラックスしてくれているようで、頭から背中まで撫でてそのまま尻尾の付け根を寝かしつけるように軽くぽんぽん叩く。喉がごろごろ鳴るのでそのまま続けていたら、***がなんだかそわそわし始めた。尻尾の付け根あたりを手をやるたびに小さな声でにゃ、と鳴く。
「***どした…?」
「ぅるるるる…うにゃん」
「ん?いや?」
「るゃ、にゃぁ…ぷゃん」
「…うん?どっち?」
さすがに猫語はマスターしていない。というか、猫が「にゃー」以外の鳴き声を出せるとは知らなかったので複雑な鳴き方に少し驚く。取り敢えず普通に撫でられるのは嬉しそうなので尻尾の付近に触るのはやめたが、いつの間にかうつらうつらしながら流れでまたやってしまって、ついに***が弾丸のようにブランケットの中に逃げ込んだ。
「あっごめん***!」
「ぅ〜〜〜るるるる…にゃ、ふゃん」
「うーん?どっち…?」
喜んでいるのか怒っているのかよくわからない声だ。当たり前だが猫の***と接するのは初めてなのでオレの中に判断基準がない。しばらく小さなトンネルを見つめていたら、ぼふんと音がして膨らみが人間サイズになった。
「あ、戻った?***?」
「ん〜〜〜〜〜〜〜」
「もしかして巨大猫になっただけ…?」
唸り声に冗談を言ってみるが、布の端を押さえる手はちゃんと5本指だった。取り敢えず安心したが、しばらく待っても一向に出てこない。
「***ちゃーん、戻った?」
「……もどった」
「うんよかった、一応見せてくれる?ちゃんと元に戻ったか心配だからさ」
何秒かして、横の塊が縦になってそろりとブランケットから頭が出てきた。そういえば服がないことに思い至ったが、取り敢えず頭を触り耳が残っていないことを確認してほっとする。
「尻尾もないよね?」
「…うん」
「そっか、よかった…どうしたの?」
肩に触れると中からぎゅっとブランケットを握ったのがわかる。全裸とはいえそこまで頑なに隠すような間柄では既にないが、顔を覗き込むと***が頬を赤くして、妙に初心な反応に調子が狂う。
「…なんか…えっちなことされた…」
「…え?!さ、さすがに猫にそんなことした覚えは…え、どれ?!」
人体のことはそれなりに知っているが猫体まではさすがによく知らない。腹を撫でた時も変な場所は触っていない気がするし、記憶を辿って引っかかりがあるとすれば。
「お尻ぽんぽんしたの?あれ嫌だった?」
「い、嫌…じゃ、ないけど…なんか、その…」
「うん?」
あまりに言い淀むので相槌を打ちながら言葉を待つと、***が少し距離を詰めて小さい声で言った。
「あれ、気持ちよくて…ちょっと、恥ずかしかった…」
「え…え?そうなの…?」
察するに、そういう意味だろう。猫にとって尻尾の付け根がそんなにデリケートな場所だったとは知らなかった。そこまで猫知識がなかったことに少し悔しくなりつつ、早急に確認したいことに思い至った。
「あのさぁ…もしかして***ちゃん、今えっちな気分なの…?」
***がわかりやすくブランケットに顔を埋めたのが可愛くて、布ごと抱きしめて隙間からそっと手を入れると熱い体に手が触れた。一瞬びくりとしたが覗き込んでもう一度目で問うと小さく頷いてくれたので、遠慮なくぺたりと座ったままの脚を撫でる。腰まで行き着いて猫だったとき触ったであろうあたりに手をやるとぎゅっと抱きついてきて、そのまま尻を辿って中心にそっと指を這わせる。案の定、ぬるりとした感触にオレも一気に体が熱くなった。ゆっくり指の腹をスライドさせるとどんどん愛液が溢れ出してきて、***のか細い喘ぎが聞こえてくる。縋るように名前を呼ばれて、愛しくてたまらない。
「…ラビ」
「大丈夫、もっと気持ちよくしてあげる」
猫だった***に言ったよりずっと、猫撫で声で話しかけた。
───────────────────────
***をブランケットに包んだまま膝の上に乗せて愛撫する。なんだかやたらとくっ付きたがりなのはさっきの名残なんだろうかと考えながら、キスのおねだりに応えつつはだけたブランケットの隙間から胸をやわやわと揉む。徐々にウエストに手を滑らせて片手で尻と太腿をさするように撫でながら、片手は中心を指でそっとなぞる。すっかり蕩けたそこは簡単に奥まで指を飲み込んだ。少し体を離して指が出入りする様をじっくり見ていたら気付かれて、見えないようにしっかり密着されてしまった。可愛い喘ぎ声が耳元でしっかり聞こえるようになって嬉しいがそれは言わないことにする。その声はどこか猫だったときのものに似ている気がした。
「…ん、っ…ふ、ぁ」
「かわいいね、***」
もっと可愛い声が聞きたくて、引き抜いた指にまとわりついた愛液を塗りつけるように指全体で執拗に割れ目を撫でる。もう欲しいとねだるので、この体勢のまま挿入することにした。
「***、おいで」
「ん、…はぁ、う」
手早くゴムを被せ、ついでにシャツも脱ぎ捨てて***を招く。細い腕がオレの肩を支えにして、自分でモノを当てがってゆっくり腰を沈めていく。先端が入ったと思ったらぎゅっと抱きつくのと一緒に一気に奥まで飲み込まれて、ブランケットがばさりと落ちた。甘えるように首のところにくっ付いて頬や耳たぶを食んでくるが、猫じゃないから舌がざらざらしていないし牙もない。愛しくなって捕まえた唇に舌を這わせて口内を犯しながら、猫のときにしたように頭から背中まで撫でて尻を優しくぽんと叩く。急かされていると思ったのか、***がゆるゆると腰を揺らし始めた。この体勢はそんなに疲れないみたいだが、少し動いては腰を止めてしまうのでその度に文字通り尻を軽く叩いて催促する。猫と違って毛皮に覆われていないから、ぱちりといい音が部屋に響いた。
「ラビ、それ、なんか…恥ずかしい…」
「だって***止まっちゃうんだもん、難しい?」
「ううん、気持ちいいから…ぼーっとしちゃう…」
「なにそれ可愛い…」
そろそろオレも動きたくて、***の顔を覗き込んで提案する。
「ねぇ、オレが動いてあげるから、お願い聞いてくれる?」
「ん…?」
「にゃあって鳴いて?」
「…にゃあ…?」
「いいこ。じゃあ後ろからね?猫ちゃんだもん」
「にゃーっ」
しれっと別の要求を追加する。なんか抵抗してる風だが今の***は人間なので、満更でもないのは表情や声でちゃんとわかった。四つん這いになった***の腰を掴んで奥まで一気に挿入すると、無意識なのかお願いした通りやってくれているのかにゃあにゃあ可愛く鳴いてくれた。いろんな声が聞きたくて、やたらと激しくしたり遅くしたりを何度か繰り返す。そのうち腕が伸びてきて髪を軽く引っ張られたので、繋がったまま向きを変えて正面から抱きしめた。
「…つかれた…」
「ごめん、ちゃんとにゃーにゃー言ってくれるのが可愛くて…」
「…もっとゆっくり、して」
「…うん」
いつものように、穏やかな速度で奥を軽くノックするように動かす。たまにフェイントで重めに突くと猫みたいに鳴いて、恥ずかしそうにするのもすごく可愛い。無防備に投げ出された手を握って顔中にキスを落としながら揺さぶる。
「にゃあ、ふ、うにゃ…」
「ふふ、可愛い猫ちゃん」
「ら、び、すき」
「うん、***だいすき」
「んー…あっ、にゃ、んんっ…」
揺するたび気持ちよさそうにふにゃふにゃと鳴くので可愛くてしょうがない。頭を抱えて閉じ込めるように抱きしめて、奥に押し付けながら熱を放った。
───────────────────────
目が覚めても***が相変わらずぎゅうぎゅうとくっついてくるので、思わず顔がにやけてしまう。
「へへ…」
「なに?」
「いやー、くっつくの好きだなぁって…猫の***も抱っこ大好きで可愛かったなー」
「…だって…服着てなくてなんか不安だったんだもん…」
「服…?あー、まぁ確かに…え、待って…?」
そういえば抱いて部屋に連れてくるとき、猫の***は丸めた服の山の上に乗せていただけだった。もしかしてやたらくっついてきていたのは、人間で言うと全裸だったからだろうか。想像力が足りなかったことを少し反省した。
「ごめんね…?」
「別にいいよ、毛皮着てたから寒くはなかったし…」
***の黒髪を撫でて、猫のときの黒い毛皮を思い出す。あの柔らかな毛並みも忘れられないが、やっぱりこの髪が好きだと思った。***が嬉しそうにオレの胸に頬を寄せてくる。
「人間のままくっつくほうが、好きかも」
肌と肌が触れ合って混ざり合うような感覚が嬉しくて、オレもそうだと返事をした。
(***ー、起きた?)
(にゃー…)
(なんか猫語が口癖みたいになってんな…可愛いからいいけどさ…)
何故か慌てた様子の科学班員に呼ばれてラボに来てみれば、そこには毛を逆立てた黒猫が怒りの唸り声を上げていた。
「猫?なんでこんなとこに…てか何でオレ?」
猫については一般的な知識しかないぞ、と思いながらブチギレる猫を気怠く眺める。コイツは何でこんなに怒ってるんだ。
「ちょっといろいろあって…これ、***なんだ…」
「はぁ…?あ、え?!***?!」
よく見たら黒猫の周りに落ちた布には見覚えがあって、まさしく***の服だった。驚いて駆け寄ったら黒猫はオレと目が合うと途端に毛を逆立てるのをやめ、尻尾を体に巻き付けてお行儀よく座った。出来るだけ目線を合わせて数秒見つめ合ったあと、恐る恐る名前を呼んだら小さく首を傾げた黒猫はさっきまでの地鳴りのような唸り声とは全く違う可愛い声を出した。
「にゃん?」
「……か…か〜わいい〜〜〜!!!」
オレの名前を呼ばれたような気がする。困ったように鳴いただけで、黒猫は大人しく腕の中に収まってくれた。
───────────────────────
「強い薬な分すぐ効果切れるって、よかったな」
「…ぐるるるるるる」
***の喉が不満げに唸るが、さっきラボでブチ切れていた様子からすると可愛いものだ。聞けば猫好きも、いや猫好き故に下手に近寄れないほどの怒り様だったらしく、それが今や大人しくオレの腕の中で揺られているのはちょっとした優越感がある。長くても一時間程度の辛抱らしいので取り敢えず服ごと***を拾い上げて部屋に連れ帰り、ベッドに降ろした。***はシーツの上をしばらくうろうろしてみたがなんだか落ち着かない様子で、横に座ったオレの腹のあたりを前脚で突っついてくるので抱き上げると首のあたりに額を擦り付けて甘えてくる。ずっと猫だったかのように猫仕草が板についていて、これが本当の姿だったのかと錯覚しそうだ。安心させるように頭から背中にかけてゆっくり撫でながら声をかける。
「大丈夫、戻るまで一緒にいてあげる」
「ぅるにゃん、るるるるる…」
「よしよし…か〜わいいな〜***〜」
成猫サイズのはずだが人間のときと同じく少し小柄な気がして、思わず赤ん坊をあやすようにゆすってしまう。耳や尻尾が生えるだけじゃなく完全な猫なので、撫でれば撫でるだけごろごろと喉が鳴った。いつもするように額にキスしたらぺろりと頬を舐められて、ざらざらした感触に驚く。
「うわ、ほんとにざらざらしてる」
「にゃあ…?」
「痛くないよ、大丈夫」
心配そうに舐めたところを丸い手でふに、と触られてきゅんとする。横になると同じように仰向けにころんと転がってくれて、背中と比べてふわふわした腹の毛並みや柔らかい肉球を堪能させてもらう。全身くまなく撫でさせてもらっているうちに眠くなったのか、腕の隙間に潜り込みぴったり収まって猫らしく丸まった。リラックスしてくれているようで、頭から背中まで撫でてそのまま尻尾の付け根を寝かしつけるように軽くぽんぽん叩く。喉がごろごろ鳴るのでそのまま続けていたら、***がなんだかそわそわし始めた。尻尾の付け根あたりを手をやるたびに小さな声でにゃ、と鳴く。
「***どした…?」
「ぅるるるる…うにゃん」
「ん?いや?」
「るゃ、にゃぁ…ぷゃん」
「…うん?どっち?」
さすがに猫語はマスターしていない。というか、猫が「にゃー」以外の鳴き声を出せるとは知らなかったので複雑な鳴き方に少し驚く。取り敢えず普通に撫でられるのは嬉しそうなので尻尾の付近に触るのはやめたが、いつの間にかうつらうつらしながら流れでまたやってしまって、ついに***が弾丸のようにブランケットの中に逃げ込んだ。
「あっごめん***!」
「ぅ〜〜〜るるるる…にゃ、ふゃん」
「うーん?どっち…?」
喜んでいるのか怒っているのかよくわからない声だ。当たり前だが猫の***と接するのは初めてなのでオレの中に判断基準がない。しばらく小さなトンネルを見つめていたら、ぼふんと音がして膨らみが人間サイズになった。
「あ、戻った?***?」
「ん〜〜〜〜〜〜〜」
「もしかして巨大猫になっただけ…?」
唸り声に冗談を言ってみるが、布の端を押さえる手はちゃんと5本指だった。取り敢えず安心したが、しばらく待っても一向に出てこない。
「***ちゃーん、戻った?」
「……もどった」
「うんよかった、一応見せてくれる?ちゃんと元に戻ったか心配だからさ」
何秒かして、横の塊が縦になってそろりとブランケットから頭が出てきた。そういえば服がないことに思い至ったが、取り敢えず頭を触り耳が残っていないことを確認してほっとする。
「尻尾もないよね?」
「…うん」
「そっか、よかった…どうしたの?」
肩に触れると中からぎゅっとブランケットを握ったのがわかる。全裸とはいえそこまで頑なに隠すような間柄では既にないが、顔を覗き込むと***が頬を赤くして、妙に初心な反応に調子が狂う。
「…なんか…えっちなことされた…」
「…え?!さ、さすがに猫にそんなことした覚えは…え、どれ?!」
人体のことはそれなりに知っているが猫体まではさすがによく知らない。腹を撫でた時も変な場所は触っていない気がするし、記憶を辿って引っかかりがあるとすれば。
「お尻ぽんぽんしたの?あれ嫌だった?」
「い、嫌…じゃ、ないけど…なんか、その…」
「うん?」
あまりに言い淀むので相槌を打ちながら言葉を待つと、***が少し距離を詰めて小さい声で言った。
「あれ、気持ちよくて…ちょっと、恥ずかしかった…」
「え…え?そうなの…?」
察するに、そういう意味だろう。猫にとって尻尾の付け根がそんなにデリケートな場所だったとは知らなかった。そこまで猫知識がなかったことに少し悔しくなりつつ、早急に確認したいことに思い至った。
「あのさぁ…もしかして***ちゃん、今えっちな気分なの…?」
***がわかりやすくブランケットに顔を埋めたのが可愛くて、布ごと抱きしめて隙間からそっと手を入れると熱い体に手が触れた。一瞬びくりとしたが覗き込んでもう一度目で問うと小さく頷いてくれたので、遠慮なくぺたりと座ったままの脚を撫でる。腰まで行き着いて猫だったとき触ったであろうあたりに手をやるとぎゅっと抱きついてきて、そのまま尻を辿って中心にそっと指を這わせる。案の定、ぬるりとした感触にオレも一気に体が熱くなった。ゆっくり指の腹をスライドさせるとどんどん愛液が溢れ出してきて、***のか細い喘ぎが聞こえてくる。縋るように名前を呼ばれて、愛しくてたまらない。
「…ラビ」
「大丈夫、もっと気持ちよくしてあげる」
猫だった***に言ったよりずっと、猫撫で声で話しかけた。
───────────────────────
***をブランケットに包んだまま膝の上に乗せて愛撫する。なんだかやたらとくっ付きたがりなのはさっきの名残なんだろうかと考えながら、キスのおねだりに応えつつはだけたブランケットの隙間から胸をやわやわと揉む。徐々にウエストに手を滑らせて片手で尻と太腿をさするように撫でながら、片手は中心を指でそっとなぞる。すっかり蕩けたそこは簡単に奥まで指を飲み込んだ。少し体を離して指が出入りする様をじっくり見ていたら気付かれて、見えないようにしっかり密着されてしまった。可愛い喘ぎ声が耳元でしっかり聞こえるようになって嬉しいがそれは言わないことにする。その声はどこか猫だったときのものに似ている気がした。
「…ん、っ…ふ、ぁ」
「かわいいね、***」
もっと可愛い声が聞きたくて、引き抜いた指にまとわりついた愛液を塗りつけるように指全体で執拗に割れ目を撫でる。もう欲しいとねだるので、この体勢のまま挿入することにした。
「***、おいで」
「ん、…はぁ、う」
手早くゴムを被せ、ついでにシャツも脱ぎ捨てて***を招く。細い腕がオレの肩を支えにして、自分でモノを当てがってゆっくり腰を沈めていく。先端が入ったと思ったらぎゅっと抱きつくのと一緒に一気に奥まで飲み込まれて、ブランケットがばさりと落ちた。甘えるように首のところにくっ付いて頬や耳たぶを食んでくるが、猫じゃないから舌がざらざらしていないし牙もない。愛しくなって捕まえた唇に舌を這わせて口内を犯しながら、猫のときにしたように頭から背中まで撫でて尻を優しくぽんと叩く。急かされていると思ったのか、***がゆるゆると腰を揺らし始めた。この体勢はそんなに疲れないみたいだが、少し動いては腰を止めてしまうのでその度に文字通り尻を軽く叩いて催促する。猫と違って毛皮に覆われていないから、ぱちりといい音が部屋に響いた。
「ラビ、それ、なんか…恥ずかしい…」
「だって***止まっちゃうんだもん、難しい?」
「ううん、気持ちいいから…ぼーっとしちゃう…」
「なにそれ可愛い…」
そろそろオレも動きたくて、***の顔を覗き込んで提案する。
「ねぇ、オレが動いてあげるから、お願い聞いてくれる?」
「ん…?」
「にゃあって鳴いて?」
「…にゃあ…?」
「いいこ。じゃあ後ろからね?猫ちゃんだもん」
「にゃーっ」
しれっと別の要求を追加する。なんか抵抗してる風だが今の***は人間なので、満更でもないのは表情や声でちゃんとわかった。四つん這いになった***の腰を掴んで奥まで一気に挿入すると、無意識なのかお願いした通りやってくれているのかにゃあにゃあ可愛く鳴いてくれた。いろんな声が聞きたくて、やたらと激しくしたり遅くしたりを何度か繰り返す。そのうち腕が伸びてきて髪を軽く引っ張られたので、繋がったまま向きを変えて正面から抱きしめた。
「…つかれた…」
「ごめん、ちゃんとにゃーにゃー言ってくれるのが可愛くて…」
「…もっとゆっくり、して」
「…うん」
いつものように、穏やかな速度で奥を軽くノックするように動かす。たまにフェイントで重めに突くと猫みたいに鳴いて、恥ずかしそうにするのもすごく可愛い。無防備に投げ出された手を握って顔中にキスを落としながら揺さぶる。
「にゃあ、ふ、うにゃ…」
「ふふ、可愛い猫ちゃん」
「ら、び、すき」
「うん、***だいすき」
「んー…あっ、にゃ、んんっ…」
揺するたび気持ちよさそうにふにゃふにゃと鳴くので可愛くてしょうがない。頭を抱えて閉じ込めるように抱きしめて、奥に押し付けながら熱を放った。
───────────────────────
目が覚めても***が相変わらずぎゅうぎゅうとくっついてくるので、思わず顔がにやけてしまう。
「へへ…」
「なに?」
「いやー、くっつくの好きだなぁって…猫の***も抱っこ大好きで可愛かったなー」
「…だって…服着てなくてなんか不安だったんだもん…」
「服…?あー、まぁ確かに…え、待って…?」
そういえば抱いて部屋に連れてくるとき、猫の***は丸めた服の山の上に乗せていただけだった。もしかしてやたらくっついてきていたのは、人間で言うと全裸だったからだろうか。想像力が足りなかったことを少し反省した。
「ごめんね…?」
「別にいいよ、毛皮着てたから寒くはなかったし…」
***の黒髪を撫でて、猫のときの黒い毛皮を思い出す。あの柔らかな毛並みも忘れられないが、やっぱりこの髪が好きだと思った。***が嬉しそうにオレの胸に頬を寄せてくる。
「人間のままくっつくほうが、好きかも」
肌と肌が触れ合って混ざり合うような感覚が嬉しくて、オレもそうだと返事をした。
(***ー、起きた?)
(にゃー…)
(なんか猫語が口癖みたいになってんな…可愛いからいいけどさ…)