短編
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body heat
目が覚めて、まだ頭痛がすることにムカついた。
計画的に休みを取った時に限って何故か体調を崩すのはどうしてなんだろう。休んだって別に何処かに出かけるわけでもないけど、気分が下がって仕方ない。
また寝ようと思ったけど時計を見たら食事の時間が近かったから、そろそろ持って来てくれる頃かと思って少し体を起こして何となく髪を整える。
「***ー、起きてる?」
「はーい…ん?」
いつもの女性看護師ではないけど聞き慣れた声に思案している間に、カーテンが開いて食事のトレーを持ったラビが現れた。
「よっ」
「あれ…?おかえり…?」
「たでーま」
テーブルに食事を置いてラビが見舞い用の小さな椅子に座る。任務から帰ったばかりなのか、腕には真新しい包帯が巻かれていた。
「何でラビが…?」
「今帰ってきて手当してもらってたら***が寝てるって聞いたからさ、ついで」
「そっか…」
ラビがあたしの頬や額に手を当てて、あちーと呟いた。いつもあったかいラビの手のひらが少し冷たく感じるほどまだ熱は高いらしい。ぼんやりしていたらラビが椅子からベッドの端に移動して、持ってきてくれたおかゆを冷ますようにかき混ぜる。それを掬って口元に差し出した。
「ん…?」
「食べさせてほしいのかなって」
違った?という目をして首を傾げる。熱でぼーっとしていただけだったけど、お世話されるのはやぶさかではないので素直に甘えることにした。薄味の薬草がゆが空っぽの体に染み渡る。
「おいしー…」
「んー、よかったねぇ」
弱っているからか、ラビの優しい声がいつもより嬉しい。結局全部食べさせてもらって、薬も飲んで少ししんどさが落ち着いた気がする。いつもみたいに髪を梳いたり頭を撫でてくれたりして、もっと甘えたくて服の裾を引っ張った。
「…ねー、ぎゅって、して」
「ん、ぎゅー」
なんかいつもより甘えた声を出してしまった気がするけど気にせず優しく抱きしめてくれて、少し消毒液のにおいがした。熱があってもラビの体温はやっぱり嬉しい。離れていた間の補給ができた気がして、安心してベッドに横になった。
「ラビ、ありがと」
「ん、はやく元気になってね」
横になってからも抱きしめてくれて、顔中にキスして、瞼が重くなるまで頭を撫でてくれていた。
翌朝目が覚めたらだいぶ良くなっていて、包帯を替えに来たラビと一緒に部屋に戻った。
「無理するなよー」
「んー、今日は自分の部屋で寝る」
「オレも一緒に寝ていい?」
「うん」
医務室の白すぎる空間より自分の部屋はやっぱり安心して、ベッドの端にいるクタクタのぬいぐるみを抱きしめて寝転がる。後ろからラビに抱きしめられたらあったかくて、あたしがぬいぐるみを抱いた手に重ねて一定のリズムでぽんぽんと優しく叩いてくれるからすぐに眠気が襲ってきた。
「…ねー、ラビ」
「んー?」
「ありがと…」
「んー…うん」
返事と一緒にぎゅっと抱きしめてもらえたのが嬉しくて、ぬいぐるみを横に寝かせてラビに正面から抱きついた。
(えへへ、こっち向いてくれた)
(ふふ、すきー)
目が覚めて、まだ頭痛がすることにムカついた。
計画的に休みを取った時に限って何故か体調を崩すのはどうしてなんだろう。休んだって別に何処かに出かけるわけでもないけど、気分が下がって仕方ない。
また寝ようと思ったけど時計を見たら食事の時間が近かったから、そろそろ持って来てくれる頃かと思って少し体を起こして何となく髪を整える。
「***ー、起きてる?」
「はーい…ん?」
いつもの女性看護師ではないけど聞き慣れた声に思案している間に、カーテンが開いて食事のトレーを持ったラビが現れた。
「よっ」
「あれ…?おかえり…?」
「たでーま」
テーブルに食事を置いてラビが見舞い用の小さな椅子に座る。任務から帰ったばかりなのか、腕には真新しい包帯が巻かれていた。
「何でラビが…?」
「今帰ってきて手当してもらってたら***が寝てるって聞いたからさ、ついで」
「そっか…」
ラビがあたしの頬や額に手を当てて、あちーと呟いた。いつもあったかいラビの手のひらが少し冷たく感じるほどまだ熱は高いらしい。ぼんやりしていたらラビが椅子からベッドの端に移動して、持ってきてくれたおかゆを冷ますようにかき混ぜる。それを掬って口元に差し出した。
「ん…?」
「食べさせてほしいのかなって」
違った?という目をして首を傾げる。熱でぼーっとしていただけだったけど、お世話されるのはやぶさかではないので素直に甘えることにした。薄味の薬草がゆが空っぽの体に染み渡る。
「おいしー…」
「んー、よかったねぇ」
弱っているからか、ラビの優しい声がいつもより嬉しい。結局全部食べさせてもらって、薬も飲んで少ししんどさが落ち着いた気がする。いつもみたいに髪を梳いたり頭を撫でてくれたりして、もっと甘えたくて服の裾を引っ張った。
「…ねー、ぎゅって、して」
「ん、ぎゅー」
なんかいつもより甘えた声を出してしまった気がするけど気にせず優しく抱きしめてくれて、少し消毒液のにおいがした。熱があってもラビの体温はやっぱり嬉しい。離れていた間の補給ができた気がして、安心してベッドに横になった。
「ラビ、ありがと」
「ん、はやく元気になってね」
横になってからも抱きしめてくれて、顔中にキスして、瞼が重くなるまで頭を撫でてくれていた。
翌朝目が覚めたらだいぶ良くなっていて、包帯を替えに来たラビと一緒に部屋に戻った。
「無理するなよー」
「んー、今日は自分の部屋で寝る」
「オレも一緒に寝ていい?」
「うん」
医務室の白すぎる空間より自分の部屋はやっぱり安心して、ベッドの端にいるクタクタのぬいぐるみを抱きしめて寝転がる。後ろからラビに抱きしめられたらあったかくて、あたしがぬいぐるみを抱いた手に重ねて一定のリズムでぽんぽんと優しく叩いてくれるからすぐに眠気が襲ってきた。
「…ねー、ラビ」
「んー?」
「ありがと…」
「んー…うん」
返事と一緒にぎゅっと抱きしめてもらえたのが嬉しくて、ぬいぐるみを横に寝かせてラビに正面から抱きついた。
(えへへ、こっち向いてくれた)
(ふふ、すきー)