短編
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勝負にならない
「ねー、オレ***のことこーんなに好き!」
ふいに、ラビが両手をめいっぱい広げてきた。屈託のない顔で笑うのが可愛くて、あたしも、と同じことをしてみたら、圧倒的に長さが足りないことに気付いた。身長差があるから当たり前だけど、何となく悔しい。ラビが嬉しそうに腕を緩めて掌を重ねてきた。あったかい。
「どうやってもラビの勝ちじゃん」
「んー、じゃあ、こう」
「わ」
そのまま抱き締められて、潰されない程度に腕に力がこもる。こちらも同じくらい力を込めても、やっぱり物理的に力の差があるから勝てない。ていうか、
「くるしい」
「あっごめん」
あたしがどんなに頑張ったところで、ラビは苦しくも何ともないだろう。苦しめたいわけではないからそれは別にいいけど。
ぴったりとくっついたままラビが倒れれば当然巻き込まれる。横になって、乱れた赤毛を整えながらキスをしてみた。これも、ラビの方がたぶんうまい。ラビの上に乗っかって拙いキスを繰り返す。ラビの手が腰に触れて、支えるように包まれる。これ、してるときみたい。なんだか頭がふわふわしてきた。
ちょっと恥ずかしかったけど、その手に誘われるように少しだけ腰を揺らしてみる。そうしたらちょうど触れ合っているところが反応して、ラビが小さく吐息を漏らす。擦る度に面白いように固くなるから、何度も動かしてしまった。
「...ん、ぅ、***」
「ん...?」
「えっちなのは、***の勝ちかもねぇ」
「え、んむ」
片手が頭に伸びて、唇を啄みながら優しく撫でられる。気持ちいい。そのままキスが深くなったと思ったら、体を抱えてひっくり返された。脚を掴まれて、挿入するときみたいに密着したまま揺すられる。ちょっとこれは恥ずかしい。
「あ、やっ、なにっ...」
「上でおんなじことしたくせに」
「でも、う、ごめんなさい」
「ふふ、どうしようかなぁ」
脚の付け根に指が伸びてくる。ラビはわかってるくせに、濡れてる?って耳元で言うから意地悪だ。恥ずかしくて唸っていたら、温かい手が服の中に入ってきて焦ったく下着の端をずらしたり戻したりする。もう、早く脱がされたい。そんなこと口には出せなくてただキスをねだった。
「勝てないなぁ、***には」
「なに...?」
「そんな可愛い顔されたら、とろっとろにしたくなっちゃうさ」
とびきり優しくキスされて、やっぱりラビには勝てない、と思ったことは絶対言わないことにした。
(あれ、おねだりじゃなかった?)
(違...わない、かも...)
「ねー、オレ***のことこーんなに好き!」
ふいに、ラビが両手をめいっぱい広げてきた。屈託のない顔で笑うのが可愛くて、あたしも、と同じことをしてみたら、圧倒的に長さが足りないことに気付いた。身長差があるから当たり前だけど、何となく悔しい。ラビが嬉しそうに腕を緩めて掌を重ねてきた。あったかい。
「どうやってもラビの勝ちじゃん」
「んー、じゃあ、こう」
「わ」
そのまま抱き締められて、潰されない程度に腕に力がこもる。こちらも同じくらい力を込めても、やっぱり物理的に力の差があるから勝てない。ていうか、
「くるしい」
「あっごめん」
あたしがどんなに頑張ったところで、ラビは苦しくも何ともないだろう。苦しめたいわけではないからそれは別にいいけど。
ぴったりとくっついたままラビが倒れれば当然巻き込まれる。横になって、乱れた赤毛を整えながらキスをしてみた。これも、ラビの方がたぶんうまい。ラビの上に乗っかって拙いキスを繰り返す。ラビの手が腰に触れて、支えるように包まれる。これ、してるときみたい。なんだか頭がふわふわしてきた。
ちょっと恥ずかしかったけど、その手に誘われるように少しだけ腰を揺らしてみる。そうしたらちょうど触れ合っているところが反応して、ラビが小さく吐息を漏らす。擦る度に面白いように固くなるから、何度も動かしてしまった。
「...ん、ぅ、***」
「ん...?」
「えっちなのは、***の勝ちかもねぇ」
「え、んむ」
片手が頭に伸びて、唇を啄みながら優しく撫でられる。気持ちいい。そのままキスが深くなったと思ったら、体を抱えてひっくり返された。脚を掴まれて、挿入するときみたいに密着したまま揺すられる。ちょっとこれは恥ずかしい。
「あ、やっ、なにっ...」
「上でおんなじことしたくせに」
「でも、う、ごめんなさい」
「ふふ、どうしようかなぁ」
脚の付け根に指が伸びてくる。ラビはわかってるくせに、濡れてる?って耳元で言うから意地悪だ。恥ずかしくて唸っていたら、温かい手が服の中に入ってきて焦ったく下着の端をずらしたり戻したりする。もう、早く脱がされたい。そんなこと口には出せなくてただキスをねだった。
「勝てないなぁ、***には」
「なに...?」
「そんな可愛い顔されたら、とろっとろにしたくなっちゃうさ」
とびきり優しくキスされて、やっぱりラビには勝てない、と思ったことは絶対言わないことにした。
(あれ、おねだりじゃなかった?)
(違...わない、かも...)