短編
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
月が綺麗ですね
目が覚めた。眠ったというより、気絶だったような気がする。意識が落ちる前と変わらず、腕の中にはしっかりと***を抱き締めていた。ぼーっとした頭で規則正しく上下する肩をなぞって、髪を梳く。黒髪が夜の川みたいにきらきら輝いて、窓を見やるとなるほど今日は満月だ。頭が覚醒してくると***の姿がよく見えてきて、思わず生唾を飲んだ。
髪と同じく肌は輝くように美しく見えた。見下ろすと触り心地のよさそうな乳房が見えて、ふっくらした唇は果物みたいに甘そうだ。オレの愛しい人はなんて綺麗で可愛いんだろう。触れたい。全ての場所にキスしたい。可愛い。好きすぎる。
「...やべ...」
数時間前に散々抱いたというのにまた欲しくなってきた。柔らかいところに手を伸ばしそうになるが承諾なしに弄るのはよくないし、オレの勝手で気持ちよく寝ているところを起こすわけにもいかない。眠ろうと努めてみるが目を開いても閉じても同じく魅力的な***がいるので困る。意思に反して熱が集まってくるそこを無視するのがいよいよ難しくなってきて、雑に放り投げられていたボトムを拾い上げ***を起こさないようにそっとベッドを降りた。
じじいと旅をしながらこそこそと処理をしていた時のことをふと思い出して少し苦い気持ちになりながら、静かにバスルームの扉を閉めた。こんな気分は久しぶりだ。便座に座ってみたら案外鎮まってくれるかもと思ったが、そうはいかないらしい。諦めて下着ごとずり下げたら元気なモノと目が合って少しため息が出る。あくまで処理だぞ、と何故か自分に言い聞かせるようにそれを握った。
事務的に、淡々と一定のリズムで上下に動かす。さすが自分、***がしてくれる時よりもはるかに早く頂点が見える。それでも、いつまで経っても恥ずかしがる***が可愛いのでその方が何倍も満たされるが。
「...えっ」
***のことを考えた瞬間少し大きくなって、自分でも驚いた。楽しむつもりなどなかったのに、やはり***の顔を思い浮かべただけで同じ作業でも感度が段違いなのは不思議だ。扉の向こうにいる***に少しの罪悪感を覚えながら、数時間前の乱れた姿を思い出す。今日も最高に可愛いかった。妄想の中の***が出してと呟くのに頭の中で返事をして、手の中に思い切り吐き出した。
「...あー、あー...やっべ」
出す前にペーパーを準備しとくんだった。
苦労しながら手を拭いて、ついでに用を足して、いろいろとすっきりして個室を出た。扉をそっと閉めて振り返ると、目を覚ましたらしい***と目が合った。
―――――――――――――――――――――――
目を開けたらラビがいなかった。部屋を見渡して、バスルームの明かりを見つける。目が慣れてきたら乱れたシーツがはっきり見えてきた。さっきのことを思い出したらなんだか胸のあたりがきゅっとして、すぐそこにいるのにラビが恋しくなってきた。戻ってきたら触ってくれないかなぁなんてぼんやり思って扉を眺めていたけど、なかなか出てこない。もう一度目を閉じて、頭が空っぽになった頃やっと扉が開いた音がした。そちらに首を向けたら、扉を閉めて振り返ったラビがびくりと肩を跳ねさせたから笑ってしまった。
「...ごめん、起こした...?」
「ううん、目が覚めただけ...ラビ」
腕を広げて待つとラビが嬉しそうにやってきて、ベッドにダイブした。大型犬みたいで可愛い。抱きつかれた拍子に窓の外の満月が見えた。
「わー、きれい...」
「ん?」
「満月、見て」
「あー、そうさね」
「えー、感動薄いなー」
「... ***のほうが綺麗さ」
「...何それ」
髪を整えるように撫でられて、おでこに軽くキスされる。ちょっと恥ずかしいけど、嫌ではないしむしろ嬉しい。よく見たらラビが月明かりで照らされて、赤毛がきらきらして見えた。腕や胸の筋肉の陰影がはっきりして、すごくセクシーに見える。手のひらを目の前で振られて、じっと見てしまっていたことに気付いた。
「***?どした?」
「いや、あの...ラビも、かっこいいなって...」
「え?…何さ急に、照れる」
「ラビが先に言ったんじゃん」
「そうだけど…***?」
肘をついて月を見上げるラビにぴったりくっついて、同じような体勢でラビを見上げてみる。誘ったらだめかな。さっきいっぱいしたし疲れてるかな。迷いながら腕の筋をなぞったら、少し困ったように笑った。やっぱりやめとこうと手を引っ込めたら、軽く触れるように優しくキスされる。
「ねぇ***…触っても、いい…?」
少し切なげな顔で腰を撫でられる。月明かりのせいであまり意味はないけど、照れてしまった顔を隠したくてちょっと目を逸らしながら頷いた。
「ぁ、んっ...」
「***、もっと見せてよ」
「やぁ...」
ラビはさっきからあたしの顔をじっと見て、胸への愛撫を続けている。その手がお腹を通って、下肢にたどり着いた。自然と脚を開いてしまって、指が容易く隙間に滑り込む。撫でるように数回擦って、じわりと染みた液体を塗り広げるようにゆっくりと指が動く。気持ちよくていつの間にか閉じてしまった目を少し開けたら、相変わらず翡翠がじっとこちらを見ていた。
「あっ、...みないで...」
「すっごい気持ちよさそうな顔してたさ...かわいー」
「もう...あっ...」
顔を逸らしたら、側にあるラビの腕が目に入った。手の甲や太い腕には少し血管が浮いて、それを辿ると厚い胸板がある。もう少し顔を上げたらこちらを見つめる優しい瞳と目が合って、逞しい体と甘い顔立ちのギャップに今更ながらどきどきした。
「***?」
「んっ...ぁ、う」
「なに考えてんの」
どこかへ行きかけた思考が指の動きで引き戻される。ちょっと拗ねた顔で、感じるところをしつこく攻められた。見惚れてただけなのに。反撃するつもりでキスをせがんで、熱が集まっているそこに手を伸ばした。先端のぬるつきを塗り広げるように緩く扱くとラビが嬉しそうに頭を撫でてくれて、それだけですごく気持ちいい。
「ラビ、ほしい...」
「ん、オレも」
ラビがゴムを着けるのをじっと見つめる。月明かりでいつもあまり見えない手元がよく見えた。早いのに手付きは丁寧で、その指にはやく触ってもらいたくて体が疼いた。
「***」
「ん?」
「あのさ...毎回そんな顔してたの...?」
「何が…?」
「着けてる時、そんな...物欲しそうな」
「っ、やだ、うそ」
「嘘じゃないさ、はやくちょうだいって顔してる」
「ぁっ、んっ」
「だめ、隠さないで」
顔を覆いかけた腕を軽くベッドに縫い付けられて、それが充てがわれたかと思えば挿れずに表面を何度も擦る。顔をじっと見られながらなのは恥ずかしくて視線をずらしたら、割れた腹筋が目に入った。抑制された動きはかなり負荷がかかっているはずで、動くたびに収縮する筋肉がはっきり見えた。鍛えられているけど少し脂肪も乗った厚みのある体は、抱き締められると安心感がある。耐えるような息遣いにも思考を奪われて、どうしたらいいかわからない。ラビってこんなだったっけ。どうしよう。かっこいい。好き。
「や、やだぁ...」
「え?嫌?」
ラビがびっくりして動きを止める。違う、やめてほしくない。ちゃんと気持ちいいことを伝えたくて、言葉を考えるのに必死で頭を動かした。解かれた手をラビの首に回して、ちゃんと目を見て伝えようと努める。
「ちが...ラビ、かっこいいから...よくわかんなく、なっちゃって...」
「は、え?なに?」
「ラビ、すき、かっこいい...」
「え、えっ、ちょっと***...」
ラビが一気に顔を赤くして、珍しく目を逸らされた。じっと見ていたら諦めたのか目線を戻して、様子を伺うように口を開いた。
「い、挿れていいのね?」
「はやく、ちょうだい...」
「っ...うん、焦らしてごめんね、うん」
今度こそラビが中に入ってくる。奥までゆっくり挿入して、大きな体が倒れ込んできた。しっかり抱き締められて、そのまましばらく動かない。
「ラビ...?」
「っは〜〜〜もう、何でそんなに可愛いかな***は...!」
「え、なに、」
「... ***、今日はもう離してやんないから」
「うん...?...あぁんっ!」
今度は激しく奥を突かれて、大きな声が出てしまった。抱き締められたまま何度も何度も揺さぶられて、でも掴まっていないと耐えられないから腕でも脚でもしがみつく。ラビに閉じ込められたみたいで、これは確かに離してくれない限り逃げられない。逃げたいとは思わないけど。明日起きられるのかなぁとぼんやり思いながら、溢れる愛情を取りこぼさないようにしっかりしがみついた。
(はぁ... ***可愛い、好き、めちゃくちゃ可愛い)
(わかった、もうわかった!)
目が覚めた。眠ったというより、気絶だったような気がする。意識が落ちる前と変わらず、腕の中にはしっかりと***を抱き締めていた。ぼーっとした頭で規則正しく上下する肩をなぞって、髪を梳く。黒髪が夜の川みたいにきらきら輝いて、窓を見やるとなるほど今日は満月だ。頭が覚醒してくると***の姿がよく見えてきて、思わず生唾を飲んだ。
髪と同じく肌は輝くように美しく見えた。見下ろすと触り心地のよさそうな乳房が見えて、ふっくらした唇は果物みたいに甘そうだ。オレの愛しい人はなんて綺麗で可愛いんだろう。触れたい。全ての場所にキスしたい。可愛い。好きすぎる。
「...やべ...」
数時間前に散々抱いたというのにまた欲しくなってきた。柔らかいところに手を伸ばしそうになるが承諾なしに弄るのはよくないし、オレの勝手で気持ちよく寝ているところを起こすわけにもいかない。眠ろうと努めてみるが目を開いても閉じても同じく魅力的な***がいるので困る。意思に反して熱が集まってくるそこを無視するのがいよいよ難しくなってきて、雑に放り投げられていたボトムを拾い上げ***を起こさないようにそっとベッドを降りた。
じじいと旅をしながらこそこそと処理をしていた時のことをふと思い出して少し苦い気持ちになりながら、静かにバスルームの扉を閉めた。こんな気分は久しぶりだ。便座に座ってみたら案外鎮まってくれるかもと思ったが、そうはいかないらしい。諦めて下着ごとずり下げたら元気なモノと目が合って少しため息が出る。あくまで処理だぞ、と何故か自分に言い聞かせるようにそれを握った。
事務的に、淡々と一定のリズムで上下に動かす。さすが自分、***がしてくれる時よりもはるかに早く頂点が見える。それでも、いつまで経っても恥ずかしがる***が可愛いのでその方が何倍も満たされるが。
「...えっ」
***のことを考えた瞬間少し大きくなって、自分でも驚いた。楽しむつもりなどなかったのに、やはり***の顔を思い浮かべただけで同じ作業でも感度が段違いなのは不思議だ。扉の向こうにいる***に少しの罪悪感を覚えながら、数時間前の乱れた姿を思い出す。今日も最高に可愛いかった。妄想の中の***が出してと呟くのに頭の中で返事をして、手の中に思い切り吐き出した。
「...あー、あー...やっべ」
出す前にペーパーを準備しとくんだった。
苦労しながら手を拭いて、ついでに用を足して、いろいろとすっきりして個室を出た。扉をそっと閉めて振り返ると、目を覚ましたらしい***と目が合った。
―――――――――――――――――――――――
目を開けたらラビがいなかった。部屋を見渡して、バスルームの明かりを見つける。目が慣れてきたら乱れたシーツがはっきり見えてきた。さっきのことを思い出したらなんだか胸のあたりがきゅっとして、すぐそこにいるのにラビが恋しくなってきた。戻ってきたら触ってくれないかなぁなんてぼんやり思って扉を眺めていたけど、なかなか出てこない。もう一度目を閉じて、頭が空っぽになった頃やっと扉が開いた音がした。そちらに首を向けたら、扉を閉めて振り返ったラビがびくりと肩を跳ねさせたから笑ってしまった。
「...ごめん、起こした...?」
「ううん、目が覚めただけ...ラビ」
腕を広げて待つとラビが嬉しそうにやってきて、ベッドにダイブした。大型犬みたいで可愛い。抱きつかれた拍子に窓の外の満月が見えた。
「わー、きれい...」
「ん?」
「満月、見て」
「あー、そうさね」
「えー、感動薄いなー」
「... ***のほうが綺麗さ」
「...何それ」
髪を整えるように撫でられて、おでこに軽くキスされる。ちょっと恥ずかしいけど、嫌ではないしむしろ嬉しい。よく見たらラビが月明かりで照らされて、赤毛がきらきらして見えた。腕や胸の筋肉の陰影がはっきりして、すごくセクシーに見える。手のひらを目の前で振られて、じっと見てしまっていたことに気付いた。
「***?どした?」
「いや、あの...ラビも、かっこいいなって...」
「え?…何さ急に、照れる」
「ラビが先に言ったんじゃん」
「そうだけど…***?」
肘をついて月を見上げるラビにぴったりくっついて、同じような体勢でラビを見上げてみる。誘ったらだめかな。さっきいっぱいしたし疲れてるかな。迷いながら腕の筋をなぞったら、少し困ったように笑った。やっぱりやめとこうと手を引っ込めたら、軽く触れるように優しくキスされる。
「ねぇ***…触っても、いい…?」
少し切なげな顔で腰を撫でられる。月明かりのせいであまり意味はないけど、照れてしまった顔を隠したくてちょっと目を逸らしながら頷いた。
「ぁ、んっ...」
「***、もっと見せてよ」
「やぁ...」
ラビはさっきからあたしの顔をじっと見て、胸への愛撫を続けている。その手がお腹を通って、下肢にたどり着いた。自然と脚を開いてしまって、指が容易く隙間に滑り込む。撫でるように数回擦って、じわりと染みた液体を塗り広げるようにゆっくりと指が動く。気持ちよくていつの間にか閉じてしまった目を少し開けたら、相変わらず翡翠がじっとこちらを見ていた。
「あっ、...みないで...」
「すっごい気持ちよさそうな顔してたさ...かわいー」
「もう...あっ...」
顔を逸らしたら、側にあるラビの腕が目に入った。手の甲や太い腕には少し血管が浮いて、それを辿ると厚い胸板がある。もう少し顔を上げたらこちらを見つめる優しい瞳と目が合って、逞しい体と甘い顔立ちのギャップに今更ながらどきどきした。
「***?」
「んっ...ぁ、う」
「なに考えてんの」
どこかへ行きかけた思考が指の動きで引き戻される。ちょっと拗ねた顔で、感じるところをしつこく攻められた。見惚れてただけなのに。反撃するつもりでキスをせがんで、熱が集まっているそこに手を伸ばした。先端のぬるつきを塗り広げるように緩く扱くとラビが嬉しそうに頭を撫でてくれて、それだけですごく気持ちいい。
「ラビ、ほしい...」
「ん、オレも」
ラビがゴムを着けるのをじっと見つめる。月明かりでいつもあまり見えない手元がよく見えた。早いのに手付きは丁寧で、その指にはやく触ってもらいたくて体が疼いた。
「***」
「ん?」
「あのさ...毎回そんな顔してたの...?」
「何が…?」
「着けてる時、そんな...物欲しそうな」
「っ、やだ、うそ」
「嘘じゃないさ、はやくちょうだいって顔してる」
「ぁっ、んっ」
「だめ、隠さないで」
顔を覆いかけた腕を軽くベッドに縫い付けられて、それが充てがわれたかと思えば挿れずに表面を何度も擦る。顔をじっと見られながらなのは恥ずかしくて視線をずらしたら、割れた腹筋が目に入った。抑制された動きはかなり負荷がかかっているはずで、動くたびに収縮する筋肉がはっきり見えた。鍛えられているけど少し脂肪も乗った厚みのある体は、抱き締められると安心感がある。耐えるような息遣いにも思考を奪われて、どうしたらいいかわからない。ラビってこんなだったっけ。どうしよう。かっこいい。好き。
「や、やだぁ...」
「え?嫌?」
ラビがびっくりして動きを止める。違う、やめてほしくない。ちゃんと気持ちいいことを伝えたくて、言葉を考えるのに必死で頭を動かした。解かれた手をラビの首に回して、ちゃんと目を見て伝えようと努める。
「ちが...ラビ、かっこいいから...よくわかんなく、なっちゃって...」
「は、え?なに?」
「ラビ、すき、かっこいい...」
「え、えっ、ちょっと***...」
ラビが一気に顔を赤くして、珍しく目を逸らされた。じっと見ていたら諦めたのか目線を戻して、様子を伺うように口を開いた。
「い、挿れていいのね?」
「はやく、ちょうだい...」
「っ...うん、焦らしてごめんね、うん」
今度こそラビが中に入ってくる。奥までゆっくり挿入して、大きな体が倒れ込んできた。しっかり抱き締められて、そのまましばらく動かない。
「ラビ...?」
「っは〜〜〜もう、何でそんなに可愛いかな***は...!」
「え、なに、」
「... ***、今日はもう離してやんないから」
「うん...?...あぁんっ!」
今度は激しく奥を突かれて、大きな声が出てしまった。抱き締められたまま何度も何度も揺さぶられて、でも掴まっていないと耐えられないから腕でも脚でもしがみつく。ラビに閉じ込められたみたいで、これは確かに離してくれない限り逃げられない。逃げたいとは思わないけど。明日起きられるのかなぁとぼんやり思いながら、溢れる愛情を取りこぼさないようにしっかりしがみついた。
(はぁ... ***可愛い、好き、めちゃくちゃ可愛い)
(わかった、もうわかった!)