短編
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Party Time
誕生日は***が欲しいとねだった。恋人同士のありふれたお願いに***は頷いてくれて、それだけで十分だった。特別サービスしてもらおうとか特殊なプレイをする気はなくて、いつもより時間をかけて***と愛し合えればそれでいい。
そんな殊勝な願いは、***が身に付けてきたものによって一瞬で消し飛んだ。
「ちょっと、待ってて」
食事から戻ってそのままベッドに雪崩れ込もうとしたところを、曲がりなりにも今日の主役の顔をベッドに埋まる勢いで押さえ付けた可愛い恋人は、意味深なことを言い残してバスルームに消えた。そこにプレゼントがあるという線は薄いので、ちょっとエッチな格好でもしてくれるつもりだろうかとわくわくする。オレのために何かしてくれようとしているのは確かで、嬉しくて埋まったまま大人しく待った。扉が開く音がしても我慢する。***に触れられて初めて振り返れば、上のシャツだけ身に付けた恋人がいた。生脚に思わず裾から手を差し込んだら止められて、胸のボタンを示される。
「待って...こっちからが、いいな」
「...わー、エッチ」
「もう、はやく」
「はーい」
ひとつキスをして大人しくボタンに手を掛けた。何だかプレゼントを開けるときみたいにわくわくする。焦らすようにいちいちキスをしながらボタンを外していくと、胸元にレースが見えた。ドキドキしながらシャツをそっと肩から落とす。
「...わ、***、可愛い...」
現れたのは、淡いピンクのベビードール。フリルやレースが白い肌を彩ってショートケーキみたいに可愛らしいのに、体の線が薄っすら透けて大人っぽい雰囲気もある。そうきたか。これからの楽しい夜を想像して早くも下半身に熱が集まる。
「...ラビ、こういうの好き?」
「うん好き、すっげー可愛い...」
「よかった...あの、好きにして、いいから...」
「うん、じゃあいっぱい気持ちよくしてあげる」
「うん...うん?」
さっそくキスをして、***をベッドに寝かせる。布越しでも位置がわかる胸の頂点を擦るとびくりと肩を跳ねさせた。
「これ、気持ちいい?」
「ん、うん...」
首筋に舌を這わせながら爪で引っ掻くようにすると一層甘い声を出すので、もっと聞きたくていつもより余計に胸を弄ってしまう。***の脚が腰に絡み付いてくるので催促かと思ったら、何か声が不満そうなので愛撫を中断して体を離した。
「***?」
「ラビ...いいの?」
「何で?いや?」
「違うけど、もっとあの、あれ、とか」
***の目線がオレの下肢周辺を彷徨う。既に緩く勃ち上がっている自覚はあるので、言いたいことは何となくわかった。それはとても嬉しい申し出だが、それよりも***に気持ちよくなってほしい。
「***のこと気持ちよくさせる方が楽しいさ」
「でも...」
「***が感じてるとこ見たいなぁ、オレ」
「そうなの?」
「そうなの。ね、いい子だから、全部任せて」
渋々納得したようで、これ以上何か言われる前に唇で蓋をした。お互いを全部味わうように、食べるようなキスをする。大腿に手を滑らせて腹に向かって伸ばすと細い布に手が当たった。透けて何となく形はわかる。恐らくベビードールと同じようなレースで飾られた下着なんだろう。骨盤に引っかかる布というより紐のような細さのそれをなぞると***の体がびくりと跳ねた。縁に指を引っ掛けながら***の顔を覗き込む。
「下着も可愛いの?」
「好きかわかんないけど...ちょっと、エッチなのにした...」
「へぇー、そうなんだぁ」
想像するだけでにやけてしまう。手触り的にはほぼ意味をなさない紐のようで、それを辿って中心に行き着く。想像していた布はほぼなく、クロッチ部分に紐と、何かが指に当たる。
「ん...?ちょっと待って***」
もしかしたら予想を超えてエロいかもしれない。気持ちを落ち着かせつつ、裾をゆっくりたくし上げていく。腹まで捲って、現れたそれに一気に目が釘付けになった。
思った通りのレースショーツ、ではなかった。ただ小さいだけならまだしも、クロッチ部分には布がない。いや、そこまでならオレにも想像出来ていた。問題なのは、穴が空いた中央に通る一本の線。ちょうど秘部にあたるところに、小さなパールのような飾りがいくつか付いていた。
これはさすがにエロすぎる。
一旦裾を戻してまた捲ってみても同じ、変わらぬエロさがそこにあった。***が身に付けるには何というか、あまりにも大人すぎて混乱してくる。どうやって手に入れたのか、誰かが入れ知恵したか?こんなにエッチに育ってお兄さんどうしよう、などと考えを巡らせていたら、いつの間にか起き上がった***の顔が目の前にあった。エロすぎて放心状態になっていたらしい。
「おわっ」
「ラビ?...だめだった...?」
「あー...うん、だめ、かも...」
オレの理性が。
不安そうな顔を見ると益々興奮してしまう己の性癖に少し嫌気が差しつつ、宥めるように頭を撫でる。***の顔を真正面から見つめて、キスしながらまた押し倒した。
「可愛いすぎてびっくりしただけさ、ごめんね」
「よかった...あの、」
「好きにしていいんだよね?」
「うん...」
「じゃあ、遠慮なく」
「ん...あっ、」
***の脚を割り開いて、中心を観察する。取り敢えず玉の上から指で撫でてみると、少しぬるつく感じがした。普段着の下からこんなものが出てきたら死んでしまっていたかもしれない。着替えてくれてよかった。いやよくないけども。
「これ、気持ちいいの...?」
「...擦れるだけなら...強く当たると痛い、かも」
「...わかった」
指を離して、玉越しに割れ目を舐めてみる。舌先で玉を軽く押し込んでみたり、突起に押し付けるようにしてみると段々とぬるつきが増してくる。唾液と愛液が混ざって、潤ったそこは熟れた果実のようでこのまま食べてしまいたくなる。唇を離して、玉の付いた紐の端を摘んで突起に軽く触れるように上下に擦り付けてみる。素材が擦れてくちゅくちゅといやらしい音を立てているし、見た目の卑猥さに喉が鳴った。今まで戸惑うような声を上げていた***の声が一気に甲高くなる。
「これ気持ちいいんだ?」
「んっ...ぅん、きも、ちい...あ、はぁっ...」
「***可愛い...」
擦り続けていると***の脚が震えて、息が荒くなってくる。枕を握りしめて限界を耐える様は少し可哀想で、すごく可愛い。
「イっていいよ、***」
「っ...これ、恥ずかし、ぃっ...」
「自分で穿いてきたんでしょ。ね、イくとこ見せて?」
「うぅ...あんっ、ふ、あぁっ!」
追い立てるように擦ると、***の背中が大きく跳ねた。キスを落として、肩で息をするのを落ち着かせるように頭を撫でると、甘えるように抱き着いてきて可愛い。
「上手にイけたね、いい子」
「んー...」
イったばかりでぼーっとするのか、キスも撫でるのもされるがままだ。しばらくゴロゴロと甘えていた***が、オレの胸に手を滑らせる。腹筋をなぞるように辿って、ズボンの膨らみを形に沿って弄り始めた。少し覚束ない手付きでそそり立ったものが取り出される。ゆるゆると上下に扱いて、仕草のわりに甘えた顔で見上げてくる。
「舐めていい?」
「うん、お願い...ね、こっち見ながらして」
「ん...」
恥ずかしいのか、ちらちらと目線を上げたり下げたりするのが余計に劣情を煽って硬度を増す。入らないと文句を言われたが、可愛いので***のせいだというのは飲み込んだ。いつもより丁寧なねっとりとした舌使いで全体を舐め上げたあと、上から咥え込んだ。入りきらずに下を手で扱きながら舌先で鈴口を転がされる。もう十分興奮しているのでそれだけで出そうになるが、やはりそれは勿体ない。
「***、挿れたいな...」
「うん...」
迷ったが、***を誘導して後ろを向かせる。予想通り後ろ姿もすごく可愛い。裾を捲り上げて、中心に触れながら丸い尻を撫で回した。四つん這いだと程よく擦れて気持ちいいのか、いいところに当たるように腰を揺らしている。紐の隙間から指を挿し込んで、わざと音が出るように掻き回した。
「あっ、ぅ、ラビ、きもち、い」
「うん、気持ちいいね...可愛い」
肩で息をする***を眺めながら、服を脱ぎ捨てて自身をゴムで覆う。中心の紐をどけて、中に沈み込んだ。すっかり蕩けて、内壁が吸い付いてくるようにきゅっと締まる。何度か行き来して、***を抱き締めるようにキスをした。
「***の中、あったかい」
「ラビ、も、あつい」
「ふふ... ***、ありがと」
「ん...?」
「んー、何でもない」
腰を掴んで、ゆっくりした動きから徐々に速度を早めていく。シーツを握る手を上から包んで、少し丁寧に奥まで擦った。
「んっ...ふ、ぅ」
「気持ちいい?」
「きもちい...ラビ、すき」
「うん、***大好き」
後ろで終わるのも悪くないが、やっぱり顔が見たくなってきた。一旦抜いて、***を仰向けに寝かせる。着ているものを全部脱がせて挿入し、そのままぎゅっと抱き締めた。髪の香りに混じった汗のにおいにクラッときて、なにかが持って行かれそうになる。
「ラビ...?」
「何着ても可愛いけど、そのままがいちばん可愛いさ、***」
「ん...ラビ」
「うん?」
「ラビ、好き...ラビ大好き」
「ん?...うん、ありがと...オレも、大好き」
何度も名前を呼ばれて、『ラビ』が愛されていることを自覚する。数多の記録の中の一つだった四十九番目の名前は、もうすっかりオレ自身になってしまっていた。ラビを愛してくれる***は、四十八番目までのオレまで受け入れてくれていると思っていいんだろうか。
オレの髪を梳きながら抱き締めてくれる***に、全て捧げる気持ちでキスをした。
(ラビ、おめでとう)
(うん、ありがとう)
誕生日は***が欲しいとねだった。恋人同士のありふれたお願いに***は頷いてくれて、それだけで十分だった。特別サービスしてもらおうとか特殊なプレイをする気はなくて、いつもより時間をかけて***と愛し合えればそれでいい。
そんな殊勝な願いは、***が身に付けてきたものによって一瞬で消し飛んだ。
「ちょっと、待ってて」
食事から戻ってそのままベッドに雪崩れ込もうとしたところを、曲がりなりにも今日の主役の顔をベッドに埋まる勢いで押さえ付けた可愛い恋人は、意味深なことを言い残してバスルームに消えた。そこにプレゼントがあるという線は薄いので、ちょっとエッチな格好でもしてくれるつもりだろうかとわくわくする。オレのために何かしてくれようとしているのは確かで、嬉しくて埋まったまま大人しく待った。扉が開く音がしても我慢する。***に触れられて初めて振り返れば、上のシャツだけ身に付けた恋人がいた。生脚に思わず裾から手を差し込んだら止められて、胸のボタンを示される。
「待って...こっちからが、いいな」
「...わー、エッチ」
「もう、はやく」
「はーい」
ひとつキスをして大人しくボタンに手を掛けた。何だかプレゼントを開けるときみたいにわくわくする。焦らすようにいちいちキスをしながらボタンを外していくと、胸元にレースが見えた。ドキドキしながらシャツをそっと肩から落とす。
「...わ、***、可愛い...」
現れたのは、淡いピンクのベビードール。フリルやレースが白い肌を彩ってショートケーキみたいに可愛らしいのに、体の線が薄っすら透けて大人っぽい雰囲気もある。そうきたか。これからの楽しい夜を想像して早くも下半身に熱が集まる。
「...ラビ、こういうの好き?」
「うん好き、すっげー可愛い...」
「よかった...あの、好きにして、いいから...」
「うん、じゃあいっぱい気持ちよくしてあげる」
「うん...うん?」
さっそくキスをして、***をベッドに寝かせる。布越しでも位置がわかる胸の頂点を擦るとびくりと肩を跳ねさせた。
「これ、気持ちいい?」
「ん、うん...」
首筋に舌を這わせながら爪で引っ掻くようにすると一層甘い声を出すので、もっと聞きたくていつもより余計に胸を弄ってしまう。***の脚が腰に絡み付いてくるので催促かと思ったら、何か声が不満そうなので愛撫を中断して体を離した。
「***?」
「ラビ...いいの?」
「何で?いや?」
「違うけど、もっとあの、あれ、とか」
***の目線がオレの下肢周辺を彷徨う。既に緩く勃ち上がっている自覚はあるので、言いたいことは何となくわかった。それはとても嬉しい申し出だが、それよりも***に気持ちよくなってほしい。
「***のこと気持ちよくさせる方が楽しいさ」
「でも...」
「***が感じてるとこ見たいなぁ、オレ」
「そうなの?」
「そうなの。ね、いい子だから、全部任せて」
渋々納得したようで、これ以上何か言われる前に唇で蓋をした。お互いを全部味わうように、食べるようなキスをする。大腿に手を滑らせて腹に向かって伸ばすと細い布に手が当たった。透けて何となく形はわかる。恐らくベビードールと同じようなレースで飾られた下着なんだろう。骨盤に引っかかる布というより紐のような細さのそれをなぞると***の体がびくりと跳ねた。縁に指を引っ掛けながら***の顔を覗き込む。
「下着も可愛いの?」
「好きかわかんないけど...ちょっと、エッチなのにした...」
「へぇー、そうなんだぁ」
想像するだけでにやけてしまう。手触り的にはほぼ意味をなさない紐のようで、それを辿って中心に行き着く。想像していた布はほぼなく、クロッチ部分に紐と、何かが指に当たる。
「ん...?ちょっと待って***」
もしかしたら予想を超えてエロいかもしれない。気持ちを落ち着かせつつ、裾をゆっくりたくし上げていく。腹まで捲って、現れたそれに一気に目が釘付けになった。
思った通りのレースショーツ、ではなかった。ただ小さいだけならまだしも、クロッチ部分には布がない。いや、そこまでならオレにも想像出来ていた。問題なのは、穴が空いた中央に通る一本の線。ちょうど秘部にあたるところに、小さなパールのような飾りがいくつか付いていた。
これはさすがにエロすぎる。
一旦裾を戻してまた捲ってみても同じ、変わらぬエロさがそこにあった。***が身に付けるには何というか、あまりにも大人すぎて混乱してくる。どうやって手に入れたのか、誰かが入れ知恵したか?こんなにエッチに育ってお兄さんどうしよう、などと考えを巡らせていたら、いつの間にか起き上がった***の顔が目の前にあった。エロすぎて放心状態になっていたらしい。
「おわっ」
「ラビ?...だめだった...?」
「あー...うん、だめ、かも...」
オレの理性が。
不安そうな顔を見ると益々興奮してしまう己の性癖に少し嫌気が差しつつ、宥めるように頭を撫でる。***の顔を真正面から見つめて、キスしながらまた押し倒した。
「可愛いすぎてびっくりしただけさ、ごめんね」
「よかった...あの、」
「好きにしていいんだよね?」
「うん...」
「じゃあ、遠慮なく」
「ん...あっ、」
***の脚を割り開いて、中心を観察する。取り敢えず玉の上から指で撫でてみると、少しぬるつく感じがした。普段着の下からこんなものが出てきたら死んでしまっていたかもしれない。着替えてくれてよかった。いやよくないけども。
「これ、気持ちいいの...?」
「...擦れるだけなら...強く当たると痛い、かも」
「...わかった」
指を離して、玉越しに割れ目を舐めてみる。舌先で玉を軽く押し込んでみたり、突起に押し付けるようにしてみると段々とぬるつきが増してくる。唾液と愛液が混ざって、潤ったそこは熟れた果実のようでこのまま食べてしまいたくなる。唇を離して、玉の付いた紐の端を摘んで突起に軽く触れるように上下に擦り付けてみる。素材が擦れてくちゅくちゅといやらしい音を立てているし、見た目の卑猥さに喉が鳴った。今まで戸惑うような声を上げていた***の声が一気に甲高くなる。
「これ気持ちいいんだ?」
「んっ...ぅん、きも、ちい...あ、はぁっ...」
「***可愛い...」
擦り続けていると***の脚が震えて、息が荒くなってくる。枕を握りしめて限界を耐える様は少し可哀想で、すごく可愛い。
「イっていいよ、***」
「っ...これ、恥ずかし、ぃっ...」
「自分で穿いてきたんでしょ。ね、イくとこ見せて?」
「うぅ...あんっ、ふ、あぁっ!」
追い立てるように擦ると、***の背中が大きく跳ねた。キスを落として、肩で息をするのを落ち着かせるように頭を撫でると、甘えるように抱き着いてきて可愛い。
「上手にイけたね、いい子」
「んー...」
イったばかりでぼーっとするのか、キスも撫でるのもされるがままだ。しばらくゴロゴロと甘えていた***が、オレの胸に手を滑らせる。腹筋をなぞるように辿って、ズボンの膨らみを形に沿って弄り始めた。少し覚束ない手付きでそそり立ったものが取り出される。ゆるゆると上下に扱いて、仕草のわりに甘えた顔で見上げてくる。
「舐めていい?」
「うん、お願い...ね、こっち見ながらして」
「ん...」
恥ずかしいのか、ちらちらと目線を上げたり下げたりするのが余計に劣情を煽って硬度を増す。入らないと文句を言われたが、可愛いので***のせいだというのは飲み込んだ。いつもより丁寧なねっとりとした舌使いで全体を舐め上げたあと、上から咥え込んだ。入りきらずに下を手で扱きながら舌先で鈴口を転がされる。もう十分興奮しているのでそれだけで出そうになるが、やはりそれは勿体ない。
「***、挿れたいな...」
「うん...」
迷ったが、***を誘導して後ろを向かせる。予想通り後ろ姿もすごく可愛い。裾を捲り上げて、中心に触れながら丸い尻を撫で回した。四つん這いだと程よく擦れて気持ちいいのか、いいところに当たるように腰を揺らしている。紐の隙間から指を挿し込んで、わざと音が出るように掻き回した。
「あっ、ぅ、ラビ、きもち、い」
「うん、気持ちいいね...可愛い」
肩で息をする***を眺めながら、服を脱ぎ捨てて自身をゴムで覆う。中心の紐をどけて、中に沈み込んだ。すっかり蕩けて、内壁が吸い付いてくるようにきゅっと締まる。何度か行き来して、***を抱き締めるようにキスをした。
「***の中、あったかい」
「ラビ、も、あつい」
「ふふ... ***、ありがと」
「ん...?」
「んー、何でもない」
腰を掴んで、ゆっくりした動きから徐々に速度を早めていく。シーツを握る手を上から包んで、少し丁寧に奥まで擦った。
「んっ...ふ、ぅ」
「気持ちいい?」
「きもちい...ラビ、すき」
「うん、***大好き」
後ろで終わるのも悪くないが、やっぱり顔が見たくなってきた。一旦抜いて、***を仰向けに寝かせる。着ているものを全部脱がせて挿入し、そのままぎゅっと抱き締めた。髪の香りに混じった汗のにおいにクラッときて、なにかが持って行かれそうになる。
「ラビ...?」
「何着ても可愛いけど、そのままがいちばん可愛いさ、***」
「ん...ラビ」
「うん?」
「ラビ、好き...ラビ大好き」
「ん?...うん、ありがと...オレも、大好き」
何度も名前を呼ばれて、『ラビ』が愛されていることを自覚する。数多の記録の中の一つだった四十九番目の名前は、もうすっかりオレ自身になってしまっていた。ラビを愛してくれる***は、四十八番目までのオレまで受け入れてくれていると思っていいんだろうか。
オレの髪を梳きながら抱き締めてくれる***に、全て捧げる気持ちでキスをした。
(ラビ、おめでとう)
(うん、ありがとう)