短編
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猫
***と同じ空間にいても、四六時中ベタベタしているわけではない。外は雨だし、何となくやる気も起きない午後。***の部屋でオレはベッドに腰掛けて本を読み、***は側に寝転がって寝たり起きたりを繰り返している。ふと、背中に愛しい重みがのしかかってきた。オレの腹に腕を回して、ただくっついている。しばらくすると、脚に置いた腕の隙間に頭を捻じ込んできた。髪を梳くように撫でてやると、満足気に微睡み始める。
四六時中ベタベタしているわけではないが、体の何処も触れ合っていない時間は、ほぼない。
やっぱり***の顔が見えると構いたくなる。本を読むのをやめて、頭を撫でたり頬をつついたりしてみる。猫にするみたいに顎をくすぐったらさすがに目を開けた。
「くすぐったいー」
「構われたかったくせに」
***は答えずに、オレの脚に頭を乗せたまま腹に突進してきた。その体勢はいろいろとやめてほしい。
「ちょっと、***」
「んー」
***は顔を上げて、鼠蹊部から指を滑らせて内股を撫でた。なるほど、そう来るか。そんな冷静な思考とは裏腹に、その刺激でオレの中心は素直に反応する。少し膨らんだそれを、指先で撫でるように触ってくるのはもどかしい。中途半端な刺激なのに、***が触れているというだけでどんどん窮屈になっていく。
「わぁ...すごい...」
何だか子どもみたいな純粋な感嘆に、何故か悔しくなってきた。考える暇などないほど、これが欲しいと善がらせたい。あまりよろしくない感情だとは思いながら、膨らみをなぞり続ける手をやんわりと静止する。***は一瞬目だけでオレを見上げて、自分の手に重なったオレの指を唇で甘噛みしてきた。言葉にする気はないらしい。あくまで察してもらおうとするその態度が子憎たらしくて、可愛い。
「...甘えん坊め」
頭を撫で回したら、***が嬉しそうに喉の奥で笑う。キスのために屈んだら、***も首を伸ばしてきた。しばらく可愛らしいキスを繰り返して、ふと***の手がオレのベルトに触れる。キスの合間に頷くと、覚束ない手付きで外し始めた。ゆっくり前を寛げて、押し込まれていたものが顔を出す。結構育ってしまっていて、少し気恥ずかしさを感じる。
「...ラビ」
「***」
何となく名前を呼び合って、***の手を中心に導く。たまに先を指の腹でこねながら扱いてくれて、随分積極的になったと静かに感動する。やわく胸を揉んでいた手を徐々に下げていけば***の手の動きが緩慢になっていき、明らかにオレからの刺激を期待して気もそぞろになっているのがわかって嬉しくなる。下着の隙間から指を差し込むとびくりとして、舌を追いかけるか手を動かすかのどちらかしかできなくなってきた。焦らすように表面だけゆるゆるとなぞっていると、急かすように首を甘噛みしてくる。
「もー、噛まないの」
「んー...」
潤んだ瞳で見上げてくる。もっと触って欲しいくせに、口では言わないところが***らしい。オレが甘やかすのを期待して、ちらりとこちらを見ながらオレを扱く。頬をつついて頭を撫でると、それだけで嬉しそうな顔をするのが可愛い。
「甘えん坊だなーもう」
「...だめ?」
「んー、可愛い」
***だって、甘えれば甘えるほどオレが喜ぶのをわかっている。ゆっくりベッドに寝かせて、またキスをしながら触り合う。今度は***の好きな力加減で擦ってやると、一層甘い声を洩らした。
「ん、あ、ラビ、ラビ...っ」
「***、可愛い」
少しずつ脱がしたり脱がされたりしながら裸になる。手も口も全部使って刺激し合って、シーツはお互いの体液でしっとりと濡れていた。そろそろ焦らされていることに気付いたのか、***が何か言いたげな顔で見つめてくる。
「なに?***」
「...ラビ、」
「なぁに?***ちゃん」
「んー...ねぇ」
「んー?」
ちょっと拗ねた顔をしたが、オレが何を求めているか気付いたらしい。目が合っては何かいいかけてやめるのを何度か繰り返す。可愛いが、ちょっとかわいそうになってきたのでそろそろお遊びは終えることにする。落ち着かせるように頭を撫でた。
「***、何してほしい?」
「...ん...と、」
ようやく言葉が出そうだ。***が言えそうな事といえば、気持ちよくしてほしいとか中にほしいとか、そんなところだろう。どんな返答だろうが焦らさないと決めていた。可愛いところはたくさん見られたし、頑張ろうとしてくれただけでも十分だ。顔を見られるのか恥ずかしいのか、隙間なく抱きついてくる。耳元で溢れる吐息に耳を澄ませた。
「...後ろから、...いじめて、ほしい」
「...ん、あ...うん?...いてっ」
オレの素っ頓狂な返事に、照れ隠しなのか強めに肩口へ頭突きしてきた。ぎゅうぎゅうと抱きつかれて、***の熱くなった体温が伝わる。
「...いじめてほしいんだ?」
「............」
「しかも、後ろから?」
声のような息のような、謎の音が聞こえる。いろんな許容範囲を超えてしまったようだが、オレも***が可愛すぎてパンクしそうだ。とにかく、いじめてと言うからにはいじめるしかない。もちろん、***の好きないじめ方で、だ。
「... ***」
「ん...」
「いじめてあげるから、顔上げて」
躊躇いがちに上げられた顔は、羞恥と期待で蕩けきっていた。
―――――――――――――――――――――――
「***、お尻こっち」
言われて、素直に四つん這いになる。さっき「エッチな顔」って言われたのが恥ずかしかったから、顔が見えない体勢に少しほっとする。
「ふふ、よく見えるよ***」
無意識に腰を反ってしまっていたことに、上から手を添えられて気付いた。温かい手のひらでお尻をゆっくり撫でられる。そうされながら割れ目を擦られるとすごく気持ちがよかった。どんなに頑張っても、溢れる吐息から色が抜けなくて恥ずかしい。
「あ、んっ...んぅ」
「可愛い、***」
マッサージするみたいに、体をさすりながら割れ目を擦られる。温かい手に安心して、体が勝手にラビを受け入れる準備をしていく。指を動かされるたびに鳴る恥ずかしい音に、耳を塞ぎたいような、もっと聞きたいような変な気分になる。
「***のここ、すっごくとろとろ」
「ん...ラビ、すき」
「うん、オレも、大好き」
ラビが大好きだからこんなに濡れちゃうってちゃんと言いたいのに、脳みそが溶けたみたいにうまく考えられない。ひとつキスをして、ちょっと待ってねと微笑まれた。優しいラビが大好きだけど、その優しい手でめちゃくちゃにされたいと思ってしまう。
ビニールの開封音がする。少しして、固いものが押し当てられた。できるだけ力を抜いてラビを待つ。ゆっくり先が埋まったと思ったら、あっという間に奥までラビでいっぱいになる。
「あぁっ、んっ」
「きもちー...すっごい、ぬるぬる...」
冷静に言われるとちょっと恥ずかしい。大きく腰を引いて、奥を狙うように突かれると気持ちいい。あたしもラビの動きに合わせて腰を揺らす。
ふいに、ラビがあたしの腰を固定した。激しくされるのかと思って身構えたら、その逆だった。浅いところで小刻みに揺らされて、焦ったくて動かしたいのに許してくれない。これはこれで気持ちいいけど、もっといっぱいラビが欲しい。
「ん、んー...」
「なぁに、***ちゃん」
「ラビ、それ...」
「うん?どれ?」
絶対わかっててやってる。いじめてとは言ったけど、焦らされるのは寂しい。
「ラビ...おく、ほしい」
「ん、じゃあ、はい」
腰を固定していた手を解いてくれたけど、今度は動きが止まってしまった。振り向いたら、ラビがにこっと笑った。
「おいで、***」
ずるい。おいでと言われたらあたしは、ラビの腕の中に収まるしかない。浅く埋まったところから、ゆっくり腰を突き出す。奥まできたら腰を引いて、また腰を打ちつけた。
「***じょーず、気持ちいいよ」
「ん、んっ...あ、ラビっ」
「うん、いい子」
腰は動かしてくれないけど、手を添えてあたしの動きを補助してくれる。たまにお尻を撫でたり叩いたりして、ちょっと調教されているような気分。
動かすコツが掴めてきた頃、あたしがラビを奥に埋めるのに合わせて、腰を打ちつけてきた。すごく深く繋がって、脳に直接届くような快感が走る。
「あんっ、ラビっ、あっ」
「***きもちいい...一緒に、しよ?」
「っ...、ん...」
「可愛い、***...」
ラビが激しく腰を振るのに合わせて、あたしも腰を揺らす。奥までラビを感じて、すごく幸せな気分。
「ラビ、おく、きもちいっ...あっ、ラビ、ラビっ...」
「***、ぁ、くっ... ***、気持ちいいよっ...」
姿勢が崩れて、うつ伏せになる。潰されるような体勢で、ラビとより密着して気持ちいい。何度も何度もお腹の奥をぐりぐりと擦られて、わけのわからない喘ぎ声しか出せない。ラビの獣のような息遣いが頭に響いて、何も考えられなくなる。奥にぐっと押しつけられるような感覚の後、ゴム越しにじわりと熱を感じながら、ゆっくりと意識を手放した。
―――――――――――――――――――――――
背中があったかい。
目を開けたら、ラビに後ろから抱きしめられていた。ふと目の前にラビが脱ぎ捨てたシャツが見えて、手を伸ばして胸元に引き摺り込む。顔を埋めたらラビの匂いがして、すごく幸せな気分。
「...なにしてんの」
「へぁっ」
「オレがいるでしょー」
ラビがシャツを奪おうとしてきたのでしがみつく。小さな攻防の後、ラビがちょっと拗ねた顔をしたから手を離した。シャツを放り投げて、ラビが腕を広げる。
「***、おいで」
優しい声で言うから、正面からくっついた。ラビもあたしに対しては甘えん坊だってことを知ってるけど、頭を撫でてくれる手が優しいから、忘れてあげることにした。
(可愛いねーラビ)
(... ***の方が可愛いさ)
***と同じ空間にいても、四六時中ベタベタしているわけではない。外は雨だし、何となくやる気も起きない午後。***の部屋でオレはベッドに腰掛けて本を読み、***は側に寝転がって寝たり起きたりを繰り返している。ふと、背中に愛しい重みがのしかかってきた。オレの腹に腕を回して、ただくっついている。しばらくすると、脚に置いた腕の隙間に頭を捻じ込んできた。髪を梳くように撫でてやると、満足気に微睡み始める。
四六時中ベタベタしているわけではないが、体の何処も触れ合っていない時間は、ほぼない。
やっぱり***の顔が見えると構いたくなる。本を読むのをやめて、頭を撫でたり頬をつついたりしてみる。猫にするみたいに顎をくすぐったらさすがに目を開けた。
「くすぐったいー」
「構われたかったくせに」
***は答えずに、オレの脚に頭を乗せたまま腹に突進してきた。その体勢はいろいろとやめてほしい。
「ちょっと、***」
「んー」
***は顔を上げて、鼠蹊部から指を滑らせて内股を撫でた。なるほど、そう来るか。そんな冷静な思考とは裏腹に、その刺激でオレの中心は素直に反応する。少し膨らんだそれを、指先で撫でるように触ってくるのはもどかしい。中途半端な刺激なのに、***が触れているというだけでどんどん窮屈になっていく。
「わぁ...すごい...」
何だか子どもみたいな純粋な感嘆に、何故か悔しくなってきた。考える暇などないほど、これが欲しいと善がらせたい。あまりよろしくない感情だとは思いながら、膨らみをなぞり続ける手をやんわりと静止する。***は一瞬目だけでオレを見上げて、自分の手に重なったオレの指を唇で甘噛みしてきた。言葉にする気はないらしい。あくまで察してもらおうとするその態度が子憎たらしくて、可愛い。
「...甘えん坊め」
頭を撫で回したら、***が嬉しそうに喉の奥で笑う。キスのために屈んだら、***も首を伸ばしてきた。しばらく可愛らしいキスを繰り返して、ふと***の手がオレのベルトに触れる。キスの合間に頷くと、覚束ない手付きで外し始めた。ゆっくり前を寛げて、押し込まれていたものが顔を出す。結構育ってしまっていて、少し気恥ずかしさを感じる。
「...ラビ」
「***」
何となく名前を呼び合って、***の手を中心に導く。たまに先を指の腹でこねながら扱いてくれて、随分積極的になったと静かに感動する。やわく胸を揉んでいた手を徐々に下げていけば***の手の動きが緩慢になっていき、明らかにオレからの刺激を期待して気もそぞろになっているのがわかって嬉しくなる。下着の隙間から指を差し込むとびくりとして、舌を追いかけるか手を動かすかのどちらかしかできなくなってきた。焦らすように表面だけゆるゆるとなぞっていると、急かすように首を甘噛みしてくる。
「もー、噛まないの」
「んー...」
潤んだ瞳で見上げてくる。もっと触って欲しいくせに、口では言わないところが***らしい。オレが甘やかすのを期待して、ちらりとこちらを見ながらオレを扱く。頬をつついて頭を撫でると、それだけで嬉しそうな顔をするのが可愛い。
「甘えん坊だなーもう」
「...だめ?」
「んー、可愛い」
***だって、甘えれば甘えるほどオレが喜ぶのをわかっている。ゆっくりベッドに寝かせて、またキスをしながら触り合う。今度は***の好きな力加減で擦ってやると、一層甘い声を洩らした。
「ん、あ、ラビ、ラビ...っ」
「***、可愛い」
少しずつ脱がしたり脱がされたりしながら裸になる。手も口も全部使って刺激し合って、シーツはお互いの体液でしっとりと濡れていた。そろそろ焦らされていることに気付いたのか、***が何か言いたげな顔で見つめてくる。
「なに?***」
「...ラビ、」
「なぁに?***ちゃん」
「んー...ねぇ」
「んー?」
ちょっと拗ねた顔をしたが、オレが何を求めているか気付いたらしい。目が合っては何かいいかけてやめるのを何度か繰り返す。可愛いが、ちょっとかわいそうになってきたのでそろそろお遊びは終えることにする。落ち着かせるように頭を撫でた。
「***、何してほしい?」
「...ん...と、」
ようやく言葉が出そうだ。***が言えそうな事といえば、気持ちよくしてほしいとか中にほしいとか、そんなところだろう。どんな返答だろうが焦らさないと決めていた。可愛いところはたくさん見られたし、頑張ろうとしてくれただけでも十分だ。顔を見られるのか恥ずかしいのか、隙間なく抱きついてくる。耳元で溢れる吐息に耳を澄ませた。
「...後ろから、...いじめて、ほしい」
「...ん、あ...うん?...いてっ」
オレの素っ頓狂な返事に、照れ隠しなのか強めに肩口へ頭突きしてきた。ぎゅうぎゅうと抱きつかれて、***の熱くなった体温が伝わる。
「...いじめてほしいんだ?」
「............」
「しかも、後ろから?」
声のような息のような、謎の音が聞こえる。いろんな許容範囲を超えてしまったようだが、オレも***が可愛すぎてパンクしそうだ。とにかく、いじめてと言うからにはいじめるしかない。もちろん、***の好きないじめ方で、だ。
「... ***」
「ん...」
「いじめてあげるから、顔上げて」
躊躇いがちに上げられた顔は、羞恥と期待で蕩けきっていた。
―――――――――――――――――――――――
「***、お尻こっち」
言われて、素直に四つん這いになる。さっき「エッチな顔」って言われたのが恥ずかしかったから、顔が見えない体勢に少しほっとする。
「ふふ、よく見えるよ***」
無意識に腰を反ってしまっていたことに、上から手を添えられて気付いた。温かい手のひらでお尻をゆっくり撫でられる。そうされながら割れ目を擦られるとすごく気持ちがよかった。どんなに頑張っても、溢れる吐息から色が抜けなくて恥ずかしい。
「あ、んっ...んぅ」
「可愛い、***」
マッサージするみたいに、体をさすりながら割れ目を擦られる。温かい手に安心して、体が勝手にラビを受け入れる準備をしていく。指を動かされるたびに鳴る恥ずかしい音に、耳を塞ぎたいような、もっと聞きたいような変な気分になる。
「***のここ、すっごくとろとろ」
「ん...ラビ、すき」
「うん、オレも、大好き」
ラビが大好きだからこんなに濡れちゃうってちゃんと言いたいのに、脳みそが溶けたみたいにうまく考えられない。ひとつキスをして、ちょっと待ってねと微笑まれた。優しいラビが大好きだけど、その優しい手でめちゃくちゃにされたいと思ってしまう。
ビニールの開封音がする。少しして、固いものが押し当てられた。できるだけ力を抜いてラビを待つ。ゆっくり先が埋まったと思ったら、あっという間に奥までラビでいっぱいになる。
「あぁっ、んっ」
「きもちー...すっごい、ぬるぬる...」
冷静に言われるとちょっと恥ずかしい。大きく腰を引いて、奥を狙うように突かれると気持ちいい。あたしもラビの動きに合わせて腰を揺らす。
ふいに、ラビがあたしの腰を固定した。激しくされるのかと思って身構えたら、その逆だった。浅いところで小刻みに揺らされて、焦ったくて動かしたいのに許してくれない。これはこれで気持ちいいけど、もっといっぱいラビが欲しい。
「ん、んー...」
「なぁに、***ちゃん」
「ラビ、それ...」
「うん?どれ?」
絶対わかっててやってる。いじめてとは言ったけど、焦らされるのは寂しい。
「ラビ...おく、ほしい」
「ん、じゃあ、はい」
腰を固定していた手を解いてくれたけど、今度は動きが止まってしまった。振り向いたら、ラビがにこっと笑った。
「おいで、***」
ずるい。おいでと言われたらあたしは、ラビの腕の中に収まるしかない。浅く埋まったところから、ゆっくり腰を突き出す。奥まできたら腰を引いて、また腰を打ちつけた。
「***じょーず、気持ちいいよ」
「ん、んっ...あ、ラビっ」
「うん、いい子」
腰は動かしてくれないけど、手を添えてあたしの動きを補助してくれる。たまにお尻を撫でたり叩いたりして、ちょっと調教されているような気分。
動かすコツが掴めてきた頃、あたしがラビを奥に埋めるのに合わせて、腰を打ちつけてきた。すごく深く繋がって、脳に直接届くような快感が走る。
「あんっ、ラビっ、あっ」
「***きもちいい...一緒に、しよ?」
「っ...、ん...」
「可愛い、***...」
ラビが激しく腰を振るのに合わせて、あたしも腰を揺らす。奥までラビを感じて、すごく幸せな気分。
「ラビ、おく、きもちいっ...あっ、ラビ、ラビっ...」
「***、ぁ、くっ... ***、気持ちいいよっ...」
姿勢が崩れて、うつ伏せになる。潰されるような体勢で、ラビとより密着して気持ちいい。何度も何度もお腹の奥をぐりぐりと擦られて、わけのわからない喘ぎ声しか出せない。ラビの獣のような息遣いが頭に響いて、何も考えられなくなる。奥にぐっと押しつけられるような感覚の後、ゴム越しにじわりと熱を感じながら、ゆっくりと意識を手放した。
―――――――――――――――――――――――
背中があったかい。
目を開けたら、ラビに後ろから抱きしめられていた。ふと目の前にラビが脱ぎ捨てたシャツが見えて、手を伸ばして胸元に引き摺り込む。顔を埋めたらラビの匂いがして、すごく幸せな気分。
「...なにしてんの」
「へぁっ」
「オレがいるでしょー」
ラビがシャツを奪おうとしてきたのでしがみつく。小さな攻防の後、ラビがちょっと拗ねた顔をしたから手を離した。シャツを放り投げて、ラビが腕を広げる。
「***、おいで」
優しい声で言うから、正面からくっついた。ラビもあたしに対しては甘えん坊だってことを知ってるけど、頭を撫でてくれる手が優しいから、忘れてあげることにした。
(可愛いねーラビ)
(... ***の方が可愛いさ)