短編
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DNA
「なー、***はオレのどこが好き?」
「んーとね......顔」
「...か、かお?!?!」
たまにはバカップルみたいな会話をしてみたいと思っただけなのに、まさかの答えに栞も挟まず手にしていた本を放り投げた。
「あと、背中広いとこ。ていうか身体全体」
「え、身体目当て...?」
身体を抱くようなポーズをしてみせたら冷たい目で見られた。
「見た目は大事なんだよ。猫好きはさぁ、猫の姿形が好きだから好き勝手されても許せるんだよ?」
「ね こ」
どういう目で見られてるのオレ。
「じゃあオレが何しても許してくれんの?」
「許さないけど」
「じゃあ何で猫の話したの?!」
「わかりやすく言うとそうだけど人間だから全てがそうじゃない」
「ややこしっ...」
ベッドに寝転んで遠い目で天井を見つめる。いつもよくわからないことを言うが今日は一段と意味不明だ。
しばらく黙っていたら***が様子を伺ってきて、腹の上に乗っかった。お前が猫か。
頬や首を食まれて、最後に唇に降りてくる。
「...んむ」
「神田の顔は綺麗だけど、キスしたいとかじゃないんだよねー」
「...なんの話?」
一瞬想像してしまって勝手にイラっとする。細い指が髪を撫でた。
「ラビの顔好きだし、キスしたいし、触りたいし、匂いも好き」
「におい...」
「ラビのことは生理的に受け入れられるというか...うーんと...
遺伝子レベルで好き、かな」
シーツに黒髪が散らばる。
気付けば***を組み敷いていた。
「なにそれ、もっかい言って」
「い、遺伝子レベルで、好き...?」
「エッロ...その言い方めちゃくちゃエッロ!」
「どこが?!」
「わからん、けどこう、遺伝子レベルでエロい」
「それ言いたいだけじゃん、んうっ」
***の脚の間に膝を割り入れ、細い首に噛み付く。甘えたような声を出して、小さな手がシャツの背中を掴んだ。可愛い。この地球上で***がいちばん可愛い。
「今日は頑張っちゃうかも、オレの遺伝子が」
「...その言い方は遺伝子レベルでダサいと思う」
「えぇーっ?」
お互いに隙間なく抱き合う。ゼロ距離で相手を感じる幸せ。
今度はオレから、最高に甘いキスを落としてやった。
(遺伝子ってすげーな...興奮する...)
(ラビが医学書読んでニヤけてるの、誰か助けて)
「なー、***はオレのどこが好き?」
「んーとね......顔」
「...か、かお?!?!」
たまにはバカップルみたいな会話をしてみたいと思っただけなのに、まさかの答えに栞も挟まず手にしていた本を放り投げた。
「あと、背中広いとこ。ていうか身体全体」
「え、身体目当て...?」
身体を抱くようなポーズをしてみせたら冷たい目で見られた。
「見た目は大事なんだよ。猫好きはさぁ、猫の姿形が好きだから好き勝手されても許せるんだよ?」
「ね こ」
どういう目で見られてるのオレ。
「じゃあオレが何しても許してくれんの?」
「許さないけど」
「じゃあ何で猫の話したの?!」
「わかりやすく言うとそうだけど人間だから全てがそうじゃない」
「ややこしっ...」
ベッドに寝転んで遠い目で天井を見つめる。いつもよくわからないことを言うが今日は一段と意味不明だ。
しばらく黙っていたら***が様子を伺ってきて、腹の上に乗っかった。お前が猫か。
頬や首を食まれて、最後に唇に降りてくる。
「...んむ」
「神田の顔は綺麗だけど、キスしたいとかじゃないんだよねー」
「...なんの話?」
一瞬想像してしまって勝手にイラっとする。細い指が髪を撫でた。
「ラビの顔好きだし、キスしたいし、触りたいし、匂いも好き」
「におい...」
「ラビのことは生理的に受け入れられるというか...うーんと...
遺伝子レベルで好き、かな」
シーツに黒髪が散らばる。
気付けば***を組み敷いていた。
「なにそれ、もっかい言って」
「い、遺伝子レベルで、好き...?」
「エッロ...その言い方めちゃくちゃエッロ!」
「どこが?!」
「わからん、けどこう、遺伝子レベルでエロい」
「それ言いたいだけじゃん、んうっ」
***の脚の間に膝を割り入れ、細い首に噛み付く。甘えたような声を出して、小さな手がシャツの背中を掴んだ。可愛い。この地球上で***がいちばん可愛い。
「今日は頑張っちゃうかも、オレの遺伝子が」
「...その言い方は遺伝子レベルでダサいと思う」
「えぇーっ?」
お互いに隙間なく抱き合う。ゼロ距離で相手を感じる幸せ。
今度はオレから、最高に甘いキスを落としてやった。
(遺伝子ってすげーな...興奮する...)
(ラビが医学書読んでニヤけてるの、誰か助けて)